アウトソーシング
Web-EDIサービス「WebEC for SellSite」
販売(受注)業務向けWeb-EDI
WebEC for SellSiteは、取引先からの注文受付から支払管理までの業務プロセスを効率化するためのWeb-EDIサービスです。データ入力ミスを減らし、受注処理をスムーズに行うことが可能になります。さらに取引情報のセキュリティを強化することができます。
課題と解決のアプローチ
取引先からの注文受付や処理業務において発生する課題
データ処理に関する課題(データ入力ミスが多い)
- 手作業によるデータ入力には、誤入力のリスクが伴います。例えば、商品名や数量などの情報を手動で入力する際、タイプミスや情報の漏れが発生する可能性があります。これにより、在庫管理や受注処理に誤差が生じ、ビジネスプロセス全体に悪影響を及ぼします。
処理時間に関する課題(受注処理に時間がかかる)
- 手動でのデータ処理や紙ベースのやり取りは、非常に時間がかかります。例えば、注文を紙の注文書で受け取り、それを手動でシステムに入力するプロセスは、情報の正確性やリアルタイム性が失われる可能性があります。この遅延は、納品や発送の遅延につながり、顧客満足度を低下させる原因にもなります。
セキュリティに関する課題(取引情報の漏洩リスク)
- 手動でのデータ処理や紙ベースのやり取りでは、取引情報の漏洩リスクが高まります。特に、注文書や請求書などの重要な取引情報が紙でやり取りされる場合、第三者による情報漏洩や紛失の可能性が増します。例えば、顧客の個人情報が含まれる注文書を紛失した場合、顧客の信頼を失い、取引がキャンセルされる可能性もあります。
取引先に関する課題(取引先のEDI事情)
- 企業間のデータ交換において、取引先がEDI設備を持っていない場合があります。この場合、データのやり取りは難しくなります。特に、取引先が中小企業や新興企業である場合、EDI設備の導入や運用に必要な知識やリソースが不足していることがあります。
Web-EDIサービス「WebEC for SellSite」で解決できること
データ入力ミスの削減
- WebEC for SellSiteは、手作業によるデータ入力ミスを減らすための機能を提供します。注文情報処理の自動化や電子的なやり取りにより、タイプミスや情報の漏れリスクを低減させます。これにより、注文の正確性やデータ品質を向上させます。
注文処理の効率化
- WebEC for SellSiteは、取引先からの注文を効率的に受け付ける機能を提供します。複数の注文機能や注文入力方式の選択肢により、注文業務を迅速かつ正確に行うことができます。これにより、注文の受け付け処理時間を短縮し、ビジネスプロセス全体の効率性を向上させます。
セキュリティの強化
- WebEC for SellSiteは、電子的なデータのやり取りを通じて取引情報のセキュリティを強化します。データは暗号化されて安全な通信経路で送信され、セキュアなサーバーに保存されます。これにより、取引情報の漏洩や紛失のリスクを低減し、取引先や顧客の信頼性を高めます。
取引先のEDI化
- WebEC for SellSiteはクラウドベースで提供され、Webブラウザーを介してアクセスするため、取引先は専用のソフトウェアをインストールする必要がありません。また、場所や時間に制約されることなく、インターネットに接続できる環境であればいつでもアクセスすることができます。
カスタマイズ性と柔軟性
- WebEC for SellSiteは、多彩な注文入力方式やユーザーカスタマイズ機能を提供します。機能の追加や改修も可能であり、将来の業務変更や拡張に柔軟に対応することができます。また、JPCA-BP(石油化学工業協会が策定したビジネスプロトコル標準)に対応しており、化学メーカーや商社、およびその取引先など600以上の企業にご利用いただいています。
活用のシーン
ユースケース1: 石油化学業界での導入(データ入力ミスの削減を実現)
- 例えば、ある石油化学メーカーでは以前から手動でのデータ入力や紙ベースのやり取りが行われており、データ入力ミスや処理時間の遅延が発生しています。
