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大規模基幹システムをゼロから生み出す。
難問だからこそ、挑む価値がある

ソリューション開発本部 エンタープライズソリューション第一部 第三チーム マネジャー
情報学部 出身

Y.I

プロフィール

学生時代に培った論理的思考力や分析力が活かせるSEに興味を持つ。オブジェクト指向に強いという他社にはない強みを持っている点に魅力を感じ、2002年、オージス総研に入社。システム開発を外販(※)するソリューション開発本部に配属され、以後SEとして開発に従事。大規模案件のPL・PMを経験し、現在は組織マネジメント業務を担当している。

※外販:大阪ガス以外のお客さまにシステム開発やソリューション提供を行うこと

これまでのキャリアと仕事内容

  1. 入社4年目
    (2005年〜)
    生活協同組合向け会員の加入手続きのインターネット対応プロジェクト
    生活協同組合をお客さまとする新規プロジェクトのリーダーに就任。従来の手書き書類から、インターネットによる組合員の加入手続きを実現するため、アプリケーションの要件定義から開発マネジメント、運用・保守まで、全工程を担う。
  2. 入社9年目
    (2010年〜)
    大手金融企業グループ向け基幹システム再構築プロジェクト
    大手金融企業の基幹システム再構築プロジェクトに参加し、顧客管理領域のプロジェクトリーダーを担当。現行の基幹システムの保守期限が迫るなか、オブジェクト指向設計やアジャイル開発を駆使したプロジェクトを推進する。
  3. 入社15年目
    (2016年〜)
    放送局向け基幹システム再構築プロジェクト
    大規模な基幹システム再構築プロジェクトでのリーダー経験を活かし、新たに放送局をお客さまとする基幹システムの刷新プロジェクトに参加。データ移行のプロジェクトリーダーおよびプロジェクト全体を統括するマネジメントチームにて、プロジェクトを推進する。

CHAPTER 01

失敗が許されない
基幹システムの刷新に挑む

これまでのキャリアを振り返り、最も印象深かったプロジェクトをひとつ挙げるなら、入社9年目に担当した大手金融企業グループをお客さまとする基幹システムの再構築プロジェクトです。現行システムは、20年以上利用されており、M&Aによる急速な事業成長の陰で、数百のシステムが乱立する状況になり、システムの再構築が急務な状態でした。しかし、複数回システム再構築を企画したものの、いずれもリリースには至らず、「今度こそ、プロジェクトを確実に成功に導いてくれるパートナーを探している」という、大きな期待感がお客さまにあったことを今でもよく覚えています。

私たちオージス総研には、今後20年間使える変化に強いシステムをお客さまと一緒に考えながら複雑に乱立しているシステムとその要素を抽象化しながらひもといていく、高いモデリング力が求められました。また、開発手法としてアジャイル開発(※)を採用していたため、短期間で動く情報システムを作り上げる力が必要でした。今、振り返ると、難易度の高いプロジェクトであったと印象に残っています。

※アジャイル開発:大規模なプロジェクト構造に依存せず、より小規模な単位での実装とテストを繰り返す開発手法。あらかじめ開発工程を設計し、前工程が完了したら後の工程へと移り進む手法であるウォーターフォールモデルに比べて開発サイクルの短縮を実現する開発手法であり、その迅速性から「アジャイル」(俊敏な)と命名されている。

CHAPTER 02

複雑な業務と
情報システムをひもとき、
道筋を示し続ける。
そして、机上の空論にせず、
形にする

お客さまの業務のコアを将来性を見据えながら見極め、あるべき情報システムを描く。そのためには、お客さま以上にお客さまの業務を深く理解することを前提に、オブジェクト指向(※)に基づいたモデリング技術を用いながら業務のコアビジネスをモデルとして可視化する力が求められました。

そうしてひもといた結果を、背景・意図を含めて丁寧にお客さまに説明してお互いの認識をすり合わせ続けました。また、アジャイル開発では早い段階で情報システムが動作する画面をお見せするため、お客さまが最終的に実現したい情報システムの姿とギャップが出ることがあります。そのような時でも、モデルを基軸にして情報システムのブラッシュアップを繰り返すことで、品質を担保しながら開発を進めることができました。そのような取り組みが、お客さまに進むべき道筋を示し続けることにつながり、信頼を生み出す結果となったように感じています。

プロジェクトを推進していくなか、さらにうれしい出来事がありました。このプロジェクトの成果を受けて、別の新規開発案件を任せていただいたことです。中核となる基幹システムのみならず、お客さまが業務の最前線で使用する情報システムの開発も任された背景には、情報システム開発の上流を描く力は勿論ながら、それらを机上の空論にせず、一気通貫で形にする力を持っていることが評価されたと振り返っています。

※オブジェクト指向:ある役割を持った「モノ」ごとにプログラム全体の設計図を分割し、「モノ」と「モノ」との関係性を定義していくことでシステムを作り上げようとするシステム構成の考え方。「作業者同士での認識の共有がしやすくなる」「再利用がしやすく、開発作業の効率化を図れる」といったメリットを持つ。

CHAPTER 03

お客さまにとっての“価値”を徹底的に考え抜くこと。
そして、やったことがないこと・わからないことに挑み続けること

技術は、お客さまにとっての”価値”につながって初めて意味があると思います。ただ機能が動作すれば良いというものではなく、システムを長く利用していただくためには、最適なシステム設計を行うことが重要です。そういった設計を行うためにも、「考え抜くこと」が大切だと考えています。もうひとつ重要なことは、「経験がないこと」や「わからないこと」に挑み続けるマインドを持つことだととらえています。私自身も常にそのような姿勢を貫き、日々の業務においてお客さまにとっての価値を最大化することに努力しています。

CHAPTER 04

お客さまのこだわりに応える
システムベンダーでありたい

現在、たくさんの情報システムが汎用サービスとして提供されるようになってきたため、コストを抑えて、スピーディーに利用を開始することができるようになってきています。その一方で、汎用サービスでは実現できない情報システムへのこだわりがあるお客さまも存在し、そうしたお客さまの期待に応えることが重要だととらえています。お客さまのこだわりを受け止め、同じ目線で考え抜き、答えを出していく存在であることがお客さまに選ばれている大事なポイントであり、これからもそうありたいと考えています。そのような挑戦的な試みをお客さまとともに繰り返しながら、オージス総研としても成長し、結果として価値を生み出す多種多様な情報システムが世の中にあふれていくという価値提供が、私たちに期待されている社会貢献だと思います。

ある日のスケジュール

  1. 09:30
    出社
    通勤ラッシュを避けるため、フレックスタイム制を利用して出社。基本的に日本橋オフィスで作業。
  2. 10:00
    定例会議
    チーム定例会議に出席。案件の進捗状況やメンバーの動向を踏まえアドバイスを送る。
  3. 11:00
    情報交換
    普段直接会う機会が少ない他部署の社員と情報交換。提案状況など情報把握に努める。
  4. 13:00
    新規顧客へのヒアリング
    今後の提案に向けて、新規顧客のご要望の詳細を確認する打合せに参加。
  5. 15:00
    部内活動
    部内の開発基盤構築プロジェクトの打合せに参加。
  6. 18:00
    退勤
    プロジェクト繁忙期でない限り18時前後に退社。

※所属部署・役職・内容は取材当時のものです。

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