iPaaS:企業システムを進化させるクラウド連携プラットフォーム

社会のグローバル化が進み、これからの企業システムは、環境変化により迅速に適応する柔軟性が求められています。これを実現するためには、国内、国外の複数拠点やデータセンターの社内システムを連携し、さらに、さまざまなクラウドサービスを組み合わせることで、ビジネスプロセスを最適化することが不可欠です。

しかし、今後、クラウドサービスの活用を無秩序に進めると、システム間のスパゲティ状態が、クラウドにまで広がることになり、さらに混乱を極める恐れがあります。そこで必要になるのが、連携対象毎の技術的差異を吸収し、連携を一元的に管理するためのプラットフォームであり、クラウドにまでその適用範囲を広げた新しいクラウド連携プラットフォーム「iPaaS: Integration Platform as a Service」です。

iPaaSのアーキテクチャ

連携対象毎の技術的差異の例
  • 連携システムごとに異なる通信プロトコル
  • 連携システムごとに異なるデータ形式
  • 連携システムの地理的な配置
  • 自社システムのようなコントロールが効かないクラウドサービス

iPaaSを活用することにより、1)パブリッククラウドサービスと社内システムを組み合わせてビジネスプロセスを実現する。2)クラウドサービスを含む業務システム間の連携の一元管理を行う。など、ビジネスプロセス自動化による業務の効率化や、クラウド利用状況の把握やクラウド利用ポリシーの適用などのガバナンスの向上が可能になります。

iPaaSへのアプローチ

オージス総研ではiPaaSを、クラウド、オンプレミスなどに近い将来点在することになるであろう企業システムを可視化統合し、それらのガバナンスを可能にするクラウド上の基盤として捉え、現在、開発を進めております。 iPaaSを連携基盤として活用することで、企業システムに対して以下のようなメリットをもたらすことが可能になると考えます。

  • クラウドサービスを自社のビジネスプロセスにすばやく組み込む
  • 様々なクラウドサービスに接続するためのコネクタ群や、コネクタを開発するためのツールキットを提供し、クラウドサービスを社内システムと連携し、自社のビジネスプロセスに組み込む際の開発コストを抑え、迅速にクラウドサービスが活用できるようになります。

  • グローバル拠点に分散する自社システムも位置に依存せず連携する
  • グローバルレベルの複数拠点やデータセンターに分散するシステムもその物理的な位置や個別システムの稼働時間を意識せずに連携するなど、独立性の高い疎結合連携が可能になります。

  • 社内に蓄積されたデータの利活用を促進する
  • 社内システムで管理しているデータをWeb APIとして容易に公開可能にします。これらを認証・認可等必要なセキュリティを設定した上で公開することで、社員やパートナー企業、顧客とのデータ共有が促進されます。

  • モバイル活用を進めることができる
  • Web APIでの情報共有は、特に、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイルデバイスからのアクセスに有効です。社員はどこにいても社内の情報にアクセス可能になり、業務の効率化、スピードアップが図れます。顧客に対する情報公開は、自社の製品やサービスの付加価値を高め、またサードパーティのアプリケーションを経由しての情報共有など、情報流通チャネルを拡大することにつながります。

  • クラウドサービスを含む企業内のITシステムとのその関連の可視化と管理をする
  • 企業内システム、クラウドサービスの連携を個別に進めると、システム間、サービス間の依存関係の一元管理が困難になり、スパゲティ化を招くことになります。企業内の連携処理をすべてiPaaS経由にすることにより、連携のスパゲティ化を防ぎ、企業システムの全体像が容易に把握可能となります。 これは、維持管理コストの削減につながるだけではなく、将来の変更への柔軟性の確保、また将来のアーキテクチャ構想の検討にも有効です。

iPaaSを支える技術

オージス総研は、これまで「百年アーキテクチャ」のコンセプトのもと、ビジネス環境変化に迅速に対応し長期間持続可能な企業システムの実現に取り組んできました。 オージス総研のiPaaSは、この取り組みのなかで追及してきたサービス指向アーキテクチャ(SOA)と世界的に実績のある連携基盤オープンソースESBを活用し、クラウド対応機能を強化した、これからの企業システムの連携基盤を実現します。

サービス指向アーキテクチャ (Service-Oriented Architecture: SOA)

サービスを組み合わせて企業システムを迅速かつ柔軟に実現するSOAの考え方は、クラウドの時代となった今、さらに重要なものになってきました。
オージス総研は過去10年以上にわたり、モデリングによるビジネスとITの可視化を通して、ビジネスとITの整合性を確保し変化に柔軟に対応する企業システムを実現するためのSOAに取り組んできました。

(1)ビジネスに必要な機能を一から開発するのではなく、多彩なクラウドサービスを組み合わせて実現すること、また(2)自社のコンピテンスを支える重要な機能を社内に構築し、それを既存システムやクラウドサービスと組み合わせてビジネスプロセスを構築すること、これらは、今後のシステム構築の考え方として注目が続くSOAの実現にほかなりません。

エンタープライズサービスバス (Enterprise Service Bus: ESB)

オージス総研は、Mule ESBを開発・販売しているMuleSoft社と2007年に代理店契約を締結し、日本・アジア地域におけるパートナーとして、金融、製造、通信等の様々な企業様の、ESBによるシステム連携基盤構築のご支援を続けてきました。

オージス総研のiPaaSは、当社がこれまでSOAに取り組んできた中で蓄積した知見と、ESBを基盤の中核に活用してきた経験・ノウハウを集約した、この時代にふさわしい企業システムの連携基盤を実現します。

オージス総研のシステム連携ソリューション

現段階においてもオージス総研は、お客様のニーズに合わせて多様なシステムの連携ソリューションをご提供しております。
詳細は、「システム連携紹介ページ」をご覧ください。

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