エンタープライズ・オープンソース テクノロジーイノベーション

 Linuxに代表されるオープンソースソフトウエア(OSS)は、品質や性能の面で商用製品と比べても、遜色がないレベルになってきています。
コスト面でのメリットばかり強調されているOSSですが、ベンダのサポート切れや、必ずしも必要とされない機能追加のためのバージョンアップなど、商用製品特有の課題から解放されるという大きなメリットもあります。
オージス総研では、これまで「エンタープライズ・オープンソース・センター」において企業システムにOSSを有効かつ安心して適用していけるように、実証試験や技術開発を進めています。
OSS活用方針
・SIやサービスビジネスなどへのOSS利用実績、ノウハウの蓄積
・オージス総研におけるOSS活用の促進、先端技術の提供
・コミュニティ活動を通してのOSS活用推進への貢献
OSSに関するオージス総研の取り組み
・OSSの動向調査
・OSSリファレンススタックの整備
・商用プロダクトとの相互運用性検証
・オープンソースコミュニティへの貢献
・次世代ソリューションへのOSS適用技術開発
・OSSライセンスに関する正しい知識の啓蒙
オープンソースソフトウエアを導入するメリット

IT投資の適正化

ソフトウエア製品を導入するためのコストは、主に以下で構成されます。

「ライセンス費用」
「サポート費用」
「導入作業費用」

オープンソースソフトウエアは、一般的に「ライセンス費用」については無償なものが多いですが、製品に関するサポートが必要な場合は「サポート費用」を支払うことによって、製品に関する技術的な問い合わせや、バグ・セキュリティパッチ等についての情報が受けられます。この費用に関してはサポートを提供する製品やベンダによりサポート価格は様々です。「導入作業費用」については自社のノウハウ不足により、社外のベンダに委託すると、結果的にプロプラエタリな製品導入時コストと変わらないということもありえます。
結局、コストについて言えることは、プロプラエタリソフトウエアと比較して単純にコストが低い・高いということではなく、その企業の状況や適用対象によって必要な製品やサービスを選択して、効率的なコスト抑制を実現できるのが、オープンソースソフトウエアだということです。
例えば、適用製品検討やシステムの開発時は無償のコミュニティ版を利用し、本番運用前にエンタープライズ版でサポート契約を締結し、システムが安定運用できるようになってきた場合や、相対的にシステムの重要性が低くなってきた場合は、サポート契約を停止してコミュニティ版で利用し続けるということも可能です。

ベンダ・ロックインの回避

プロプラエタリなベンダ製品は、一般的に定期的にメジャーバージョンアップを実施し、旧バージョン製品については、一定の期間をおいてサポートを終了します。そのため、その製品を利用しているユーザ企業は、全く必要性のない製品バージョンアップを強いられることにで、新たなライセンス購入等、無駄なコストが発生します。
この無駄なバージョンアップを避けるために、他の製品に乗り換えることも可能ですが、製品を利用しているシステムが、このベンダ製品に依存する構造になっていた場合は、他の製品に乗り換えることは並大抵のことではありません。いわゆるベンダ・ロックインに陥っているといえます。
オープンソースソフトウエアについては、バージョンアップに新たなライセンス費用は発生しません。新バージョンへの移行作業コストは発生しますが、それを避けるためにそのまま旧バージョンを利用し続けるということもできます。

エンタープライズシステムを構成する部品としての永続性

特定ベンダにライフサイクルがコントロールされるプロプラエタリ製品に対し、オープンソースソフトウエアのライフサイクルは永続的です。複数の企業や個人によって支えられているコミュニティベースのオープンソースソフトウエアは、そもそも特定企業のコントロール配下にありません。又、特定ベンダが中心となって開発されているものにおいても、例えばそのベンダが解散やM&Aで消滅したとしても、そのベンダが提供していたソフトウエアは使い続けられますし、そのソフトウエアの市場性が高ければ、新たにそのソフトウエアのサポートを提供するベンダが出てくることも一般的なことです。


体制
OSSコミュニティや開発プロジェクトを通して集積したノウハウを、技術情報やOSSスタックという形で整備し、製品開発やシステムインテグレーションを支援します。
OSSリファレンススタック
オージス総研が取り組むOSSの利用に関して、OSSスタックとして、開発支援、アプリケーションから、運用・監視分野までをカバーした研究活動を行っています。

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