事例

EDIサービス導入事例 KHネオケム株式会社様

EDIアウトソーシング(ファイル転送)を利用することで、持たないEDIを実現し、運用負荷削減やコスト削減を実現。業界標準にも柔軟に対応。

KHネオケム株式会社様は、「オキソ技術」と呼ばれる製造方法をコア技術として、さまざまな産業分野に特色ある高品質な化学製品の提供をビジネスとして展開している化学メーカーです。「基礎化学品」「機能性材料」「電子材料」の3分野を中心に、地球環境や人々の快適な暮らしに貢献するための製品を世界中に提供しています。

2004年5月からオージス総研のEDIサービスを利用されています。KHネオケム様とオージス総研間の伝送は、当初からインターネットを経路としたEDIで実現しており、インタフェースも統一されています。一方、取引先との接続は多様で、全銀手順・Web-EDI・自動FAXとさまざまな接続形式でやり取りしており、オージス総研で多様な仕様・手順に対応しています。

導入背景

化学業界に精通したEDI要員・インターネット経由EDIの必要性

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取引先とのEDI接続による効率化を検討していたが、EDIは業界ごとに標準が策定されているため、"化学業界に精通した"EDI要員の確保が課題だった。取引先によっては、全銀伝送やFAX送信および帳票送付が必要で、自社での対応は難しかった。

また、当時、インターネットを経路としたEDIが普及し始めており、再構築による再投資を避けるため、インターネット経路によるEDIも必要になった。

これらを解決するために、EDIのアウトソーシングを進めることにした。

導入ポイント

インターネットファイル伝送サービスと多様な接続を実現

KHネオケム様とオージス総研の間の伝送は、インターネットファイル伝送サービス「SecureEC」を利用しており、取引先とは、レガシーEDIサービス・WebECサービス・自動FAXサービス・メールEDIサービス・帳票イメージ生成サービスの利用により、多様な接続を実現していることが導入の決め手となった。

導入効果

自社設備の最小化、運用要員負荷の軽減、サポート品質の向上、2025年問題解消

【SecureEC】
KHネオケム様とオージス総研の伝送に利用。基幹システムから出力したファイルをそのまま送信し、基幹システムにそのまま取り込めるデータを受信している。

【変換、振分サービス】
各取引先の仕様に応じて伝送データを変換。KHネオケム様からのデータは、各取引先のデータが混在しているため、振り分けてから変換処理を実施している。

【レガシーEDIサービス】
商社との伝送で、化学業界標準規格(JPCA-BP)に則った全銀手順で伝送している。

【WebECサービス】
商社からの受注業務(JPCA-BP準拠)に利用している。

【自動FAXサービス】
商社への帳票イメージ送付する。

【メールEDIサービス】
伝送データをHTML形式の伝票イメージに変換し、メール添付して送信する。

【帳票サービス】
自動FAXにおいて、同一取引先へのFAX枚数が規定値以上の場合に、FAX送信せずにデータをPDFファイル化して送付する。

※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は取材当時のものです(2015年8月)。また、予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。

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