クラウドインテグレーション 導入事例Mule ESB導入事例 宇部興産株式会社様

Mule ESBの活用により、業務プロセスの中核をなすSAPとその周辺システム(約100システム、1100インタフェース)の双方向連携を99.98%の可用性で実現

1897年、宇部市に創業したUBEグループは、現在、2本社、約140のグループ会社、そして多角的な工場群を通して、さまざまな製品を提供しています。これらのグループ企業や工場からの情報を、それぞれの製品や流通/会計のシステムの特性の違いを越えて管理するために、UBEグループでは多数の管理ポータルをSAP ERPと連携させ、統合管理しています。

 

*英語版の事例はこちら(case study in English on mulesoft website)

 

業種:製造業
URL:http://www.ube-ind.co.jp/japanese/index.htm

 


お客様の声

「Mule ESBを連携基盤の中核に採用することにより、計画停止を除く24時間365日稼働を実現することができました。Mule導入後、計画停止を除いたシステムの稼働率は99.98%へ向上し、1回のインシデントによるシステム停止時間は80%削減しました。」
―宇部興産株式会社 友景 浩(経営管理室 情報システム部 部長)

課題

  • 約100システム、1100インタフェースの双方向連携を高い安定性で実現する
  • 個別障害がシステム全体に影響を与えないようにする
  • 維持管理、運用コストを削減する

 

宇部興産株式会社(以下、宇部興産様)は、10年以上前に商用EAI(Enterprise Application Integration)ツールを採用しました。旧システムを開発した当初は、安定性、保守性が問題になることはありませんでしたが、その後、連携すべきシステムの数と種類は大幅に増え、このツールのままでは、宇部興産様のビジネスニーズの広がりに対応することが難しくなってきました。2013年には約100システムがこのEAIツールにつながっていましたが、障害が多発するなど安定稼働面で問題がありました。

このEAIツールは連携システム数の増加、データ量の増加に耐えられるだけの拡張性、安定性に欠け、その結果、個別障害がシステム全体に影響を与え、原因が特定できない障害が多発していました。システムダウンが発生すると、連携システム内のトランザクションは否応なく停止してしまいます。これらの障害復旧には、人手による作業が必要で、それが属人化を強め、障害対応を遅らせていました。

 

2013年1月での同製品サポート終了とSAP物流システムと会計システムのミッション・クリティカルな性質、出庫業務と会計業務の停止や遅延によるビジネスインパクトを考慮し、宇部興産様は、システムの刷新を決定しました。

ソリューション

宇部興産様はESB(Enterprise Service Bus)を活用した新たなシステム連携基盤に移行することを決定されました。このESBは、SAP ERP、Oracle、SQL Server、および約100の自社開発システム、レガシーアプリケーション間の業務データを統合するものです。

システム構成図

 


新システムへの移行にかかる期間を最小限にし、安定性と維持管理/運用に関する上記の課題を解決するための最適なソリューションは以下の要件を満たす必要がありました。

 

  • 周辺システムへの改修が最小限で移行できるように、個別要件に合わせて、機能と連携ロジックを開発できること
  • 開発ツールが使い易いこと
  • 開発者の確保が容易であること
  • SAPシステムへの接続性が高いこと
  • 可用性と信頼性が高いこと

 

複数のEAI、ESB製品を比較した結果、Mule ESB Enterprise のみが上記5つの要件を満たしました。Mulesoftはオープンソースプラットフォームとして、世界最大級の15万人以上が参加する技術コミュニティを擁し、最新の標準仕様や技術へも迅速に対応しています。また、グラフィカルに設計できる統合開発環境“Mule Studio”は、すぐに使えて強力な、個別要件に合わせた開発のためのツールです。独SAP社認定のMuleSoft Enterprise Gateway for SAP (以下、SAPコネクタ)は、BAPIを介してSAPとその周辺システムとの双方連携を実現させました。

 

日本のシステムインテグレータであり、Mule ESBの正規代理店であるオージス総研と、宇部興産様の情報システム子会社である株式会社宇部情報システムは、共同で、宇部興産様の、SAPと1100のインタフェースをもつ約100の周辺システムとの連携(下図)をMule ESBを活用することでわずか3か月で実現しました。

 

 

 システム連携概要


結論

Mule ESBを連携基盤の中核に採用したことにより、刷新後のアーキテクチャーは保守性、可用性、安定性を向上させることができました。可用性は、99.7%から99.98%へ向上。一回の計画停止にかかる維持管理のための停止時間も、1時間から10分へと大きく削減されました。これらの保守性向上により、運用コストの大幅な削減が図ることができました。 

 

「宇部興産様における導入事例は、Mule ESBの高い可用性と安定性、そして拡張性を示しています。宇部興産様からは、障害件数の激減と解決時間の短縮について、高い評価をいただいています。また将来にわたっての拡張性、柔軟性の確保についてもご評価いただき、今後、すべての連携ニーズを満たしていくというゴールに向けて、適用範囲拡大についても十分な可能性を感じていただけました。」
―株式会社オージス総研 大場克哉 (サービス事業本部 クラウドインテグレーションサービス部 部長)

SAP連携に最適の選択を!

オージス総研は、MuleSoft社と共同で、軽量で簡単なSAP連携ソリューション※を提供しています。この連携ソリューションは、オンプレミスの企業システム、クラウドアプリケーションのどちらにも適用でき、また、お客さまのニーズに合わせて選択いただけるよう、SAP ALE (Application Link Enabling)、IDoc、SAP NetWeaver (R) Process Integration のいずれにも対応しています。

  

※連携ソリューションで用いる「Mule SAP コネクタ」はSAPインテグレーション認定センタによって認定された製品です。SAPシステム標準で用意されたインターフェイスである、BAPIやIDocを利用することでSAPシステム側の開発なしにシステム連携が可能となります。またSAP標準インターフェイスを利用する為、システム間連携の品質向上も実現できます。

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