- WebEC for SellSiteの導入により、注文情報は電子的に直接受け取られ、自動的にシステムに反映されるようになり、タイプミスや漏れのリスクが低下します。また、JPCA-BPに準拠した機能を利用できるようになるため、石油化学業界内のデータ交換がスムーズに行え、業務効率化が図られます。
ユースケース2: 製造業者での導入(在庫情報のリアルタイム共有を実現)
- 例えば、ある製造業者では注文処理の手続きが煩雑で時間がかかる、また、在庫情報の誤差による納品遅延や在庫切れが発生するといった問題を抱えています。
- WebEC for SellSiteを導入することで受注処理が迅速化し、取引先との注文情報や在庫情報のリアルタイム共有が可能になります。そのため、顧客満足度を向上させると共に、効率的な業務運営が実現できます。
ユースケース3: 食品業界での導入(取引先のEDI化)
- 例えば、ある食品専門商社では、取引先がEDI設備を持っていないためデータのやり取りが困難な状況です。
- WebEC for SellSiteを導入することにより、EDI設備を持たない取引先とのデータ連携が円滑化されます。クラウドベースのWebEC for SellSiteを利用することで、取引先には専用のソフトウェアをインストールする必要がなく、Webブラウザーから簡単に発注処理をしてもらえるようになります。
特徴・機能
特徴
WebEC for SellSiteがサポートする業務
取引条件の登録から支払明細の確認まで、一連の受注業務プロセスがデジタル化できます。取引先の発注担当者の負担を軽減できる細やかな特徴
柔軟な仕様
- 業務に合った注文登録
- 複数種類の注文画面を用意していますので、業務に合わせて選択いただけます。
- 2次店・3次店による注文登録
- 2次店や3次店のある商流にも対応できます。単価非表示などの対応が行われます。
- ワークフローによるガバナンス
- 登録した注文に対して承認操作を行わないと、データが伝送されないよう制御できます。
- 兼務と組織変更に柔軟に対応できる
- 1つのユーザーIDで、複数発注部門から注文登録ができます。
- 組織変更時に、ユーザーIDの変更がありません。
- セルフメンテナンス
- Webログインする取引先ユーザー情報をお客様自身でメンテナンスできます。
- 業務に合った注文登録
安心・安全
- 冗長構成
- クラウド技術を利用して冗長構成化していますので、高可用性を実現し、システムの停止を最小限に抑えます。
- 2要素認証によるセキュリティ
- ID認証とクライアント証明書認証の多要素認証でセキュリティを確保しています。
- 冗長構成
API連携も可能
- API連携による自動化が可能です。
石油化学業界の標準をサポート
- JPCA-BPに準拠した機能をすぐに使えます。
機能
カテゴリ | 機能 |
---|---|
新規注文 | 商流選択からの注文 |
契約番号選択からの注文 | |
過去注文選択からの注文 | |
アップロードによる一括注文 | |
注文補助機能 | |
注文変更・注文取消 | 注文変更 |
注文取消 | |
注文状況照会 | 進捗確認画面 |
新着情報確認画面 | |
検収処理 | 請求データ確認 |
請求データ確認結果入力 | |
支払処理 | 支払情報作成 |
データメンテナンス | 発注者コード登録 |
データダウンロード | |
環境設定 | 画面表示設定 |
ダウンロード項目設定 | |
パスワード変更 |
関連サービスラインアップ
ミニマムWeb
- アップロード画面とダウンロード画面のみのシンプルなWeb-EDI
- 直観的に操作できるためマニュアル不要
- 画面改修が発生しないため保守コストの増大を防止
カスタムWeb
- 受注業務でデジタル化要求が高い画面機能を標準化しているのですぐに使える
- 標準モジュール
- 状況照会一覧: 注文に対する納期回答や出荷など、進捗状況の一覧ができる
- コード変換機能: 連携データの特定項目を変換定義に従って変換できる
- ユーザー管理機能: ユーザーと取引先情報のセルフメンテナンスができる
- データ補完機能: 連携データの特定項目で補完マスタを参照してマスタ情報を付加できる
