PMマガジン
「あなたのモットーは何ですか? 〜モットーを持つということ〜」

2013年03月号
  • 「あなたのモットーは何ですか? 〜モットーを持つということ〜」
    OCP−プロジェクトマネジャー(L5) 横満 仁 

みなさんは自分なりのモットーを持っていますか?
辞書で調べるとモットーとは「日常の行為の目標や方針となる事柄。またそれを表現した語句。」とあり、「ポリシー」「スローガン」「行動指針」もほぼ同義語として扱われます。

モットーを持っていると、こんなメリットがあります。

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1.発言がブレない
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プロジェクトの統括責任者であるPMは多くのメンバーと関わっていき、メンバーに対して発言する機会が多いのが特徴です。

例えば、
  • プロジェクト発足時 ⇒ビジョンや戦略を示し、
  • プロジェクト進行時 ⇒テコ入れ、火消し、方向転換、軌道修正をし、
  • プロジェクト完了時 ⇒振り返り、次へ繋げるための策を練る
これらの局面において、メンバーの心に響くメッセージやアドバイスを送る際、終始、発言内容がブレず、一貫性があることが肝要です。
モットーを持っていれば、根底にある考え方をベースに肉付けして発信することができるので、ブレる心配がなくなります。さらに言い続け、訴え続け、貫き通せば、次第に必ずメンバーの心に浸透していきます。

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2.早急な判断ができる
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複数の選択肢のうち、いずれかを選択する場面に遭遇した際の判断基準にできます。
甲乙つけがたい、究極の選択の場合、自分を信じてよりモットーに沿った方を選択しさえすればよく、モットーに準じて判断しているのだから、本人も納得がいきます。

職種や経験年数・担当業界・担当フェーズを問わず、モットーを持っておくことをお勧めします。そしてモットーは経験とともに進化させていくべきでしょう。

私の現時点でのモットーを紹介します。
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PM = Profit Maker:着任と同時に利益創出の使命を帯び、ビジネスにおける成果を最大限に創出するプロフェッショナルである。その使命を果たすべく、以下に示す「五感(五官)+ 体感」をフル活用させる。

(1)視覚(目)      :全資料に目を通すべし。目に入るものは全て事実である。
(2)聴覚(耳)      :お客様の発言は一言たりとも漏らすな。理解できるまで質問すべし。
(3)味覚(舌)      :達成感・充実感という美味を快感にし、味を占めよ。
(4)嗅覚(鼻)      :お客様・メンバーのサイン(予兆・前兆)を見落とすな。
(5)触覚(皮膚)   :触れ合い・つきあいを最優先せよ。
(6)体感                :経験に勝るものはなし。
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五感が鋭い人は「センスが良い人」とも言われます。
私が知っているセンスが良い人は、広く長いアンテナを張りつづけて、誰も気づかないようなリスクを検知し、早期段階で軽減・除去したり、お客様と良好な関係を築き、その関係を継続していくことに労を惜しみません。
プロジェクトを円滑に進められれば⇒利益を創出できる結果に辿り着けることを知っており、どう振舞えば円滑推進できるのかを最優先して考えているような気がします。

私の場合は全てできているわけではありませんが、モットーを常に意識しています。
ふと我に返ることができますし、困難な壁に遭遇した場合の乗り越え策のヒントになったりしているので割と重宝しています。
また顧客満足・メンバー満足に繋がるように(自己満足にならぬよう)注意しています。

隣の人のモットーを知りたい方は多くいらっしゃるはずですから、社内コミュニティやミーティングの場を利用して共有化をはかってもよいでしょう。時には肩の力を抜いて、皆さんが携わっているプロジェクトのメンバーと一緒にディスカッションして、個人ではなく、プロジェクトのモットーを決定し、とかくブレやすい矛先を合わせてもよいですね。

*本PMマガジンの内容は執筆者個人の見解に基づいており、株式会社オージス総研の見解を示すものではありません。

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