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[オブジェクトの広場のオフ会レポート]


オブジェクトの広場のオフ会レポート

written by

FXIS  横川 耕二



こんにちは、オフ会のレポートを頼まれた横川です。今までオフ会というものに出たことがなく、感想には不適切な部分があるかもしれませんが、お許しください。

僕が感じたオフ会の最初の関門は何だと思いますか?それは服装です。オフ会と言ってもお世話になっている会社の方々ともお会いするわけですから、服装は迷うところでした。僕は迷った挙句に結局ジーパンとジャケットで行きました。でも参加者は背広の方が多かったです。会社帰りだから背広が多いということもあるでしょう。
会場の田町へ行くのは初めてでしたが、地図があり、道もわかりやすかったので迷うことなく会場に着くことができました。

セミナーの教室につかっているという40人ほど入れるなきれいな部屋にビデオプロジェクタが用意されていて、チュートリアルの準備がされていました。参加者は30人ほどで、結果的にはチュートリアルや自己紹介をするにはちょうど良い人数でしたね。
オフ会の最初にリファクタリングについて平澤さんから1時間ほどのチュートリアルがありました。これは僕にとってとても勉強になりました。それに、こういうお題目があれば参加しやすくなるものです。その意味でも良い企画だったと思います。

チュートリアル光景1

チュートリアル光景1
チュートリアル光景2

チュートリアル光景2

チュートリアルは短い例題コードを示し、ここに問題があるとするとどんなものかを参加者に問うことから始まりました。短いコードなのに名前、ロジック、構造などいくつもの視点で意見が出されたのは面白かったです。
コンピュータプログラミングは文芸の面を持っていると僕は思っています。でも、文芸的に見てしまうと短いコードでも議論が尽きることはないでしょう。しかし、たとえ文芸的な側面があってもコードは工業製品ですから、工業製品としての尺度で合理的な評価を下すことができます。Martin Fowler「Refactoring」には再利用性や可読性などを尺度として品質を上げるOO再設計テクニックがその細かい手順も含めてまとめられているようです。このチュートリアルではリファクタリングという作業の概要を説明していただきました。参加者からは規模の大きなリファクタリングはどうするのか?リファクタリングのタイミングはいつ、どのくらいの頻度で行うのか?などの質問や、コードの見直しは今までもやっているが、それを堂々とプログラミングのひとつの工程として行えるのがうれしいという意見などが出ました。
参加者も実際にプログラミングをやっていたりその開発工程にかかわっている方々が多いですから、身近な課題としてリファクタリングを受け取れたのだと思います。
また、翻訳本も近々発売されるそうで、タイミングも良かったですね。
ピザが届いたというので急いでチュートリアルを切り上げ、ピザを囲んでビールで乾杯。それから全員の自己紹介をしました。

いろんな会社の人が居て、遠くは大阪から駆けつけた方も居らっしゃいました。そう言えば、なぜか学生の方は居ませんでしたね。

その後それぞれ適当に集まって世間話となりました。やっぱりそれぞれの職場でのOO技術導入状態が話題になってました。僕は全面的にOO技術をとりいれている職場に居ますが、職場によってはうまく導入されていなかったり、分野によってはあまりメリットがないという話も聞けて、興味深かったです。
そして、ピザとビールがなくなったところで終了となりました。

乾杯!!

乾杯!!
OO技術で話は盛り上がる

OO技術で話は盛り上がる

最初のオフ会だということと、OO技術のエキスパートの方ももちろんいらっしゃいましたが、興味はあってもまだ使っていない方もいらっしゃったという状況から、敷居の低い雰囲気があったように思います。 僕は敷居の低いユルい繋がりの場所が好きなので、こんな雰囲気で続いてくれればうれしいなと思いました。
このような楽しくて有意義な場を設定していただいたオブジェクトの広場のスタッフの方々にこの場を借りて感謝を述べさせていただきます。

そう言えば、ピザを囲んで歓談しているときにFowlerさんの「アナからパタもち」色紙が披露されてましたね。それに加えてもう一つ別の色紙が出てきましたが、残念ながら僕は見そこねてしまいました。思えばそれだけが心残りです(^_^)

つぎのオフ会も楽しみにしています!!

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