- 固有の業務要件を満たすフルカスタマイズ画面も対応可能
価格体系
初期導入費用
- サービス設定費用: 指定フォームに情報を記入いただき、その情報を元にeCubenetサービスに設定します。
- テスト対応費用、サービス移行費用、導入支援費用なども含まれます。
- サービス設定費用: 指定フォームに情報を記入いただき、その情報を元にeCubenetサービスに設定します。
月額料金
- 基本料金: サービスをご利用いただくための固定の基本料金です。
- 接続従量料金: 連携いただくデータ量によって料金が発生します。
- Webユーザー利用料金: Web-EDIの場合ご利用ユーザー数に応じ料金が発生します。
- その他オプション: 各種有償オプションをご利用の場合。
FAQ
Q1: WebEC for SellSiteの導入手順について教えてください。
A1: WebEC for SellSiteの導入手順は次の通りです:
現状分析と要件定義: 現在の業務プロセスを分析し、導入目的や要件を明確にします。
導入計画の策定: 導入スケジュール、担当者の決定、導入範囲の確定を行います。
システム設計とカスタマイズ: 企業の業務要件に合わせたシステムの設計と必要なカスタマイズを行います。
システム構築とテスト: システムを構築し、動作確認や受入テストを実施します。
ユーザー教育とトレーニング: システム利用者に対するトレーニングを行い、操作方法を周知します。
本番稼働と運用開始: システムを本番環境で稼働させ、運用を開始します。運用開始後もサポート体制を整えます。
現状分析と要件定義: 現在の業務プロセスを分析し、導入目的や要件を明確にします。
導入計画の策定: 導入スケジュール、担当者の決定、導入範囲の確定を行います。
システム設計とカスタマイズ: 企業の業務要件に合わせたシステムの設計と必要なカスタマイズを行います。
システム構築とテスト: システムを構築し、動作確認や受入テストを実施します。
ユーザー教育とトレーニング: システム利用者に対するトレーニングを行い、操作方法を周知します。
本番稼働と運用開始: システムを本番環境で稼働させ、運用を開始します。運用開始後もサポート体制を整えます。
Q2: WebEC for SellSiteのサポート体制とメンテナンスについて教えてください。
A2: WebEC for SellSiteは導入後のサポート体制を整えています。取引先向けにWeb画面の使い方サポート(業務時間帯)、お客様向けに障害窓口を24時間365日提供し、業務の安定運用を支援します。定期的なメンテナンスやアップデートも行い、常に最新の状態でご利用いただけるようにしています。また、トラブル発生時には迅速な対応を行い、問題解決をサポートします。
Q3: WebEC for SellSiteと自社システムとの接続手段について教えてください。
A3: お客様システムとの接続には、弊社のデータ伝送サービス(各種EDIプロトコルやSecureEC)による接続の方法が利用できます。データはCSVやCIIなど各種のファイル形式に対応可能です。
導入の検討からご支援します
デモや詳細なご説明を随時行っております。お気軽にご相談ください。
JPCA-BP
JPCA-BPは、石油化学工業協会が策定したビジネスプロトコル標準です。WebEC for SellSiteは、JPCA-BPで定義されているデータ種別に対応しており、石油化学メーカー、商社、およびその取引先など、600を超える企業にご利用いただいています。取引条件の交換から支払までの一連の業務をフルサポートしており、特に取引先からの注文を効率的に受け付けるための機能を提供しています。また、複数の注文機能を設定できるため、お客様の注文業務に合わせやすく、サービス開始後すぐにご利用いただけます。
関連サービス
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[サービス] EDIアウトソーシング
レガシーEDIからインターネットEDIまで、EDIをサービス形態で提供。2024年1月のINSネット終了に伴うインターネット化対応も可能。