8. Squeak演習:マルチビューの実現

ここではSqueakを使い、複数のビュー(Observer)が一つのモデル(Subject)を参照するアプリケーションを作成することにします。

まず先ほど作成したMVCアプリケーションのCounterに、別のViewを定義し、同一モデルに対してマルチビューが提供できるように拡張します。
Observerパターンが使われていることよって、多様なビューが新たに追加されていったとしても、オリジナルのモデル部分のコードにまったく変更を加えずに済んでいることを確認して下さい。

また、Observerパターンの利点として、複数のObserverに対して、同時に変更通知を送れる(ブロードキャスト)ということがあります。モデルを参照するビューが同時に複数存在しても、やはりモデル側はまったく影響を受けないのです。

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