仮想データ統合基盤「Red Hat JBoss Data Virtualization」

複数のデータソースを1つの仮想データベースとして扱う仮想データ統合基盤

仮想データ統合基盤とは、複数のデータソースを1つの仮想データベースとして扱うことのできるミドルウェアです。ここでいうデータソースはリレーショナルデータベースの他、NoSQLデータベース、ファイル、Webサービスなど多種多様なデータを指します。複数のデータソースにまたがったビューを作成し、あたかも1つのリレーショナルデータベースであるかのようにSQLを発行してアクセスできます。また、仮想データ統合基盤自体にはデータを保持せず、リアルタイムに元のデータソースからデータを取得することができます。

レッドハットが提供する仮想データ統合基盤 (JBoss Data Virtualization)

■Red Hat JBoss Data Virtualizationについて

Red Hat JBoss Data Virtualization(以下、JDV)は、レッドハット株式会社の提供する仮想データ統合基盤のミドルウェアです。多種多様なデータソースに対応しており、統合された仮想データベースは一般的なインターフェースを通じてアクセスできます。以下の図はJDVの主な構成要素を表しています。

 

 

          

 

 

左側は実際にデータを持っているデータソース側で、右側は仮想データベースを利用するアプリケーション側です。仮想データベースにSQLのアクセスがあると、その仮想データベースに定義された各データソースに対して適切なクエリを発行します。

 

 

 

 

■データモデル

仮想データベースは2つのデータモデル(物理モデルと論理モデル)で構成されます。物理モデルは各データソースに1対1に対応したデータ構造を表現したものです。論理モデルは1つ以上の物理モデルをもとにして必要なデータ構造に整理したものです。どちらのデータモデルも実際のデータを持たずデータの構造のみを表現しています。

 

 

 

                

 

 

 

 

■デザインツールを用いたデータモデルの作成

JBoss Developer Studioから利用できるTeiid Designerというデザインツールを用いて仮想データベースのデータモデルを作成することができます。以下の図はTeiid Designerの実際のスクリーンショットです。

 

 

 

                  

    

 

 

   

■対応データソース

データソースとして以下のようなリレーショナルデータベースやWebサービスなどに対応しています。(2015年4月時点)

 

・データベース (Oracle, IBM DB2, Microsoft SQL Server, Sybase ASE, MySQL, PostgreSQL, Ingres)

・データウェアハウス (Teradata, Netezza, Greenplum Database)

・Hadoop (Cloudera CDH, HortonWorks Data Platform, Apache Hive)

・オフィス製品 (Google Spreadsheets, Microsoft Excel, Microsoft Access)

・特殊データ (MetaMatrix, LDAP, ModeShape Hierarchical Database)

・NoSQL (MongoDB, Apache Cassandra, JBoss Data Grid)

・アプリケーション (Salesforce, SAP NetWeaver Gateway)

・コネクタ (Flat Files, XML Files, XML over HTTP, SOAP Web Services)

 

サポート状況の詳細や最新情報についてはこちらのページを参照ください。

 

 

■データへのアクセス制御

あらかじめJDV上に作成したユーザとロールによって、仮想データベースへのアクセス制御を行うことができます。データベース自体のアクセス可否だけでなく、テーブル単位、カラム単位の読み取り、書き込み権限の設定や、特定の項目のマスキングを行うことができます。顧客テーブルを例にすると以下のようなアクセス制御を設定することができます。

 

・ロール1のユーザーはすべての情報にアクセスすることができる

・ロール2のユーザーは顧客名称にアクセスすることができない

・ロール3のユーザーは業種がElectronicsのデータにアクセスすることができない  

 

 

 

            

 

 

 

この機能を用いることで、1つのデータソースに対してアプリケーションごとにアクセスできるデータを変更するといったことが可能になります。

 

 

■ご提供可能なJDV関連サービス

オージス総研では以下のJDV関連サービスのご提供が可能です。

 

(1)JDV導入のためのコンサルティング、PoC実施

JDVを導入するためのコンサルティングや特定のテーマを検証するためのPoCの実施を行います。

 

(2)JDVを用いた開発

JDVを用いたシステム開発を行います。

 

(3)JDV製品の販売、サポート

オージス総研はレッドハットのビジネスパートナーとして、Red Hat JBoss Data Virtualizationの販売、サポートを行っています。

 

 

 

JDVの適用例

■仮想データウェアハウス基盤

例として、複数の業務システムが持つデータ(顧客データ、売上データなど)を横断的にまとめてレポートを作成する場合を考えます。各システムが持つデータは構造が統一されておらず、レポートを作成するには整理されたデータとして一度変換する必要があるとします。このような場合、ETLツールを用いたデータウェアハウスの構築などが行われますが、データの変換時とレポート作成時でタイムラグが生じたり、データの変換前後で重複したデータを保持することになったりといったデメリットがあります。そこで、仮想データ統合基盤を用いることで、リアルタイムに各データソースを統一されたデータ構造に変換し、レポートを作成することができます。

 

 

■その他の適用例

・BIツール連携

・データ登録バッチ処理削減

・ビッグデータ連携

・データ統合サービス化基盤

・統合データアクセスコントロール基盤

・監視ログデータ統合

・データ移行基盤

・オープンデータ活用基盤

 

 

 

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