
お客さまの課題解決に寄り添い、
お客さまが見えていない本質的な解決までたどりつく醍醐味
ソリューション開発本部エンタープライズソリューション第二部 第三チーム
国際文化学部 出身
N.I
プロフィール
大学の近隣の店舗を訪ね、商品データベースを構築する授業を通じてお客さまが抱える課題や要望をITの力で解決するSEを志すようになる。外販ビジネスにも力を入れている点や、親会社との関係性に魅力を感じ、2001年オージス総研に入社。公的機関向けシステムを皮切りにキャリアをスタートし、現在はERPパッケージの導入提案を担当している。

これまでのキャリアと仕事内容
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- 入社1年目
(2001年〜) -
- 公的機関通信指令システム開発プロジェクト(担当者)
- 入社から間もなく、公的機関通信指令システム構築における、発注仕様書の別紙となる帳票設計の主担当に。上司のサポートを受けながら担当者へのヒアリングを重ね帳票設計を実施。
- 入社1年目
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- 入社5年目
(2005年〜) -
- 公的機関通信指令システム開発プロジェクト(責任者)
- 新たな公的機関通信指令システム再構築を担当する責任者(リーダー)として、基本設計フェーズでは、はじめて一人で要件設計や課題管理、スケジュール管理を担当。引き続き、開発フェーズでは、施工監理業者として、開発業者とお客さまの間に入って、課題やスケジュールの調整を担当。
- 入社5年目
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- 入社11年目
(2011年〜) -
- 公的機関放置駐車管理システム開発プロジェクト
- 育児休暇から復帰後、放置駐車管理システムのソフトウェア開発監理担当となりスケジュール管理や仕様管理、品質管理に従事。時短勤務で労働時間が限定されるなか、これまで以上に目的意識を持ち、効率性を重視した仕事を心がけるように。
- 入社11年目
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- 入社20年目
(2020年〜) -
- ERPパッケージ「GRANDIT」の社内導入プロジェクト
- 一時中断していたERPパッケージ「GRANDIT」の社内導入プロジェクトの再開に伴い、アプリケーション担当として参加。ユーザ部門を不安にさせないよう情報開示に努め、またメンバーの作業の標準化や「見える化」にも尽力する。後にプロジェクトをサポートするPMOを兼務。
- 入社20年目
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- 入社24年目
(2024年〜) -
- 「GRANDIT」の外販に向けた提案活動
- 現在「GRANDIT」の外販に向けた複数の提案活動に従事。お客さまから寄せられるRFI(情報提供依頼書)やRFP(提案依頼書)から解決すべき課題を読み解き、魅力的な提案書づくりに力を注ぐ。
- 入社24年目

CHAPTER 01
お客さまと並走しながら
情報システムを描き、形にしていく
入社後、長い期間にわたって公的機関通信指令システムの業務システムに携わってきました。例えば、通信指令システムとは、住民からの緊急通報を受け、現場までパトカーや警察官をスムーズに急行させるための情報システムなどを指します。お客さまの課題解決が地域住民の皆さまの生活につながっていることを実感でき、やりがいを感じました。
こうした情報システムの構築を進めるにあたり、我々オージス総研が担っていた役割は、お客さまの業務をひもとき、それらを入札時に提示する発注仕様書にまとめることから始まり、その後は受注した他開発ベンダーの開発・テストの進捗管理、課題管理、品質管理といった、上流から下流までのすべての工程を管理することでした。情報システムを自ら生み出す役割ではなく、お客さまの側に立ち要望をひもときながら要件・機能を考え、開発ベンダーと協調しながら品質を守るという特殊な役回りを担うことが求められました。
業務理解とシステム理解、どちらも妥協なく極め、お客さまからも開発ベンダーからも信頼される存在でなくては成り立ちません。また、格好の良い理想論だけで片付けられるものではなく、いかに堅実な着地(リリース)を迎えるか、時に泥臭く、常に模索する必要があります。とても難しい役回りでしたが、私自身の成長にもつながる経験だったと振り返っています。また、メンバーのスキルに加え、お客さまに誠実なオージス総研だから成し遂げることができたと思います。

