ユースケース

メーカー 製造部門

行動の可視化による生産性向上のボトルネックと改善案の抽出

工場内の組み立て作業・確認作業におけるボトルネックを把握したうえで、効果的な改善を実施。

想定課題

これまでに生産性向上のためのさまざまな改善を現場で実施してきたが、効果が頭打ちとなっていた。

社内だけでは気が付かない現場の新たな事実を把握し、部分最適ではなく、より本質的な課題を抽出してアプローチすることが求められていた。

プロセス例

STEP1.行動観察
対象作業の行動実態の把握

・対象とする作業について行動観察を実施
・可能な限り作業の様子を動画を撮影
・朝礼や休憩時の様子、施設内の掲示物についても観察を実施
・観察で見られた特徴的な行動についてその背景をヒアリング。さらに普段の業務に対する意識についても併せてヒアリング。


STEP2.事実・気づきの整理
フィールドワークの結果をまとめた「ファインディングレポート」を作成

・撮影した映像を基に、作業中の行動をコード化。どの作業にどのくらいの時間をかけているかを定量的に可視化
・必要に応じて、特定の行動の回数をカウントし、定量化
・観察で見られた気づきについて、アカデミックな知見も用いて解釈

STEP3.アイデア案出
(1)分析結果の共有
(2)生産性向上に向けて課題を絞込み
(3)課題解決のためのアイデアを案出

人間工学や心理学の知見をアイデア出しに活用

成果イメージ

●現場の観察によって得られる新たな気づき
 ・人にフォーカスした事実収集(コミュニケーション・モチベーションなど)
 ・言語化されにくい事実や暗黙知の可視化 など

●現場の事実に基づく本質的課題の抽出
 ・多様な事実を俯瞰
 ・クライアントさまとの共創ワーク

●本質的課題を解決するためのアイデア創出
 ・人間工学や心理学の知見をアイデア出しに活用

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