はじまるくんひろば

物語アイコン第4話 なにかが星について

第4話イラスト

はじまるくんがいた、なにかが星とはいったいどんなところなのでしょうか。

今回は、なにかが星をちょっと垣間見てみましょう。

大きさは地球の約12分の一(直径で)、重力は約1.2倍、約70パーセントが海、気候は地球とほぼ同じ、一番高い山は海抜約3000m、かたちが富士山に似ているので、なにかが星でも‘ふじの山’と呼ばれています。

金属資源は少ないため、いろいろな種類の木材をうまく使って、建築物を含めいろいろなものを作り出しています。木の種類を組み合わせること、そして木から作った炭素や木から抽出した樹脂の混合物を、しみこませたり、接着用に使ったりすることにより、軽い材料であったり、耐熱性のある材料とか、強度のある材料などを作り出す技術が確立していることによるのです。

金属は、ぜんぜん使っていないことではなく、電気を通すためとか(炭素も使っていますが)、建築物の骨組みの一部にとか使われています。

はじまるくんの刀も、そうですよね。

エネルギー面は、どうなんでしょう。

はじまるくんの祖先が、この星に来たときは、もちろん木材を燃やしたり、炭を作ってそれを利用したりしていました。

燃える石や、燃える水は、ほんの少し発見され、それも使っていましたが、ほとんどは、炭が主燃料となっていました。

それからだいぶたち(なにかが暦150年くらい)、あるとき水の中から、気体が上がってくるのが発見され、それが燃えることに気がついたのです。

燃える空気の発見です。

それを集め、保存し、送り出す、技術も確立していったのです。

この燃える気体の発見が、さらなる大きな発見、ひいてはすごい文明開化につながっていくのですが、その話は次回にお話するとしましょう。

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