「働き方改革」の実現に向けた現場・現物・現実の重要性

2019.05.30 行動観察リフレーム本部メンバー

働き方改革とは

現在、厚生労働省では、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などを現代社会の課題として捉え、働き方改革を実施しています。政府では、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが、働き方改革の重要な位置づけであるとしています。

厚生労働省では「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く人の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現する必要があるとし、働く人、一人ひとりがより良い将来の展望を持てるように業務・組織風土改革を行う事を民間企業に求めています。

働き方改革の実現に向けた現場・現物・現実の重要性

国内の多くの企業が、長時間労働を課題と捉え、残業の抑止、削減に取り組んでいます。しかしながら、制度や方針は整ったにもかかわらず、現場社員への浸透が不十分な例や、本質的な改革に至っていない例もあり、結果が伴っていない企業も存在します。

また、政府の進める育児や介護、嘱託社員、同一労働同一賃金の改正法や?性の活躍などの制?改革が始まりましたが、十分な対応ができている企業はまだ少ないのではないでしょうか。

生産性の向上による長時間労働の解消や、働きやすい職場環境・制度づくりによる従業員の幸福度の向上など本質的な「働き方改革」の実現に向けては、実際の働き方や働く現場に目を向けることが重要ではないでしょうか。

他社の事例が常に自社にマッチするとは限りません。成功事例の踏襲ではなく、自社の現場・現物・現実を深く理解して、本質的課題に対して本質的施策をとること。これが働き方改革の実現に向けた方策の一つと考えます。

オージス総研は、現場の理解から課題解決策の提案と導入支援、定着化まで一貫して支援いたします。

長時間労働対策(業務効率化)に向けたアプローチ

私たちは業務効率化へのアプローチの一つとして、経営層の要望と現場部門の実態を把握し、共に方向性を導き出していきます。

経営層へのヒアリングを行うとともに、行動観察・エスノグラフィの手法を活用して現場の事実・実態をとらえ、業務を可視化。組織の現状とありたい姿(Asis/Tobe)のGAPから方向性を導き出し、その解決に資するソリューションのコンセプトづくり・構築・運用までをワンストップで支援します。

<コンサルティングのフロー>

行動観察を活用した超上流コンサルティング

女性やシニアの価値観の把握による職場改善

女性やシニアにとって働きやすい職場環境・制度づくりを目指すにあたっては、働き方についての個々の価値観に焦点をあてることが重要です。

女性・シニアといった単位でまとめて考えるのではなく、エスノグラフィなどの手法によって少数であっても個々の価値観を深く理解して本質的な仮説を得ること。これにより表面的な施策にとどまらない職場づくりに向けた検討が可能になります。

<価値観把握に向けたプロジェクトの実績>
 ・ワーキングマザーの働き方価値観
 ・アクティブシニアの価値観
 ・イクメン男子の価値観把握

働き方改革の実現に向けて、クライアントさまの目的・課題に応じたご提案が可能です。お気軽にご連絡・お問い合わせいただけますと幸いです。


※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は公開当時のものです。予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

関連記事一覧