ObjectSquare [1999 年 8 月号]

[オブジェクト指向モデリング言語 UML]
   - 情報処理 VOL.40 NO.1, NO.3より -


UMLの特徴

UMLでは,既存のほとんどの方法論をサーベイし,開発プロセスとは独立した記法の部分に限定して,オブジェクトモデリングに有用と思われるダイアグラム記法をできるだけ取り込んでいる.さらに,メタモデルによってダイアグラムの見た目(図の文法)とは独立にそのセマンティクス(図の意味)を与えている.モデリング言語と呼んでいることから分かるように,UMLはプログラミング言語と同様に,記法(文法)とその意味(セマンティクス)をともに定義している.これによって,単なるダイアグラムの描き方の統一ではなく,オブジェクト指向モデルを表現したダイアグラムに対する同一の解釈を保証している.

UMLには次の特徴がある.


© 1999 OGIS-RI Co., Ltd.

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