ObjectSquare [1999 年 8 月号]

[オブジェクト指向モデリング言語 UML]
   - 情報処理 VOL.40 NO.1, NO.3より -


UMLと開発プロセス

ユースケース駆動

RUPではシステムに対する機能要求を基本的にユースケースで表現管理するため,ユーザとのコミュニケーションも取りやすい.また,ユースケースがシステムを構成するクラスやその振る舞いを識別し分析モデルを作成する際の基本情報であるのみならず,設計・実装の検証やテストケース作成,ユーザマニュアル作成の情報源としても縦横に活用される.さらに,繰り返し型の開発の各サイクルを駆動する基本単位にもユースケースが採用され,「第n回目のサイクルでは,ユースケースのuc1,uc5およびuc9の基本フローの実現が目標」というように繰り返しのマイルストーンとして使われる.

図-18 ユースケース駆動


© 1999 OGIS-RI Co., Ltd.

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