ObjectSquare [1999 年 12 月号]

[オージス総研の本]


UMLユーザーガイド

原題:The Unified Modeling Language User Guide
Grady Booch 著 羽生田栄一 監訳
株式会社ピアソン・エデュケーション 6,720円 (税抜き 6,400円)
ISBN4-89471-155-9

※翻訳にあたっては日本ラショナルソフトウェア株式会社様にご協力いただきました。

『訳者まえがき』より 『訳者まえがき』より
『目次』より 『目次』より

REFERENCE


『訳者まえがき』より

本書は、UML成立の立役者で3amigos(スリーアミーゴ)のひとりであるBoochによるUML解説書です。また、以前の著書であるObject-Oriented Analysis and Design with Applications second edition(邦訳は「Booch法:オブジェクト指向分析と設計 第2版」アジソンウェスレイ)を読まれた方はわかると思いますが、Boochは初心者に対してわかりやすく噛み砕いてかつ系統的にものごとを説明するのがうまい人です。したがって、この2つの条件からいえることは、UMLの本質をしっかりとマスターしたいのなら何をおいてもまず読まれるべき本だということでしょう。

本書は初心者から中級者まで、UMLを身につけたいあるいはOMTやBooch法その他のダイアグラム記法は知っているのでさっと全体像をおさらいしたいという読者のためのものです。中級者はざっと全体を斜め読みした上で好きな章から読み進めればよいでしょう。一方、初心者は全体の分量に圧倒されないように気をつけてください。できれば、第1部、2部、4部の基礎編を一通りマスターした上で残りの章に進まれることをお勧めします。

実は、UML 3amigosはそれぞれ1冊ずつ、つまり3冊の本を書くことでUMLを体系的に説明しようとしています。
・Booch UMLユーザーガイド(本書) :UMLを解説したチュートリアル
・Rumbaugh UMLリファレンス :UMLの文法と意味を詳説した概念マニュアル
・Jacobson Unified Software Development Process :UMLを用いた汎用のOO開発方法論の概説書
Boochの手になる本書はあくまでもUMLをモデリング記法としてどう使いこなすかに焦点を当てて解説したチュートリアルですから、UMLのメタモデルを含む概念的な話やUMLの文法の詳細はRumbaugh氏の本をぜひ読んで下さい。また、UMLを使ってオブジェクト指向開発をどのように進めていけば良いのかに関してはJacobson氏のUMLプロセスの本を手にとって見てください。この3冊でUMLの基礎から上級までを網羅していることになります。逆に、こんなに3冊も読んでいるほど暇ではないという実務家は、まずBoochによる本書だけを読めば実際のUMLモデリングのためには十分ということがいえますのでご安心下さい。

※UML1.3は1999年8月に正式にOMGで承認されました。本書はUML1.3について日本語で解説した書籍としても、最も早く出版される本となると思われます。

ページのトップへ戻る

『目次』より

第1部 はじめに
第1章 なぜモデリングするのか
第2章 UMLの概要
第3章 "Hello, World!"アプリケーションの作成
第2部 基本的な構造モデリング
第4章 クラス
第5章 関係
第6章 共通メカニズム
第7章 ダイアグラム
第8章 クラス図
第3部 構造モデリング:上級編
第9章 クラス:上級編
第10章 関係:上級編
第11章 インターフェイス、タイプ、ロール
第12章 パッケージ
第13章 インスタンス
第14章 オブジェクト図
第4部 基本的な振る舞いモデリング
第15章 相互作用
第16章 ユースケース
第17章 ユースケース図
第18章 相互作用図
第19章 アクティビティ図
第5部 振る舞いモデリング:上級編
第20章 イベントとシグナル
第21章 状態マシン
第22章 プロセスとスソッド
第23章 時間と空間
第24章 ステートチャート図
第6部 アーキテクチャのモデリング
第25章 コンポーネント
第26章 配置
第27章 コラボレーション
第28章 パターンとフレームワーク
第29章 コンポーネント図
第30章 配置図
第31章 システムとモデル
第7部 まとめ
第32章 UMLを適用する
付録A UML記法
付録B UMLの標準要素
付録C Rational Unified Process
用語集
ページのトップへ戻る

記事の内容を5点満点で評価してください。
1点 2点 3点 4点 5点
記事に関するコメントがあれば併せてご記入ください。

© 1999 OGIS-RI Co., Ltd.
HOME HOME TOP オブジェクトの広場 TOP