オブジェクトの広場は株式会社オージス総研グループのエンジニアによる技術発表サイトです

技術講座

IEEE Software January/February 2016 目次と要旨(日本語訳)

翻訳:オージス総研 オブジェクトの広場
2016年6月9日

本記事はIEEE Software編集部から頂いた原稿をオージス総研の有志で翻訳したものです.

JanFeb2016表紙

私たちの使命: 先導的なソフトウェアの実践者のコミュニティを作ること.

IEEE Software誌は迅速な技術の変化についていかなければならない思慮深い開発者やマネージャーに対して先進的なアイデアや専門家の分析,確かなアドバイス,思慮深い洞察を提供します. ソフトウェアの理論を実践へと翻訳するオーソリティです.

ソフトウェア工学の将来 (The Future of Software Engineering)

謹んでIEEE SoftwareJanuary/February 2016 (Vol. 33, No. 1) 号 の目次と要旨をお送りします. 各号では無償の記事(英語)やポッドキャスト(英語)がいくつか提供されており, それらは要旨の下のリンクから入手することができます. 残りの技術的な記事を入手するために, 英語のデジタル版 www.qMags.com/ISW/jp を購読できます. お問い合わせは, 編集長であるBrian Brannon (bbrannon@computer.org)宛てに電子メールでお願い致します.

目次

編集長より (From the Editor)

開発者よ, なんじ自身をデバッグせよ (Developer, Debug Thyself)

Diomidis Spinellis

不品行なソフトウェアのリスクは何十年にもわたり過ごしてきたが, 現在では普遍的になりすぎて不用意に隠せない状況になっている. 我々は今行動せねばならない; さもなければ, ご存知のように次のソフトウェアのスキャンダルがソフトウェア開発の息の根を止めるかもしれない.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010003.html

コンピューティングについて (On Computing)

過去のものの記憶 (Remembrance of Things Past)

Grady Booch

我々は, かつてないほど複雑で驚くような可能性を持つ世界で生きている. それらの可能性をコンピューティングが可能にしている状況に我々よりも先に至った人々のために, 我々は自分達の過去を決して忘れるべきではない.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010010.html

洞察 (Insights)

エンタープライズ統合パターンの10年 (A Decade of Enterprise Integration Patterns)

著者らとの会話 (A Conversation with the Authors)

Olaf Zimmermann , University of Applied Sciences of Eastern Switzerland, Rapperswil
Cesare Pautasso , University of Lugano
Gregor Hohpe , Allianz
Bobby Woolf , IBM

本記事シリーズの編集者であるOlaf ZimmermanとCesare Pautasso が, Enterprise Integration Patternsの著者であるGregor Hohpe 氏とBobby Woolf 氏にインタビューする. 参加者達は, その本のインパクト, パターンランゲージの設計, メッセージ指向ミドルウェア, 統合技術の発展, 著者らの将来の計画について論じる.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010013.html

現実的なアーキテクト (Voice of Evidence)

何がアーキテクトを成功させるのか? (What Makes an Architect Successful?)

John Klein Fontana, Software Engineering Institute

アーキテクトのスキルや能力がプロジェクトのニーズにマッチしていれば,成功の可能性は高くなるだろう. さらに,ソフトウェアのライフサイクルの各フェーズでは異なるスキルが必要になる. 提案されたモデルは各フェーズで必要なスキルを特定し, よくある失敗パターンを説明するのに役立つ.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010020-abs.html

信頼できるコード (Reliable Code)

ちっぽけなツール (Tiny Tools)

Gerard J. Holzmann, Jet Propulsion Laboratory

Gerard Holzmann氏が, IDEを使わず, 自分自身のスクリーンエディターでコードを書き, その他すべてをコマンドラインツールで行いたい開発者に簡単なツールを提供する.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010024.html

インパクト (Impact)

ソフトウェアが一線を越えた時 (When Software Crosses a Line)

Les Hatton, Oakwood Computing Associates
Michiel van Genuchten, VitalHealth

フォルクスワーゲン(VW)の”無効化デバイス”の大失敗は, 不安な気持ちになるような, いくつかの質問を提起する. 他の会社はこれを行っているのだろうか? あるいは - もっと辛辣な立場をとれば - 何社がこれを行っているのか? 他の会社が行っていないならば, それらの会社は同じように怪しいソフトウェアプラクティスをまだ使っているのだろうか? ソフトウェアの尋常ではない能力がハードウェアにその特性をもたらすのであれば, 理にかなったことをどのように判断するか?
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010029.html

特集:ゲスト編集者のイントロ (Focus: Guest Editors’ Introduction)

ソフトウェア工学の将来 (The Future of Software Engineering)

Forrest Shull, Software Engineering Institute
Anita Carleton, Software Engineering Institute
Jeromy Carriere, Google
Rafael Prikladnicki, Pontificia Universidade Catolica do Rio Grande do Sul
Dongmei Zhang, Microsoft Research

