[特別イベント]
責務駆動設計 ( RDD : Responsibility-Driven Design ) の発案者の1人であり、デザインパターンの活動にも大きな影響を与えた Rebecca Wirfs-Brock さんをお迎えして、オブジェクトの広場主催で以下のセミナーを開催します。本セミナーのタイトルで使われている「設計ストーリー」という言葉は、設計上のアイデアを簡潔にまとめた文書や説明を意味します。参加人数が限られていますが、興味のある方はぜひご参加下さるようお願いいたします。
セミナー名「設計ストーリーを語る技」セミナー 講演者Rebecca Wirfs-Brock 講演者所属Wirfs-Brock Associates 開催日時9 月 12 日(水) 13:30 - 17:00 会場(株)オージス総研 東京オフィス (地図) 定員10 名( 先着順 ) 対象者・実システムのアーキテクチャを考案した経験がある人
・英語で自らコミュニケーションしようという気持ちがある人 参加料無料 申し込み期限9 月 6 日(木) 18:00 まで
19 世紀の遺伝学者である Francis Galton は次のように述べています。
「仕事に熱中した後や、自分にとって完全に明快で満足のいく結果に到達した後、これらの結果を表現しようとするとき……、まったく異なる知の次元に入り込むことから始めなければならない、と感じることがよくある。私は自分の考えを、考えをそのまま表現できない言葉へと変換しなくてはならない」
皆さんは、設計上のアイデアを伝えるのに苦労したことはないでしょうか?設計を説明するための最善の方法は、設計上のアイデアを考えた方法と同じではありません。本セミナーでは、設計上のアイデアを他の人たちに伝えるためのヒント、テクニック、ガイドラインを説明します。例えば、説明する相手によって、情報のまとめ方や提示方法を変えなければなりません。また、効果的にコミュニケーションを行うためには、説明する人と聞く人の間で共通に理解しているものや、特に強調すべき点を把握する必要があります。さらに、何を強調し、何が基本的かを理解し、累進的な実感のテクニックを用い、複数の興味深い部分に分けて設計の全体像を明らかにすることができます。
本セミナーのハイライトは、短時間の焦点がはっきりした一連の作業を通じて、参加者が自分自身の設計ストーリーをまとめてみることに挑む点です(*)。
*:時間的に厳しいので、演習の時間は 30 分程度になる可能性があります。また、演習で作成して頂く設計ストーリーは日本語で記述して頂いても OK です。
Rebecca Wirfs-Brock は、革新的で多大な影響力が持つ設計の実践者だと認められている。彼女は、責務駆動設計 ( Responsibility-Driven
Design ) として知られているオブジェクトについての考え方を考案した。また、「 Object Design : Roles, Responsibilities,
and Collaborations (邦訳:オブジェクトデザイン
- ロール、責務、コラボレーションによる設計技法) 」と古典的な名著となった「 Designing
Object-Oriented Software 」の主著者である。さらに、設計に関するコラムを IEEE Software に寄稿している。
Wirfs-Brock氏は、テクトロニクス社に 15 年間勤務し、そこで最初の商業的な Smalltalk のシステムの開発を指揮した。現在は、Wirfs-Brock Associates の社長であり、著書、講義、講演を通じて、設計者、プログラマ、分析者ためのインフォーマルなテクニックや思考のための道具の普及を行っている。Wirfs-Brock氏が考案し広く利用されているものの中には、ロールステレオタイプと会話形式のユースケースがある。現在は、オブジェクト設計、アーキテクチャ、ユースケースの記述方法についての教育や、顧客に対して設計、アーキテクチャ、オブジェクト技術のマネジメントに関するアドバイスを提供している。
本セミナーに参加ご希望の方は、以下の内容を明記の上、メールの Subject に「設計ストーリーを語る技 セミナー係」と書いて OOSQUARE-EDITOR@ogis-ri.co.jp 宛にお送りください。
ご応募で頂いた個人情報につきましては、本件「設計ストーリーを語る技」セミナーのご連絡のみに使用いたします。
お客様の個人情報は、当社の個人情報保護方針に基づき、適切にお取り 扱いいたします。また、ご本人の承諾なしに、第三者機関へ提供することはありません。
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