ObjectSquare [2008 年 4 月号]

[技術講座]


顧客との賢いコミュニケーションのために

コミュニケーションツールとしてのドキュメントの働きを考える

正木威寛
山内奈央子

本稿では、「お客様とのコミュニケーションを図る」役割としてドキュメントを捉えるという観点から、コミュニケーション不全が起こすトラブルやそれらを防ぐための心構えを考察し、さらにそれらを助けるためのツールとしてドキュメントを紹介していきます。

システム開発の現場では、開発を依頼したお客様と、システム開発を担当するエンジニアとの間でやりとり(コミュニケーション)をしながら開発が進められます。これには、要求定義書や設計書などの公式に納品される文書もあれば、開発の進捗や今抱えている問題など、開発の経過に関する文書やメール、あるいは口頭でのやりとりも含まれます。
どのようなやりとりであれ、お客様とのコミュニケーションでは、伝えるべきことを伝えているか(コミュニケーション内容)、それは正確に伝わっているか(コミュニケーション手段)、そしてメールや文書テンプレートなどのツール、この3つが重要です。もしどれかが不十分であれば、それがコミュニケーションギャップやミスコミュニケーションとなり、プロジェクトの深刻な問題となること があります。本稿では、上記3つに対応し、コミュニケーションのポイントを、

  1. コミュニケーション内容を改善する考え方
  2. コミュニケーション手段を改善するプラクティス
  3. コミュニケーションに役立つかゆいところに手が届く文書
に分けて解説します。

※本稿は翔泳社発行の 開発の現場 Vol.003 に掲載されたものを翔泳社の許諾を得て掲載しています。
『開発の現場』 Vol.003 https://www.shoeisha.com/mag/kaihatsu/backnumber/vol3.asp

※一切の転載をお断りします。

記事

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