ObjectSquare [2006 年 4 月号]

[技術書籍紹介]


ビジネスモデル設計のためのUML活用

ビジネスモデル設計のためのUML活用
〜企業改革とシステム構築へのアプローチ〜

 

著者:森雅俊・宗平順己・左川聡
定価:2,079円(税込)
出版社:毎日コミュニケーションズ刊
lSBN:4−8399−2017−6

目次 目次
内容紹介 内容紹介
推薦のことば 推薦のことば

目次

はじめに

推薦のことば

第1章 ビジネスモデルから考える企業再構築 〜経営戦略とはビジネスモデルを考えること〜
 1 なぜビジネスモデルから考えることが必要か
 2 ビジネスモデルとは
 3 ビジネスモデル設計の目的と手法分析
 4 ビジネスモデル設計方法
 5 第1章のまとめ

第2章 UMLによるビジネスモデル表記法から情報システムヘの連携(理論編)
 1 ビジネスモデルの可視化
 2 UMLによるビジネスモデルの表記法
 3 第2章のまとめ

第3章 実践編 モデル企業への適用
 実践ビジネスモデリングとは
 0 モデル企業のプロフィールを理解する
 1 プロジェクトを立ち上げる
 2 現在のビジネスモデルを可視化する
 3 改革のシナリオを作る
 4 新しいビジネスモデルを作る

第4章 技術編 情報システムヘの展開
 1 情報システムヘの展開とは
 2 ビジネスモデルのためのUML拡張
 3 情報システムの実装に向けて

付録 用語集 参考文献一覧

TOP ページのトップへ戻る

内容紹介

本書は、企業の抜本的改革や新しい事業への進出といった 「ビジネスモデルの再構築」の方法を解説しています。実際にビジネスモデルを作り上げていく手段として情報システムの構築が前提となりますが、この具体的な手法にUMLを使用した業務プロセスの可視化方法を理論編、実践編、技術編に分けて解説しました。

最初にビジネスモデルを再構築する時の考え方や方法を説明し、そして、UMLを使用してビジネスモデルから情報システム設計と開発までの間を情報の断絶なくシームレスに連携できる方法を説明しています。

本書は、通常の情報系の図書と違い、ビジネス分野を取り込んだ範囲を対象としており、こうした情報分野とビジネス分野の融合に挑戦したつもりです。また、2007年からは、日本版SOX法(企業改革法)が施行予定で、企業の内部統制やlTガバナンスを可視化するビジネスモデルの表記から情報システムへの、シームレスな連携ができることが求められる時代となっています。その場合にも、本薯の内容が役立つものと考えています。

TOP ページのトップへ戻る

推薦のことば

本書は、本邦初のビジネスモデルの設計法について書かれた成書である。ビジネスモデルの設計の始点となる戦略策定手法から始まり、ビジネスモデルの表記法についても、これまでの提案を比較評価し、その上で情報システムの設計に連続した形で作業を行う手法を提案している。これまで個別に解説されたことはあっても、このような一貫した解鋭は初めてではないだろうか。 もちろん、いまだに発展途上で今後多くの改善が必要であろうが、本書はそんな議論の課題を明らかにしてくれると同時に、現在ビジネスモデルに基づいた企業情報システムを開発している現場にも大いに参考になるはずである。

ビジネスモデル学会会長
東京大学大学院教授 松島克守

TOP ページのトップへ戻る

© 2006 OGIS-RI Co., Ltd.
HOME HOME TOP オブジェクトの広場 TOP