[オブジェクト指向は本当に「オブジェクト」指向か?]
5.参考文献
- オブジェクト指向方法序説−基盤編:James Martin / Jim Odell著、三菱CC研究会OOタスクフォース訳
(株式会社トッパン)
多重分類、動的分類という考え方を提唱したJim Odellの著書です。今回紹介したような実装環境に依存しない、オブジェクトと分類の関係や、メタモデル、パワータイプなどに関する詳しい考察が書かれた、概念的な内容の充実したオブジェクト指向方法論です。
- アナリシスパターン:Martin Fowler著、堀内一監訳、児玉公信 / 友野晶夫訳
(アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン株式会社)
Jim Odellの友人であるMartin Fowlerの著書で、多重分類、動的分類を実際に使った概念モデルが数多く紹介されています。
- UMLモデリングのエッセンス:Martin Fowler / Kendall Scott著、羽生田栄一訳
(アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン株式会社)
やはりMartin Fowlerの著書で、UMLの記法や開発プロセスが中心の本ですが、多重分類、動的分類についても簡単に紹介されています。
注:"multiple classification"と"dynamic classification"の訳語は上記の3冊でそれぞれ「多重分類化」「動的分類化」、「多重型付け」「動的型付け」、「多重分類」「動的分類」と若干異なっています。またその他に「多重クラス分類」「動的クラス分類」という訳語もありますが、ここでは「UMLモデリングのエッセンス」で使われている「多重分類」「動的分類」を使用しました。
© 1999 OGIS-RI Co., Ltd. |

Prev. |

Index |
|