本特集は, 世界中でソフトウェアの広範な領域で仕事をしているプロフェッショナル達のソフトウェア工学の将来に対する一連の見通しを提供する. 内容は, 現在のトレンドの背景となる研究領域についての詳細な技術的な記事から, 自分自身の将来に対するビジョンの焦点を研ぎ澄まそうと努めている人達からのより短いエッセイや断片的な意見にまで及ぶ.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010032.html

展望—米国 (Perspectives—US)

業界が向かっている先を先進的な考えを持つ4名のリーダーが語る (Four Thought Leaders on Where the Industry Is Headed)

Andrew Moore, Carnegie Mellon University
Tim O'Reilly, O'Reilly Media
Paul D. Nielsen, Software Engineering Institute (SEI)
Kevin Fall, Carnegie Mellon University

ソフトウェア工学の先進的な考えを持つ4名のリーダーが, 我々の業界の進む方向について挑戦的で思わず考えてしまうようなアイデアを提供する. これらのリーダ―達は,自身のスキルセットを更新し続け, 我々の分野を進歩させる新しい技術が有望であることを売り込むというソフトウェア開発者の課題を論じる. これらの依頼したエッセイは, ソフトウェア工学の将来特集の一部である.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010036.html

展望—中国 (Perspectives—China)

中国のソフトウェア開発の将来 (The Future of Chinese Software Development)

Zhengrong Tang, Tuniu.com
Melissa Yang, Tujia.com
Joshua Xiang, Secoo.com
John Liu , Gridsum Technology

中国のソフトウェア企業の4名のチーフテクノロジーオフィサーは, 自分達の業界の急速な成長と, 大規模システムやサービス向けのソフトウェア開発の技術的な課題に対応してきた自らの経験を紹介する. これらの依頼したエッセイは, ソフトウェア工学の将来特集の一部である.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010040.html

展望—ブラジル (Perspectives—Brazil)

ブラジルと現れつつあるソフトウェア工学の将来 (Brazil and the Emerging Future of Software Engineering)

Claudia de O. Melo, ThoughtWorks Latin America
Ronaldo Ferraz, ThoughtWorks
Rebecca J. Parsons, ThoughtWorks

ThoughtWorksのClaudia Melo氏, Ronaldo Ferraz氏, Rebecca Parsons氏は, ブラジル人の観点からソフトウェア工学の将来について自らの展望を紹介する. これらの依頼したエッセイは, ソフトウェア工学の将来特集の一部である.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010045.html

特集: ソフトウェア工学の将来 (Focus: The Future of Software Engineering)

データ駆動要求工学に向けて (Toward Data-Driven Requirements Engineering

Walid Maalej, University of Hamburg
Maleknaz Nayebi, University of Calgary
Timo Johann, University of Hamburg
Guenther Ruhe, University of Calgary

開発者, 要求分析者, マネージャーは, 要求の判断を支援するため, 集計された形式の暗黙的または明示的なユーザーフィードバックを系統的に利用できるかもしれない. 目指すのは, 大衆による, 大衆のためのデータ駆動要求工学である.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010048-abs.html

要求: 持続可能性の鍵 (Requirements: The Key to Sustainability)

Christoph Becker, University of Toronto
Stefanie Betz, Karlsruhe Institute of Technology
Ruzanna Chitchyan, University of Leicester
Leticia Duboc, State University of Rio de Janeiro
Steve M. Easterbrook, University of Toronto
Birgit Penzenstadler, California State University, Long Beach
Norbet Seyff, University of Applied Sciences and Arts Northwestern Switzerland
Colin C. Venters, University of Huddersfield

社会におけるソフトウェアの役割の重要性が高まると,ソフトウェア工学の考え方にパラダイムシフトが必要となる. この焦点の変化は, 要求工学から始まる.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010056-abs.html

ソフトウェア開発の摩擦を減らす (Reducing Friction in Software Development)

Paris Avgeriou , University of Groningen
Philippe Kruchten , University of British Columbia
Robert L. Nord , Software Engineering Institute
Ipek Ozkaya , Software Engineering Institute
Carolyn Seaman , University of Maryland, Baltimore County

グローバルなソフトウェアの資産が成長するとともに, 技術的負債も成長する. 技術的負債の管理は, ソフトウェア開発プロセスを駆動する因子として大勢を占めるようになってきている. ソフトウェアの品質とイノベーションの曲線に先んずることには, ソフトウェア開発の中心的なプラクティスとして技術的負債の管理を確立することが含まれるだろう.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010066.html

ソフトウェア工学におけるクラウドソーシング (Crowdsourcing in Software Engineering)

モデル, 動機, そして課題 (Models, Motivations, and Challenges)

Thomas D. LaToza, George Mason University
Andre van der Hoek, University of California, Irvine

