
| 3. モデル・図の作成 | 
| 3.1 ユースケース図(use case diagram) | 
|  | Jun先輩、このように、ユースケース図を使って、要求分析を行っていけばいいのですね? | 
|  | そうだよ。また、通常は、ユースケース図を作成すると同時に、ユースケース単位でドキュメントを作成するんだよ。ユースケースのドキュメントには、ユースケースの目的を2、3行で記述した概要と、業務フロー的なイベントフローの2種類があるんだ。 | 
|  | これらのドキュメントはお客様にも見せるのですか? | 
|  | もちろんだよ。これらのドキュメントをベースに、開発要求についてお客様と意識の擦りあわせを行うんだ。だから、ユーザが理解できる言葉で記述しないといけないよ。 | 
|  | はい。イベントフローには、どんな内容を記述すればいいのですか? | 
|  | イベントフローには、ユースケースがいつ、どのように開始・終了するかや、アクターとユースケースとの相互作用について文書で記述するんだよ。このとき、ユーザインターフェースを細かく記述することは避けよう。ユーザインターフェースの使い方を変更するたびに、その記述を書き直さないといけなくなるからね。また、例外についても、例外フローとして記述しておこう。 | 
|  | はい、分かりました。 | 
|  | では、「注文を登録する」ユースケースについてのイベントフローを書いてみようか。 | 
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 図3.1.3 Chen君が作成したイベントフロー:「注文を登録する」ユースケースについて 
 
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|  | メインフローでは、注文商品をすべて指定配送センターが取り扱っているかどうかによって、最後の処理が分かれます。 | 
|  | そうだね。こんな感じで作成すればいいだろう。 | 
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|  | では次に、シナリオを作成しよう。 |