ObjectSquare [2001 年 10 月号]

[技術講座] CppUnit 入門


1. インストール

1.1. ダウンロード

 では、CppUnit をダウンロードしてきましょう。私が改良したバージョンは次の場所からダウンロードできます。

 オリジナルの CppUnit は以下の場所にあります。

1.2. インストール (Linux、Cygwin など)

 インストール方法はごく標準的なやり方です。以下のコマンドで /usr/local へインストールできます。XXXX の部分は実際にはバージョン番号 (日付) が入ります。

$ tar -zxf cppunit-x-2001XXXX
$ cd cppunit-x-2001XXXX
$ ./configure
$ make
$ make install

 ここで、configure は、後で説明する Autoconf によって作成されたシェルスクリプトで、使用するコンパイラなど開発環境を調べて、Makefile などを生成する働きをします。

1.3. インストール (MSVC++)

 Microsoft Visual C++ (以下 MSVC++) で CppUnit を使用するには、圧縮ファイルを展開し、ワークスペース msvc/cppunit.dsw を開いて、プロジェクト cppunit をビルドしてください。msvc/cppunit.lib が作成されるはずです。あとの設定は3章で詳しく説明します。

CppUnit

1.4. ドキュメント類

 次の章へ進む前にドキュメント類について簡単に説明しておきましょう。まず最初に読むべきファイルは README (README_ja) です。ソフトウェアの概要が書かれています。それから、ライセンス条項が COPYING に書かれていますので、一通り目を通しておきましょう。CppUnit は LGPL というライセンスで配布されています。また、更新履歴が ChangeLog というファイルに書かれています。


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