ObjectSquare [1999 年 2 月号]

[Happy Squeaking!!]


2.Squeak演習:クラスの継承関係作成

2.4 階層ブラウザの利用


Humanクラスも、Employeeクラスも一応すべての実装をおこなったので、ここでもう一度全体像を把握してみましょう。
システムブラウザで、Employeeクラスを選択し、ポップアップメニューで"hierarchy"を選択します。

"hierarchy"の選択

下部に、継承関係を示すテキストがインデントされて表示されます。

Object ()
	Human ('name' )

		Employee ('id' 'employedDate' )

Objectが継承木のルートであり、それをサブクラスとしてHumanがあり、さらにそのサブクラスが、Employeeになっています。

さらに詳しい情報を見たい場合には、システムブラウザから、Hierarchy Browserを開くことができます。
今度はポップアップメニューで、"spawn hierarchy"を選択してください。
階層ブラウザが立ち上がります。

階層ブラウザの起動

階層ブラウザは、クラスの継承関係をたどりながら、属性や操作の定義を見ていくときに非常に便利です。

一番上のObjectを選択してみましょう。実に多くの操作が定義されています。
いままで、任意のインスタンスに対し、inspectのメッセージを送ることでその中身を見ることができましたが、これも実はObjectクラスでinspectのメソッドが定義されていたことによります。

Objectクラスで定義されているinspectのブラウズ


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