クラウドソーシングは, いくつかの仕事の組織化の先導的なモデルを通じてソフトウェア開発の状況の一部を変えつつある. 本記事は, ソフトウェア開発におけるクラウドソーシングの状況を調査し, 参加する主要な動機を論じ, 先にあるいくつかの大事な課題にスポットライトをあてる.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010074.html

スピード, データ, そしてエコシステム (Speed, Data, and Ecosystems)

ソフトウェア工学の将来 (The Future of Software Engineering)

Jan Bosch, Chalmers University of Technology

最近の産業界と社会のトレンドの評価から, ソフトウェア工学の将来を駆動する3つの主要な因子が明らかになった: それは, スピード, データ, そしてエコシステムの3つである. これらの因子から暗示されることで, 企業のソフトウェア開発プラクティスを発展させるガイドラインが導かれた.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010082-abs.html

知的に透明なソフトウェアエコシステム (Intelligently Transparent Software Ecosystems)

James Herbsleb, Carnegie Mellon University
Christian Kastner, Carnegie Mellon University
Christopher Bogart, Carnegie Mellon University

知的に透明なサービスは, 開発者がリスクを管理し, それらの開発者に行く手に現れる失敗に早く警告を発しつつ, 革新的なプロダクトを迅速に開発することを支援するだろう. インフラは, オープンソースプロジェクトのライフサイクルの全フェーズから得られるデータに分析を適用するだろう.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010089-abs.html

証拠の声 (Voice of Evidence)

ソフトウェア工学教育の将来は運動トレーニングアプローチか? (Is an Athletic Approach the Future of Software Engineering Education?)

Emily Hill, Drew University
Philip M. Johnson, University of Hawaii at Manoa
Daniel Port , University of Hawaii at Manoa

ソフトウェア工学教育の従来のアプローチ - クラスでの講義, 監督なしの宿題の割り当て, たまのプロジェクト - は, 注意が散漫になってしまう機会を多く生んでしまう. この問題に対応するために,著者らはソフトウェア工学教育をもっと運動トレーニングのようにするアプローチを採用してきた.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010097-abs.html

ご意見番 (Sounding Board)

ソフトウェアがソフトウェア工学を推進するのか? (Software Is Driving Software Engineering?)

George Hurlburt, STEMCorp
Jeffrey Voas, National Institute of Standards and Technology

我々は, ソフトウェアのスピードで動く物理的な世界に生きている. これは, ソフトウェアの動向がソフトウェア工学を推進するということであり, その反対ではないことを意味する. それでも, ソフトウェア工学はスキルを持つソフトウェア開発者に支えられたビジョンを持つ企業のリーダーによっても推進される. 本記事は, ソフトウェア工学の将来特集の一部である.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010101.html

実践者のまとめ (Practitioners’ Digest)

グローバルソフトウェア工学 (Global Software Engineering)

産業界の観点 (An Industry Perspective)

Christof Ebert, Vector Consulting Services
Marco Kuhrmann, University of Southern Denmark
Rafael Prikladnicki, Pontifícia Universidade Católica do Rio Grande do Sul (PUCRS)

プロフェッショナルなソフトウェアプロダクト, ITシステム, サービスのほとんどは, 今日グローバルに分散したチーム, プロジェクト, 会社によって開発される. 本号のコラムは, 知識と技術の移転を促進するための産業界の経験とガイダンスを要約する. これは, 毎年開催されるIEEE International Conference on Global Software Engineering での産業界のフィードバックに基づいている.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010105.html

要求 (Requirements)

社会的責任を反映した要求 (Requirements That Reflect Social Responsibility)

Jane Cleland-Huang , DePaul University

少しの簡単なステップが, アプリの開発者が潜在的な害を考え, 軽減する要求を識別し, 確実に自分たちが開発するプロダクトの良さを最大化し, 害を最小化する助けになり得る.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010109.html

ソフトウェア技術 (Software Technology)

モノのインターネット向けの参照アーキテクチャー(Reference Architectures for the Internet of Things)

Michael Weyrich, University of Stuttgart
Christof Ebert, Vector Consulting Services

モノのインターネット(IoT)は, デバイスをシームレスにつなげることにより, 革新的な機能性, より高い生産性を実現するものである. しかし, 産業のインターネット, およびIoTにおける通信についてアーキテクチャー標準がないことは大きな脅威である. 本記事では, 近年のIoTアーキテクチャーの発展と, それが産業プロジェクトにおいてどういう意味を持つかについて概説する.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010112.html

ソフトウェア工学 (Software Engineering)

Apache Mesos のBen Hindman 氏 (Ben Hindman on Apache Mesos)

Jeff Meyerson

Software Engineering Radioのホスト役であるJeff Meyersonが, 分散システムを管理する苦労の多くを取り除くカーネルであるApache MesosについてBen Hindman氏とお話をする.
https://www.computer.org/csdl/mags/so/2016/01/mso2016010117.html