PMマガジン
「プロジェクトマネジメントの昔と今」

2013年01月号
  • 「プロジェクトマネジメントの昔と今」
    OCP−プロジェクトマネジャー(L5) 松井 泰三 

リアルにピンクレディーをしっている人は、私の年代より上の人でしょうね。逆にAKB48って良く聞くけど何?って言う人も同じでしょうか。私は子供たちが好きなので、メンバーの何人かは知ってますよ(笑)

さて、現在 私のチームで遂行中の案件で私が感じていることをお話したいと思います。

私が若い頃のプロジェクトマネジメントは、スーパーPM、スーパーアーキテクト。。。などと呼ばれる凄い方がいらっしゃって、何か大きな案件を始めるぞぉ〜っていうとスーパーPMの誰かさんは何時からなら参画できる・・・アーキーAさんは今月からOK、などと人の調整に走り回っているイメージが強かったんです。

勿論、私も早くスーパーPMと呼ばれるようになりたいと憧れたものです。プロジェクトが始まると、スーパーPMがいろいろな指示を飛ばし、まさにPM中心にプロジェクトが走っている感じがしました。だから、PMの判断はとても重要で、スーパーPMと呼ばれる人が遂行するプロジェクトは失敗しない。こんなイメージが強かったです。

こんなイメージで育った私は、自分がプロジェクトのPMを担当する時は、自分が判断を間違ってはいけない、だからいろんな指標(進捗率、バグ率等々沢山の数字)を客観的に知りたいと思ったものです。

こうなると、本来の開発以外にも間接作業が増えコストもかかるし、お客様への事前説明も大変。PMの自分が倒れるとプロジェクトは即座に頓挫といった、今考えると恐ろしい状況になっていたような気がします。だから、どんなに大変でも最後までプロジェクトを遂行出来るのがスーパーPMだったんです。

しかし、今 東京のとあるお客様向けプロジェクトで目指しているものは少し違います。PMは大きな方向性、価値観を示し、お客様の信頼を勝ち取ることをメインで考える。
一方、設計者チーム、実装チーム(いろんなチームがあるのですが)は、自分達で自分達のやることを決め、自分達でプロジェクトを進めていく。PMが全てを判断しない。(大きなスケジュール、スコープなどはPMが決めています)

常に生産性を高めるために、各チームが自立的に動く。それぞれご担当のお客様からは、「オージス総研さんは、チームの動きが早く、積極的ですね」と言われます。
だから、極端に言えば誰かが都合でプロジェクトを抜けても、影響しないようなチーム作りを行っているんです。

話を戻しますが、ピンクレディーはミーちゃんとケイちゃんでなきゃ成り立たない。どちらか一人がいなくなるとピンクレディーじゃなくなるんです。でも、AKB48はメンバーが変わってもAKB48なんですよね。(モームスもそうでした)

ちょっとこじつけですが、昔はスーパーな個人を中心にマネジメントしてた気がします。だから、メンバーはやらされ感を感じる時もあるし、PMの負担も大きかった。

これからは、個人ではなくチーム(会社)力を高めるマネジメントの方が、開発の現場(短納期、複雑性、社会のストレス等々)にはあっているのではないでしょうか。管理するマネジメントからチーム力を高めるマネジメントに進化している気がします。(勿論、昔も今も両方の側面はあります)時代もピンクレディーからAKB48なんです(笑)

*本PMマガジンの内容は執筆者個人の見解に基づいており、株式会社オージス総研の見解を示すものではありません。

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