事例

精密機械メーカーA社

回収・保管する手間と場所が不要になり、当社の高セキュリティ区画内で回収後データを削除し、買い取ることで廃棄コストを大幅削減

大量リプレースを機に国内各拠点から頻繁に送付されてくる利用終了PCが本社の担当部署の業務を圧迫。PCの受取、保管、データ消去、売却までを一括でアウトソースすることで、煩雑な管理の手間を一挙に削除

導入前の課題

PC保管場所の不足・管理作業が大きな負担

A社では全国に広がる拠点で利用を終了したPCを本社に送付し、一旦保管したうえで、データの削除や急にPCが必要となった場合の予備機として管理していた。大量リプレースの際は利用終了PCが処分作業スペースの容量を超えるなかで受入と作業をしており、紛失や盗難のリスクもあった。また、PCの入出庫の受付、記録、対象PCと管理台帳との突合せ等の事務処理は担当部門にとって大きな負担となっていた。さらに、PCの廃棄処分の際は、データ消去、機器の廃棄を専門の業者に委託しており、内部の作業工数と外部委託の二重コストが発生していた。

導入のポイント

予備PCの運用実績・専用設備に高い評価

A社では2006年から予備PCの運用管理をオージス総研に委託しており、その実績をベースにPCを安全、安心かつ効率的に処分する利用終了PC処分一括請負サービスの提案を受けた。複数の企業からの提案と比較するなかで、高セキュリティの専用設備での作業や保管、入出庫記録、台帳消し込み等の管理業務が可能であることをオージス総研独自のメリットとして高く評価した。
また、大きなメリットとして、データを完全に消去することで従来は廃棄していたPCの売却が可能になった。廃棄コストが無くなる上に買い取り費用が収入となり、PCリプレースのトータルコストが大幅に削減されるとともに担当部署の業務負荷も一括でアウトソースできる点が大きかった。

導入効果

セキュリティ意識の向上・管理作業の大幅削

利用を終了したPCは、全国の拠点からオージス総研の大阪テクニカルセンターに直接送付され、A社の保管スペースが有効活用できるようになった。大阪テクニカルセンターは、PC管理専用の施設として、セキュリティ設備が完備されており、自社で保管していた際に懸念していた紛失・盗難のリスクもなくなった。
回収されたPCは、すぐにデータ消去が実施されるが、PCにメディアが挿入されていたり、梱包に機密書類等が混入している場合は、本社に報告される。従来と比較し、アウトソーシング化で利用終了PCに関する社内ルールが浸透し、逆にセキュリティ意識が高まることにつながった。「一連の管理業務の負担が削減されたことが一番大きかった。またPCの買い取りにより利用終了PCのトータルコストそのものが黒字化したこと、セキュリティ意識が向上したことにも非常に満足している。」とA社の担当者は語る

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