事例

大阪ガスのデータ集積・分析用データベースをAWSで構築

オンプレ環境から必要なデータを集約し、目的に応じたアプリケーションで活用するための基盤を柔軟性と拡張性に優れたAWSで構築

お客さまの状況と課題

大量データに対応した高速性、拡張性の高いプラットフォームが必要

大阪ガスでは法人のお客さまへエネルギー供給に加え、新たな付加価値サービスを提供するために、お客さまのエネルギーや機器の利用に関するデータを集約するためのデータベースをオンプレミスで構築しました。データ分析処理などを夜間バッチで処理していましたが、取り扱うデータ量、種類も年々増加傾向にあり、データ処理が想定時間内に収まらない可能性が出てきました。そこで、データ処理時間を短縮して将来の更なるデータ増加に備えるため、拡張性、柔軟性の高いクラウドサービスで、大量のデータ処理を実施できるプラットフォームの構築が求められました。

課題解決のポイント

大量データ処理や分散処理について事例の多かったAWSクラウドを採用

オンプレミス環境で収集したデータの前処理等をクラウド上で実現するためにクラウドサービスのパフォーマンスを確認したところ、大量のデータ処理や分散処理で多くの事例のあったアマゾン ウェブ サービス(AWS)クラウドサービスが候補となりました。オージス総研は大阪ガスの基幹システム(既存システム)とAWS間の連携について実績があり、大阪ガスに導入されている現行システム、現行業務にも理解が深く、今回の大量のデータ処理、データ利用の最適化に求められるAWSに関しても十分な実績がありました。今回採用したAWS環境では、計算処理など時間を要している部分を切り出しEMRなどで処理することをメインに前後のデータの流れを一連のAWSサービスを活用して構築しています。

・Amazon S3 : オンプレから受け取ったデータの置き場、DBサーバーのバックアップ置き場
・Amazon EC2 : バッチサーバー、Out GWサーバー、DBサーバーとして利用
・Amazon EMR : 大量のデータを取り込むSparkクラスタとして利用

オージス総研の強み

長年にわたるAWSのノウハウと技術力

上記の事例では、重要なデータのセキュリティを担保しつつクラウド上でデータの収集と分析、バックアップといったさまざまなご要望にお応えし、総合的なデータ活用基盤という大きなプロジェクトをITインフラの面からサポートさせていただくことができました。

オージス総研では長年にわたりAWSを使ったシステム検討や既存システムのAWSへの移行、AWSの運用委託、支払など、お客さまのご希望に合わせて豊富なノウハウで強力サポート!安心してAWSをご活用いただけます。

■「AWS Well-Architectedパートナー」
オージス総研は、AWSが認定する「AWS Well-Architectedパートナープログラム」に国内10社目として認定されました。AWS Well-Architectedは、AWSが提唱するアプリケーション構築に関する、システム設計・運用の”大局的”な考え方とベストプラクティス集です。オージス総研は、このベストプラクティスに沿った開発・運用ができるパートナーとしてAWSから認定されております。ただし、”大局的”な考え方のため、オージス総研がこれまでのクラウド上でのシステム開発構築で得たノウハウや、具体的なToBe・実現方法をさらに盛り込んだ上でお客さまにご提供します。

■「AWS内製化支援サービス」
「限られた人員、期間、予算の中でどのように高品質なシステムを内製化し運用していくか」このような課題に対し、オージス総研ではアマゾンウェブサービス(AWS)のベストプラクティスに独自のノウハウを加えて編集した開発ガイドの策定や、実際の構築支援、運用コストを削減する運用自動化ソリューションの導入などにより失敗しない持続可能な「内製化」をサポートします。

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