ObjectSquare [2003 年 6 月号]

[技術書籍紹介]


「コードで学ぶ アジャイル開発−実践XP エクストリームプログラミング」

コードで学ぶ アジャイル開発−実践XP エクストリームプログラミング コードで学ぶ アジャイル開発
−実践 XP エクストリームプログラミング


山野裕司、岡本和己、小坂優、菅野洋史、丸橋一徳 共著
アスキー刊
ISBN : 4-7561-4288-5

こんにちは。

私たちは、XP(eXtreme Programming)をはじめとするアジャイルなソフトウェ ア開発に興味を持つプログラマです。完全な XP での開発経験はありませんが、 XP の一部のプラクティスを少しずつ実践して、どうすればそれぞれが参加し ているプロジェクトでうまくソフトウェアを開発できるかを模索しています。

このたび、日々の開発業務での成果を「コードで学ぶ アジャイル開発−実践 XP エクストリームプログラミング」という本にまとめました。

ここでは、「コードで学ぶ アジャイル開発−実践XP エクストリームプログラ ミング」の紹介をさせていただきます。

本書の対象読者

本書は、以下のような方におすすめできる本です。

なお、XP についてもっと詳しく知りたい方には以下のサイトや本が参考になります。

本書の目次

本書の内容

本書は以下のような方針で書かれています。

技術的な問題の解決

XP には、従来の開発プロセスの中には見ることのできなかった、リファク タリング、ペアプログラミング、テストファーストというプログラミング のテクニックがあります。技術的な面で不安をいだきながら、実際のシス テム開発にXP を導入するのは非常にリスキーです。開発者が自信を持て ない方法を、どうして顧客が信用できるのでしょうか。少なくとも、基本 的な技術上の問題はクリアしてから、実際のシステム開発にXP を導入す べきです。 本書では、XP で使用する代表的なツールの紹介とその使い方、テストファー ストのやり方、リファクタリングのやり方、テストの書き方やちょっとし たテクニックを扱っています。ペアプログラミングに関しては、文章だ けでその方法や雰囲気を伝えることは困難なため、本書では扱っていま せん。ペアプログラミングについて学ぶには、日本XP ユーザグループ (http://www.xpjug.org/)が行っている勉強会等に参加し、実際にペア プログラミングを体験してみるのが一番よい方法だと思います。

4 つの価値の理解

Scott Ambler が指摘しているように、Kent Beck が最初に基本原理となる XP の4 つの価値を定義し、その後、それを実現するための具体的なプラク ティスを説明したのは非常にすぐれたやり方です。 人は、目的を理解せずに何かを行うのが苦手です。何の役に立つのかわか らない作業を行うのは苦痛でしかないでしょう。従来のソフトウェア開発 プロセスは、理由を明らかにせず、いきなり具体的な方法を説明してきま した。 4 つの価値を理解すれば、なぜそれぞれのプラクティスを実践する必要が あるのか、簡単に理解できるでしょう。本書では、4 つの価値の重要性へ の理解を深めるために、単にXP の概略だけでなく、従来のソフトウェア 開発との違い、XP のベースになっている文化や考え方を紹介しています。

プロセスの理解

従来のソフトウェア開発プロセスは、作業とその成果物という形で作業フ ローを説明してきました。今までの書籍が、それと同じやり方でXP を説 明してこなかったのは、まさにそのような方法自体が問題なのだという認 識があったからでしょう。 しかしながら、従来の開発プロセスの考え方に慣れた頭には、今までの書 籍がとった方法は難しすぎます。プラクティスが無秩序にからみあってい るだけのように見えかねません。 したがって本書では、あえて作業と成果物という形でXP の開発フローを 説明して、XP の開発プロセスを簡単に理解できるようにしています。

※本書「はじめに」より抜粋。

さいごに

本書を手に取っていただけるなら、ぜひ、感想をお聞かせください。みなさん の一言が大きな励みになります。
ご意見、ご感想は auther@xpbook.104.net までお願いいたします。
こちらにメールしていただきますと、著者全員(山野裕司、岡本和己、菅野洋史、小坂優、丸橋一徳)に転送されます。

著者一同




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