イベント・セミナー

【終了】MBSE推進の仕組みセミナー ~組織作りとツールの活用~ オンライン

2022.09.16 セミナー

6524-head1.jpg オージス総研では、2014年度より毎年9月に、当社システムモデリング、MBSE(Model Based Systems Engineering)を活用いただいているお客様にその導入、活用事例をご紹介いただくセミナーを定期的に開催してまいりました。本年は、MBSEを導入するための仕組みづくりやツールの活用について、お客様に事例を講演いただくとともに、その詳細を解説するセミナーを開催させていただきます。

 現在、MBSEは製造業を筆頭にさまざまな業種のシステム・製品開発に導入されています。この動きはグローバルなMBSE普及状況やIoT/DX等の大きく早い市場変化を背景として加速していることを、当社にお声かけいただくお客様方からも実感しています。一方でMBSEのテクニカルプロセス構築もさることながら、MBSEを組織内に推進・浸透させることに苦労されているお客様が多くいらっしゃることも見えています。
 本セミナーでは、MBSE推進に有効な仕組み―組織、周辺プロセス、ツールなどの観点―について、当社お客様の事例やツール活用法をご紹介いたします。

 オンライン開催となるこの機会に、これまでは、会場への移動が難しく来場を見合わせていた皆さまにも、ぜひご参加頂ければと存じます。

ーー「システムエンジニアリングソリューション」のご紹介ーー
 MBSEを実践したいけど、「どうやっていいのか分からない」「効果が出るのか心配だ」、そんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。オージス総研のシステムエンジニアリングソリューションは、標準的なプロセスの押しつけではなく、お客様の開発現場の流儀に合わせた、実践可能なMBSEを実現します。要求分析や方式/部品選択のトレードオフといった本来のシステムエンジニアリングに注力できるよう、経験豊富なコンサルタントがご支援します。

詳細はこちら==>システムエンジニアリング ソリューション




※当イベント・セミナーの詳細なご案内やお申し込みについては、以下ボタンを押した外部リンク先でご確認ください。後日、お申込みいただいたお客様へ、開催URLをご連絡いたします。

セミナー概要

開催日 2022年09月16日(金)
時間 13:00~17:00 (受付開始:12:45)
主催 株式会社オージス総研
協賛 株式会社構造計画研究所、スパークスシステムズ ジャパン株式会社
参加対象者 MBSE、システムモデリングの導入を検討しており、その導入方法や効果について、より深く理解をしたい方々
製造業およびその関連会社において、DXを推進される方々
組み込み機器またはIoTシステムの開発に携わる方々、およびそのマネジメントに携わる方々
定員 200名
参加費 無料

プログラム

※ 内容・時間などは、告知なく変更されることがございます。

13:00~13:05 開催のご挨拶
13:05~13:40 MBSEを推進するための仕組みづくり
株式会社オージス総研 ソリューション開発本部 モデルベースシステムエンジニアリング部 片山敬介

MBSEという未知のモノに最初に手を付けるとき、あるいはMBSEの有用性がわかってきて組織に展開したいとき、必ずといっていいほど直面するのが「必要性をわかってもらえない」「現場を変えることをいやがられる」といった壁です。この壁を、組織・ツール・プロセス等の仕組みづくりで乗り越える方法を提案し、また事例をご紹介します。
13:40~14:10 開発担当者におけるシステムエンジニアリングの活用と課題
サンデン株式会社 R&Dセンター プラットフォーム製品開発ユニット ITMSセクション 岡本佳之 様

「開発現場が実開発作業を行いながら実施する手の届く範囲の改善活動」として、MBSEのアプローチによる取り組みを進めてきました。
その中で実際に生じた課題やその解決手段、活動を通じて得られた効果や今後の展望等について紹介いたします。
14:15~14:45 並行開発・分散開発の効率化 ~海外での実践ポイント~
スパークスシステムズ ジャパン株式会社  技術部 中本貴志 様

並行開発・分散開発におけるモデルの差分レビューやバージョン管理においては 視覚的な確認が容易ではなく、時間を要すことが多くあります。 このような状況に対して海外ではツールを利用して効率化を図っています。そのエッセンスやGitとの連携についてデモも交えてご紹介します。
14:45~15:25 「ゼロから始めるシステムズエンジニアリングの推進活動」
ブラザー工業株式会社 開発センター 技術革新部 チーム・マネジャー 野上英和 様

2019年から、自社事業に中長期視点で有用な技術開発を行う機能部門の中でMBSEを使い始め、現在、これを有効なアプローチとして部内で広く活用できるように、システムズエンジニアリングの習得を部門全体で行っています。
ゼロからスタートしMBSEの有効性が認知されるまでの、推進における課題と施策について紹介します。
15:30~16:10 モデルベース形式検証ツールDynaSpecによる発見困難な不具合の自動検出
株式会社構造計画研究所 製造企画マーケティング部 太田洋二郎 様

組み込みシステムの大規模・複雑化により、フロントローディングで設計品質を向上させることが求められています。UML/SysMLモデリング過程に形式検証(モデル検査)を導入することで、システム設計者がモデリングと検証を同時並行的に行うことにより設計品質、開発効率を向上させることができます。 本セッションでは専門知識がなくとも形式検証を実現できるツールDynaSpec(Enterprise Architectアドイン)を利用し、モデル検査による振る舞いの網羅検査により、いかにして発見困難な不具合の自動検出を実現できるのかを事例を交えながらご説明します。

製品詳細:https://www.kkeformalmethod.com/ (外部サイト)

16:10~16:55 「システムズエンジニアリングを推進する」オリンパス医療事業におけるシステムズエンジニアリングの取り組み
オリンパスメディカルシステムズ株式会社 システムズエンジニアリング システムズエンジニアリング推進 シニアエキスパート 後町 智子 様
オリンパスメディカルシステムズ株式会社 システムズエンジニアリング 電気アーキテクチャ開発 ドキュメント・モデリングリーダー 鈴木 研 様

2008年から開始されたオリンパスのシステムズエンジニアリングの取り組みにおいて2021年より医療事業部門に、システムズエンジニアリング本部が設立された。現在主力製品に適用を開始しているが、新規プロジェクト適用・推進における課題、施策について紹介する。