CHAPTER 02
徹底してお客さまの
視点に立つこと。
価値の最大化のために
柔軟に判断・行動すること
テクノロジーに対する知識をお持ちでないお客さまであるからこそ、徹底的にお客さまの視点に立つことを心がけました。要求の裏に隠れる目的を必ずヒアリングすること、先回りして一歩先を行く解決策を検討すること。例えば、「この位置に、ボタンを1つ設置してほしい」といったオーダーをいただくことがあります。そのオーダーに従い、ボタンを設置すればお客さまの満足にはつながるかもしれません。ただし、その行動に移る前に「解決したい本質的な課題は何か?」という問いを投げかけ、最適な課題解決方法を模索するようにしています。言われたことをただ形にするのではなく、本当にお客さまが納得する/満足する課題解決をめざし続けました。
また、特に施工監理業務においては、価値発揮を最大化する柔軟な判断・行動にこだわりました。時には開発ベンダーが導入するシステムの品質が要求を満たしていないことがありました。契約内容としてはユーザ受入テスト相当の検査のみが私たちの担う役割・工程でしたが、システムの品質を担保するという本質的な目的を達成するため、ベンダーの結合から総合テスト相当のテストに切り替えるなど、お客さまの合意のもと、柔軟に役割と工程を変更する判断に踏み切ったことがあります。契約的には責任範囲外の工程であったかもしれませんが、価値を最大化するためには、そのような柔軟で臨機応変な判断・行動も重要だととらえています。
この場合、結果としてお客さまには非常に感謝いただくことができました。徹底的にお客さまの視点に立つこと、そして、価値最大化のために、時には柔軟な判断・行動をとることといったこだわりが、社会への価値につながっていると考えると、非常にやりがいを感じます。

CHAPTER 03
環境が変わっても、お客さまに感謝される
成果を残し続けるために最善を尽くす
入社1年目の時、お客さまから「ありがとう」とおっしゃっていただけたことは、今でも印象深く残っています。これからも優れた情報システムを提供することで多くのお客さまに喜んでいただけるよう、仕事の質にはこだわりたいと考えています。そのためにはお客さまとの間に信頼関係がなくてはなりませんし、お客さまの業務に対する深い理解や、実現したい最終ゴールを見据える力も重要です。公的機関における情報システムに関するプロジェクトを長く経験してきましたが、現在は基幹業務システムのパッケージソフトを導入するプロジェクトを担当しています。お客さまの業界が幅広くなったり、新たなパッケージソフトを扱うゆえに、これまでとは違った力が求められることもありますが、培ってきた力や大事にしてきたお客さまに向き合う姿勢は、環境が変わったとしても活かすことができると思っています。お客さまにご満足いただけるシステムを提供するためにも、いままで以上に知見の吸収に努め、幅広いお客さまのご期待に添えられるようなエンジニアへと成長していきたいと考えています。
CHAPTER 04
「“社会”に価値を生んでいる」確かな実感を。
社会に貢献したい
私は二度の産休、育休取得を経験しています。仕事から離れている経験があって初めて、社会に参画していること、価値を届けている尊さを感じました。少しおこがましい気もしますが、オージス総研が提供するシステムを通して、お客さまが抱えているお悩みをひとつでも多く解決することが、遠からず社会貢献につながると思っています。より良い情報システムは、お客さまのビジネスはもとより、その先にいらっしゃる取引先や消費者の皆さんにもきっといい影響を与えられると信じています。現在、「より良いシステムは、メンバーの心身の充実と、コミュニケーションから」をモットーに、チームの若手社員のメンバーを集めてお互いの悩みを共有する会を月に一度開いていますが、こうした活動を通じて自己研鑽を重ね、お客さまはもちろん、プロジェクトに関係する全ての人たちのお役に立てるような存在であり続けたいと心から願っています。
ある日のスケジュール
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09:00
- 出社
- 在宅勤務は週3。在宅でも出社でも基本的には9時から業務を開始している。
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10:00
- 社内レビュー
- 近々提案する案件の打合せ。提案書や見積書を上司にチェックしてもらう。
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11:00
- お客さまへのデモンストレーション
- 提案活動中のお客さまに対し、製品デモやプレゼンを実施。お客さまの要望に耳を傾けさらなる改善を模索する。
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13:00
- 関係各部隊への対応
- 午前の打合せを踏まえ、インフラ部門や外部委託先、営業部門などに修正依頼。
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17:00
- 提案書作成
- お客さまにとって魅力的な提案書になるよう、提案書の内容に手を加え、ブラッシュアップする。
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19:00
- 退勤
- 仕事にメリハリをつけ、早く帰れる日は、極力早く退勤し、夕食のバリエーションを増やすよう心がけている。
※所属部署・役職・内容は取材当時のものです。
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