事例

Force.com導入事例 大阪ガス株式会社様

投資フォロー業務をクラウドで支援

エクセルへの自由記入、そのエクセルをメールのやり取りで運用していたため、「記載レベルの不統一」「更新履歴管理」など非効率な運用をされていました。今回クラウドを活用され、データを一元管理することにより、入力段階から高品質な記載レベルを確保できました。またForce.comの強みであるレポート&ダッシュボード機能を活用する事で、全体~分野~個別案件など、組み合わせ自在なポートフォリオ分析が容易となりました。

導入前の課題

データ収集業務に多大な労力がかかり、分析業務に影響

・データの収集は、記入されたエクセルファイルをメールで回収していたため、内容確認のやり取り、履歴管理が面倒である。
・エクセルへの自由記入のため、記載レベルが統一しておらずデータ品質が一定しない。
・案件に対し1ファイルで管理していたため、複数案件を多様に組み合わせて分析するには、非常に労力がかかる。

導入ポイント

クラウドを活用することで、各拠点で直接入力が可能となり、品質の高いデータの一元管理を実現

・入力支援(必須項目、データ量、文字タイプ、整合性、HELP機能など)を行い、入口段階で高品質な記載レベルを確保する。
・データベース化することで、当年データだけでなく、過去データも一元管理を実現する。
・全体~分野~個別案件など、組み合わせ自在なポートフォリオ分析を容易にする。

 

導入効果

スクラッチ開発と比べ、コスト1/2、期間1/3にて実現

・入力データの品質が向上し、データ収集業務の効率化。本来の分析業務に掛けられる時間が増大した。
・要件定義工程を除くと、スクラッチ開発と比べ、コスト1/2、期間1/3にて実現できた。
・大阪ガス様における開発標準の部分改訂、セキュリティ機構の構築などクラウド利用のためのインフラ整備が進んだ。

お客様の声

仕様が簡単な本業務はクラウドに適しており、期待通りのパフォーマンスとなった。
今後、プロトタイプ開発手法を活かすためには、ユーザー関与をいかに高めるかが鍵である。一方、クラウド利用のパイロットシステムとして、セキュリティやデータ保全など運用面からの知見も蓄積していきたい。

 

2011年3月 投資評価部マネジャー 綾部 雅之 氏