事例

EDIサービス導入事例 サンアロマー株式会社様

EDIやFAXなど、社外とのインターフェースのための設備を自社保有せず、サービスとして利用することでTCO削減を実現

EDIやFAXなど、社外とのインターフェースのための設備を自社保有せず、サービスとして利用することでTCO削減を実現しました。

導入前の状況

基幹システムとしてSAP R/3を導入

EDIサーバを自社保有し、商社との受発注EDIや3PLとのデータ交換を実施

自動FAXサーバを自社保有し、商社、需要家、仕入先などへ帳票配信を実施

請求書の発行、発送は他社サービスを利用。請求書データはメディア渡し

ERPサーバやEDIサーバは外部データセンターへ設置。自動FAXサーバは自社オフィスに設置

EDIサーバや自動FAXサーバとのインターフェースは基幹システムのアドオンで実現

導入前の課題

ERPサーバ、EDIサーバの老朽化によりリプレイスが必要

EDIサーバや自動FAXサーバの運用に関し、IT部門担当者の業務負荷が大きい

SAP R/3のサポート切れに伴いアップグレードを実施するが、アドオン改修にかかるコストが大きくなることが予想される

課題解決策

EDIや自動FAX送信は自社設備を保有せず、ASPサービスを利用

SAP R/3とASPサービス間のデータ交換は、標準インターフェースであるIDOCを利用することで、インターフェースのためのアドオンを削減
→【オージス総研のEDIアウトソーシングサービスを採用】

EDIアウトソーシングサービスの概要

適用範囲

基幹システムとのデータ交換
  • SAP R/3の標準インターフェースであるIDOC形式のファイルをHULFTにより送受信。
データ振り分け
  • SAP R/3から送信されたIDOC形式ファイルを、データ種別や宛先別に振り分け。
データ変換
  • 振り分けされたIDOC形式ファイルを、EDIやFAX送信用のファイル形式に変換。必要に応じて、業務コード変換も実施。
  • 一方、商社など社外からEDI受信したファイルは、IDOC形式ファイルへ変換。
EDI
  • 商社や3PLとは、全銀手順伝送などレガシーEDIで接続(レガシーEDI)。EDI設備を保有していない商社に対しては、インターネットEDIサービスであるSecureECサービスを適用。
FAX送信
  • 外部のFAX送信サービス事業者のサービスを利用。送達確認や再送指示はFAX送信サービス事業者が提供するWeb画面より操作可能。
  • FAXの控えはExcel形式の帳票ファイルを生成し、サンアロマー様のグループウェアに登録。
請求書発行、発送
  • 帳票の印刷から、仕分け、封入、封緘、局出しまでを実施。
  • 請求書の控えはExcel形式の帳票ファイルを生成し、サンアロマー様のグループウェアに登録。

サービス導入効果

EDIサーバ、自動FAXサーバの廃止により保有資産を圧縮

基幹システムのインターフェース用アドオンを削減でき、アップグレード時のコスト削減、品質向上

IT部門担当者の運用にかかる業務負荷を軽減

※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は取材当時のものです(2008年3月)。また、予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。

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