［オブジェクト本分野別ランキング］

- プロジェクト管理 -

OOに限らず、適切なプロジェクト管理は、ソフトウェアの開発には不可欠なものです。
エンジニアでプロジェクト管理という行為そのものを嫌うヒトも多いでしょうがことオブジェクト指向ということになるとそうもいっていられません。
本来，オブジェクト指向という考え方は対象や開発プロセスの複雑さをいかに手なづけ適切な単位で管理していくかという点に深く関わっているからです。

とはいえ、プロジェクト管理の基本は，従来型とOOとで大きく異なるわけではありません。
基本的なコンセプトである、

• リスク管理
• スケジュール管理
• ドキュメント/中間成果物管理
• ヒト/モノ/カネのリソース管理
• ピープルウェア

といった視点が重要であるのはまったく同じことです．ただしその組み合わせ方と実施のタイミング・サイクルが現代のマーケットおよび技術変化サイクルを反映して非常に高速回転の繰り返しスタイルにシフトしてきている，ということが大きな違いです。

また従来の開発技法でもプロジェクト管理は重要でしたが、プログラマや設計者ときれいに分離された形で実施することが可能でした。しかし、オブジェクト指向でのいわゆる繰り返し型インクリメンタル開発プロセスでは、そのプロジェクトにかかわるメンバーのみんながある程度、開発プロセスやプロジェクト管理の基本について把握しておく必要があります。自分の担当しているクラスがその上流や下流とスムーズにトレースできる分すべての工程に関しての全体的な理解がより快適な繰り返しサイクルを保証することに繋がるからです。

と、いうわけで以下のような本を挙げています。(今後順次追加していきます)

- プロジェクト管理 -

現場のプロジェクト管理者と言えば、上司と喧嘩のひとつやふたつはやらかして、部下にはそっぽを向かれて、ユーザーの要求はころころ変わり、いつも納期遅れで、バグは噴出して徹夜で対処したり、と七転八倒、四面楚歌、一発逆転、人生いろいろと神経をすり減らす日々を送っているのがお決まりのコースです。

そういう話は別に日本独自ではないようで、アメリカ人のマネージャ達も 日々悪戦苦闘を繰り返すものの、それでもやっぱりシステム開発は かなかうまく運ばないようです。 ここに挙げたのは、そんな人達が自身の苦労を愚痴にせず、 苦い経験をなんとか役立ててもらおうと考えて書いた珠玉の本ばかりです。

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