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2016年10月25日(火)

きざしレポート

アナログは今後どうなるのか

新コンテンツ「きざしレポート」

生活者をとりまく外部環境の変化や、市場のトレンドに着目しテーマを設定。リサーチャーがテーマ周辺の事実(fact)を読み解き、そこに見え隠れする仮説を市場の「兆し」として捉えます。今回のテーマは「アナログは今後どうなるのか」。業界の枠を超えた新たな市場機会発見やビジネス課題設定のヒントとして、ぜひご活用ください。


テーマ設定の背景

アナログレコードの出荷量は前年の1.5倍。フィルムカメラの人気などアナログブームが取り上げられている。しかもそれを牽引するのは、アナログで育った中高年層だけでなく、生まれたときからPCやインターネットの中で育った<デジタルネイティブ世代>だと言われている。デジタルネイティブ世代がアナログ的なものに惹かれるのはなぜか。アナログはこれから益々その市場を伸ばすのか。アナログ的なものが好きなこの世代の若者4名に、実際にインタビューを行いその結果から考察した。

調査結果(抜粋)

【きざし①】
アナログの入り口は「趣味」「好きなこと」、強くディープなつながりの中で楽しむ

今回あがったアナログ的なものは「リアルゲーム」「ボードゲーム」「フィルム写真」「メッセージボード(手書き)」「イラスト(手書き)」「カセットテープ」など。もともと自分が好きなこと、したい事がベースにあり、自分の中のこだわりを求める中で手段として行き着いている。趣味が入り口なのでこだわりも強い。

【きざし②】
モノそのものの価値よりも「経験価値」、楽しむプロセス全体の文脈が大切で手間暇かけることが価値の高さにつながっている。

デジタルツールに比べアナログツールはスタンバイからアウトプットまで時間がかかる。モノの良し悪しもさることながら、一連の行為や雰囲気、それを楽しむための自分のマインドセットまでが価値である。「手間暇かけることが価値に通じる」というイケア効果を実証している。

【きざし③】
自分の好きな世界で周りに承認されたいという普遍のニーズ。アナログはオンリーワン的満足感とそれを楽しむ自分の肯定につながり自己承認を満たせる。

解釈:好きなことが対象なので思入れは強く、オリジナリティが大切。コピーや量産が出来にくいアナログでの表現は満足感が得られやすい。また「承認不安の時代」と言われる中で、経験価値を評価するアナログは、プロセスを大切にする自分を見ることで、「他己承認」がなくとも「自己承認」が得られる心地よさがあるのではないかと思われる。


これらの結果を基にしたアナログの今後をめぐる「きざし仮説」、きざし仮説をもとにした課題提起、さらに今回実施したインタビュー発言のまとめについて、資料をまとめております。下記より無料でダウンロードできます。


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