[技術講座]
PnutsとはSun Microsystemsの戸松氏によって開発されたJavaVM上で動作するスクリプト言語である。Javaを用いて実装されているため、Javaが動く環境(JDK1.1以上)であればどこでも用いることができ、PnutsスクリプトからJavaのAPIのクラスを自由に操作して利用することがきる。またソースコードも公開されている。
Pnutsの主な特徴としては、以下の点が挙げられる。
またそれ以外の特徴として、「Pnuts自身はオブジェクト指向言語ではない」という点がある。クラスを定義したりするときはJavaで行い、Pnuts側からオブジェクトを(生成したりして)利用することになる。
Pnutsの主な利用法は以下の形になるだろう
まだまだいろいろな分野での応用が考えられるがとりあえずこれくらいにしておこう。
もっと詳しい紹介は本家サイトで見よう。
本家サイトからダウンロードすることができる。ここでは、バイナリだけではなくソースコードや日本語ドキュメントを手に入れることができる。Windowsな人間はzipフォーマットをUNIXな人間はtar + gzipフォーマットのバージョンをダウンロードしよう。(実はどちらも中身はいっしょ)
とくに作業は必要ない。適当なディレクトリにダウンロードしてきたファイルを展開する。すでに起動用のShellスクリプトやバッチファイルが存在することを確認することができる。
WindowsユーザならコマンドプロンプトでPnutsを展開したディレクトリに移動してpnuts.batと打ち込んで挙げればこういう画面が立ち上がるはず。Unixユーザでもだいたい同様。そのディレクトリにあるお好みのpnuts.*シェルスクリプトを実行する。
E:\kanno\oed\pnuts\pnuts_1>pnuts Copyright (c) 1997-2000 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Pnuts version 1.0rc1, 1.3.0_02 (Sun Microsystems Inc.) >
もっといろいろな設定が必要になってきた場合はWindowsユーザならpnuts.bat、UNIXユーザならpnuts.bashもしくはpnuts.kshをカスタマイズするか自分用の起動スクリプトを作成する。
この対話型のシェル上でPnutsスクリプトを打ち込んで直接結果を取得することができる。この対話型シェルを終了する際にはexit()と入力する。
ちなみにグラフィカルな対話型ツールも用意されている。このツールを使いたい場合は、pnutool.*(バッチファイルもしくはシェルスクリプト)をつかう。
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