8. Squeak演習:マルチビューの実現

8．3　マルチビューCounterの起動

それでは、マルチビューでCounterアプリケーションを立ち上げてみましょう。

まずはCounterLauncherのクラスインスタンス変数counterをセットします。
ワークスペースでCounterLauncher initiallizeと"do it"して下さい。

CounterLauncherにlaunchBy:で異なるビューを与えると、同一Counterモデルを参照するビューが複数立ち上がります。

一行ずつ"do it"して下さい。

CounterLauncher launchBy: (CounterLineView new).
CounterLauncher launchBy: (CounterTextView new).

マルチビューでCounterアプリケーションが立ち上がります。

マルチビューCounterアプリケーションの起動

どちらのビューでもかまいませんので、カーソルを合わせてu、dのキーボード操作を行ってみてください。

ビューが同時に更新されます。

ビューの同時更新

念のためオブジェクト図で動作イメージを示します。

マルチビューCounterアプリケーションのオブジェクト図

マルチビューなので、二つと言わず、更にビューの数を増やしたり減らしたりして楽しんでみてください。

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今回もなかなかのボリュームでした。しかし最後まで読み通したあなたは、デザインパターンについて基本をしっかり把握し、一歩先ゆくOO技術者を目指す足がかりを得たのです。次回は、デザインパターンのPart2です。今後のトレンド間違いなしのリファクタリングというトピックを扱います。ご期待ください。

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