IT研修・ラーニング
大分大学との連携
UMLによるモデリング力を強化する4日間夏季集中講義
「オブジェクト指向設計方法論」実施2005年9月、オージス総研は大分大学にて、オブジェクト指向とUMLを学び、モデリング力を高める4日間の集中講義を開催しました。
オージス総研でオブジェクト指向やUMLのトレーナを勤める村田修は、大分大学工学部の招きを受けて、2005年9月26日から29日までの4日間、15コマの特別講義を行ないました。
講義の目的は、学生たちがオブジェクト指向とUMLを学び、システム開発でのモデリング力を高めるということ。講義内容は、参加する学生たちにとって分かりやすく、かつ、退屈させず、受講後の研究に役立つことを念頭に置き、グループや個人でさまざまな課題をこなす時間を多く取りました。
学生たちは意欲的に活動に参加し、積極的な質問も数多くありました。また、グループ内で熱い議論を戦わせ、自分たちの意見をまとめる姿勢も見られました。
講義を終え、当初予想していた以上に、オブジェクト指向やUMLについて、理解を深めていただけたと考えています。
●受講した学生のコメント
「わかりやすかった」「演習をすることでよく理解できた」
●末田直道教授のコメント
学生たちに聞いてみましたが、皆かなり役に立ったと言っておりました。
丁寧な指導と充実した教材のおかげであると、感謝しております。
また、チャンスがあれば是非お願いしたいと思います。その時はまた、宜しくお願いいたします。
内容
タイトル | 学習内容 | |
1 | イントロダクション | オブジェクト指向を取り巻く技術動向 |
2 | オブジェクト指向概論 | オブジェクト指向技術の特徴とオブジェクト指向技術の優位性 オブジェクト指向のメッセージパッシングを体験 |
3 | UML概論 | UML表記法とダイヤグラム クラス図などを描く |
4 | 本質モデリング | モデルを描く視点と手順を学び、現実にあるものをモデリングする |
5 | プロセス | ソフトウエア開発における手順やルール 代表的なプロセスの例 |
6 | ユースケース図 | 要求分析の結果をモデル化 |
7 | クラス図(基本) | クラスを発見し、クラス図を描く |
8 | シーケンス図 | 役割分散を理解し、クラスに操作を割り当てる |
9 | クラス図(役割分担) | 外部とのやり取り、処理の流れ、業務の情報に分けてメンテナンス性を高める |
10 | クラス図(属性・操作) | UMLからプログラムへのマッピング |
11 | UMLその他の図 | 状態遷移や物理的な側面を描く |
12 | パターン | 再利用性の高いプログラム作成のノウハウを学ぶ |
13 | レポート | 与えられた課題をUMLを用いてモデリングし、モデリングの力を確認する その1 |
14 | レポート | 与えられた課題をUMLを用いてモデリングし、モデリングの力を確認する その2 |
15 | 試験 | UML表記法について理解を確認する |
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