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[ObjectDay2001特集]






OOモデリング道場

ObjectDay2001レポート

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OOモデリング道場とは

ワークショップ「OOモデリング道場」では、2つのチームがGreedGameという名前のサイコロゲームをどのようにオブジェクト指向でモデリングするかを競いあってプレゼンし、観客がどちらがよかったかを判定しました。GreedGameについては こちら を参考にしてください。
モデリングの教材でよくある図書館システムのようなものではないですし、また業務で作るようなモデルでもないので、純粋に「スポーツ的」にモデリングを楽しむことができるというわけです。某Oージス総研では新人の通過儀式(バンジージャンプのようなもの)になってます。
今回は、二つのチームが参加して事前にモデリングをおこなっておいて、ObjectDay当日にプレゼン、ギャラリーを交えたモデルの再検討をおこない、最終的に勝者をギャラリーの投票によって決めるというルールになってます。

参加したチーム

参加したチームは一つが「新生Bチーム」もう一つが「モデ豆チーム」です。

■ 新生Bチーム

まず新生Bチームの説明から。なぜ「新生」なのか気になりますね。その裏には。。。
当初OOモデリング道場ではもっと複数のチームがエントリーしていました。ところが業務都合等でチーム間の統廃合が行われ、最終的にBチームとよばれていたチームに他の解散したチームの残りメンバーが加入し、”新生”Bチームとしてよみがえったという興亡史があります。
そういう歴史的事情からメンバーはたくさんの企業の混成チームになってます。仕事の合間を見つけて、メールベースのやり取りでモデリングを行った模様です。まさにコラボレーション。すばらしい。


■ モデ豆チーム

もう一つのチームはオブジェクト指向のエキスパート集団、 豆蔵 中心のメンバーです。と思ったら、サイトにモデ豆奮闘記なるものがのっていたので、GO 。 結構若い人も多いメンバー構成ですね。楽しそう。


対決(どっちのモデルショー)

ここで両者のモデルを提示して批評をしたいところですが、禍根を残したくないので、あえてモデルには深く突っ込みません。



ファイトッ!


■ 最初のプレゼン

まず両者持ち寄ったモデルで自分達のモデルを説明します。基本的に分析レベルでは[ゲーム]-[ラウンド]-[ターン]といったゲームにおける時間・状況の階層構造を考えている点、得点計算などのルールを分離している点では一緒です。
それぞれの特徴の差は設計モデルで生まれます。シンプルな新生Bチームの設計に対して、ゲームフレームワークを考えて、そのフレームワークを利用したモデルとしてGreedGameのモデルを考えた豆チームというところですね。
個人的にはどちらも、ぶっ飛んだ超絶モデルではなく良心回路のついたマジメなモデルに感じました。


■ ディスカッション

それぞれのチームの陣地にわかれて、大型プラズマディスプレイに自分達のモデルを表示します。ここで観客をまきこんだディスカッションタイムが始まります。かなり熱い議論が繰り広げられていますが、両チームの陣地には3重くらいに人が取り巻いていて、ほとんど画面が見えん。。。その間に隣のXPワークショップを冷やかしに行ってました。
(数分後..)
とりあえず帰ってくると議論はまだまだ白熱中、両チーム共にギャラリーの意見に押し負けてモデルをいくつか修正する場面も。ただどちらも設計レベルのモデルなので大幅な修正は難しいらしく、パッチをあてるような修正にとどまります。


■ 最後のプレゼンタイム

今度は、相手のモデルに対するツッコミありのプレゼンタイムです。ここらへんは、コンサル歴の長いメンバーが在席している豆チームが有利かも。
ここでモデルの不備をつかれて、ちょっとだけ新生Bチームが押されました。負けるなBチーム!!


■ 勝敗 食べたいのはどっち?

そのあとギャラリーによる勝敗判定がおこなわれ、結局、勝者は「モデ豆チームになりました。ここでフォローするのも何ですが、モデルの観点から考えるとそんなに一方的な試合ではなかったと思います。新生Bチーム側は、ちょっとだけ相手のネームバリューに気持ちで負けていたかなぁと思いました。


■ 私の感想

観客に勝敗を決めてもらうモデリング対決は、見る側としてはとても面白かったです。
ただ事前のモデリングの段階で設計モデルまでが細かく作成されていたので、いまいちギャラリーが参加しづらい雰囲気になってしまったのは残念です。事前のモデル作成は最小限のスケッチぐらいにとどめた方がよかったかも知れません。
ObjectDay当日にリアルタイムにモデリングしていって過程を見せつける方が、見ている側にとっては面白いし参加もしやすそうですしね。(相手のモデルをちょっとパクるといった反則攻撃とか)勝負を白熱させる要素も多くなりそうです。
最後に、よい勝負を見せてくれた両チームに感謝です。
終わり。

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