【オブジェクトの広場】【チュートリアル】 - 分析編 1. オブジェクト指向による分析とは?

 

jun これから分析を始めていくわけだが、その前に、オブジェクト指向によるシステム開発の分析とはどういうものかをきちんと認識しておこう!
chen はい、よろしくお願いします。
jun オブジェクト指向による分析には、「要求分析」と「システム分析」の2種類があるんだよ。「要求分析」にはユースケースを使用し、システム分析にはオブジェクトモデルを使用するんだ。ユースケースについては、「ユースケース図」のところで詳しく説明するよ。
  

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ber

 

jun Chen君、オブジェクト指向分析の目標って何だかわかるかな?
chen うーん、開発しようとしているシステムについて理解することでしょうか?
jun それはそうなんだが、「何を開発したいのか」を明確に理解することが目的なんだよ。そして、そのときに「ユーザの視点」から考えることが大事なんだよ。
chen なるほど。分析では、お客様が理解できるような言葉やモデルを使って進めていくということですね。では、オブジェクト指向による分析をする上で必要なものって何ですか?
jun オブジェクト指向分析のための材料としては、次のようなものが必要になるよ。
 

 

 

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chen 分かりました。オブジェクト指向の分析では、この材料を使って、システムに対する要求を、ユースケースやオブジェクトを使ったモデルとして表現するのですね?
jun そうだよ。そうしたモデルを UMLで記述したドキュメントがオブジェクト指向分析による成果物になるんだよ。例えば、このチュートリアルでは次のものを作成するんだ。場合によっては、これ以外の図を作成することもあるよ。

 

 

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ber

 

☆オブジェクト指向の基本知識☆
オブジェクト
  • 「インスタンス」とも呼ばれ、現実世界に実際に存在するもの
  • 状態、振る舞い、識別性を持つもの
    • オブジェクトの状態とは、そのオブジェクトがとりうる状況を1つ指定したもの
    • 振る舞いとは、オブジェクトがどのように行動したり、他のオブジェクトからの要求に対してどのように反応したりするかを示したもの
    • オブジェクトはそれぞれ識別性(アイデンティティ)を持つ。オブジェクトの状態が他のオブジェクトと同一であった場合でも別のものとして識別されなければならない
クラス
  • 共通の構造や共通の振る舞いを持ったオブジェクトの集合を、抽象的に定義したもの
  • クラスは、3つに区切られた長方形で表す(下図)
    • 1番上の領域には、クラス名を記述する
    • 2番目の領域には、構造(属性の集合)を記述する
    • 3番目の領域には、振る舞い(操作の集合)を記述する
 

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クラスの表記

 

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クラスとオブジェクト

ber

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jun Chen君のように今までオブジェクト指向以外の方法で開発をしてきた人の場合、ついついシステムのロジックを考えてプログラムを想像しがちになるんだ。でも、オブジェクト指向開発では、そういうことは設計段階で考えるべきことなので、注意しよう。
chen 分かりました。今までの開発経験をあまり意識しないようにしてやっていきたいと思います。
jun よし。では、オブジェクト指向分析で大事な材料となる情報を検討していくことにしよう。これからお客様のところへ行って、システムを開発していく上で必要となる情報をヒアリングしよう。

 

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