アジャイル開発に関する資料と研究成果
アジャイル開発手法のソフトウェア開発の現場への適用を推進するため、従来より行っていた開発方法論とプロジェクトの測定分析技術に関する研究内容を引き継ぎ、「独自のアジャイル開発手法"OGIS Scalable Agile Method" の開発とソフトウェア開発の現場への適用」という形に再構成して活動を展開しています。
アジャイル開発 技術解説資料
Scaled Agile Framework(SAFe)3.0入門[冊子版]
架空の製造メーカーの家電という事業分野を例に取りながらScaled Agile Framework (SAFe)を説明します。本解説の用語はSAFe3.0に対応していますことをご了承ください。 → 資料ダウンロード
機敏な製品リリースを可能にする企業内の連携モデルを提示するSAFeのご紹介
チームのレベルを超えた企業全体でのソフトウェア開発に関連する活動や役割を提示するScaled Agile Frameworkの概要を紹介します。企業や事業部規模でアジャイル開発を適用したい方におすすめする内容です。 → 資料ダウンロード
DtoDに基づくアジャイル要求入門[冊子版]
アジャイル開発における要求と分析を行うためのDtoD(Discover to Deliver)の基本概念を紹介します。DtoDはスクラムとユーザーストーリーの組み合わせでは不十分な点を補う手法です。 → 資料ダウンロード
7つの側面でアジャイル要求を切り出すDtoD入門
Agile Japan 2016の講演資料です。アジャイル開発における要求と分析を行うためのDtoD(Discover to Deliver)の基本概念を紹介します。スクラムとユーザーストーリーの組み合わせでは不十分な点を補う手法です。 → 資料ダウンロード
OGIS Scalable Agile Method 2.0入門[冊子版]
日本でのアジャイル開発を適用する上での課題に対する解決策をまとめました。スクラム、アジャイル要求、受け入れテスト駆動開発を組み合わせ、さらに、アジャイル開発をスケールアップする際はSAFeを組み合わせる手法を提示します。 → 資料ダウンロード
アジャイル開発導入における2つのシナリオ
アジャイル開発のメリットやどんな工夫が必要か、という話をすると「じゃあアジャイル開発を導入するにはどうしたらいいか」という質問をいただきます。その答えを、日本の事情を加味し、当社の経験に基づきまとめました。 → 資料ダウンロード
アジャイル開発に関する主な研究成果
2006年度以降の主な研究成果
報告/刊行年度 | 研究分野 | 実績 |
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2021年度 | アジャイル開発 | 翻訳した書籍が刊行『SAFe 5.0のエッセンス(エスビーアイアクセス,2021)』 |
2019年度 | アジャイル開発 | 翻訳した書籍が刊行『SAFe 4.5のエッセンス(エスビーアイアクセス,2020)』情報処理学会「デジタルプラクティス Vol.11 No.2」に《特集号招待論文》 組織的なアジャイル開発活用の施策とその推進役の育成 ─コニカミノルタの施策に基づいて考える─(藤井 拓,中原 慶)掲載 |
2018年度 | アジャイル開発 | 翻訳した書籍が刊行『SAFe 4.0のエッセンス(エスビーアイアクセス,2018)』 |
2017年度 | アジャイル開発 | 金融システム開発現場へのアジャイル開発導入~アジャイルコーチとしての経験~をJISA Digital Masters Forum 2017で報告 |
2016年度 | アジャイル開発 |
情報処理学会「デジタルプラクティス Vol.7 No.3」にインタビュー掲載 インタビュー:平鍋健児氏,藤井 拓氏インタビュー「進化し続けるアジャイル,IoT時代のビジネス・エンジニアリングに向けて」 |
2015年度 | アジャイル開発 |
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2014年度 | アジャイル開発 | 翻訳した書籍が刊行『発見から納品へ―アジャイルなプロダクトの計画策定と分析(BookWay,2014)』 |
2013年度 | アジャイル開発 | 翻訳した書籍が刊行『アジャイルソフトウェア要求(翔泳社,2014)』 |
2012年度 | プロジェクトの測定/分析 | COSMIC概算法による機能規模測定の測定コスト削減の検討結果をSPES2012,SES 2012のワークショップで報告 |
2011年度 | プロジェクトの測定/分析 | Force.comアプリケーションの生産性のばらつきに関する分析結果をMENSURA 2011国際会議で報告 |
2010年度 | プロジェクトの測定/分析 | プロジェクト間の生産性を求め、そのバラつき要因の分析結果をSPES 2010, SPI Japan 2010, SES 2010のワークショップ等で報告 |
2009年度 | アジャイル開発 |
米国品質協会の雑誌Software Quality Professionalにアジャイル開発における設計品質の論文[1]が掲載された
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プロジェクトの測定/分析 | プロジェクト内の画面生産性を求め、そのバラつきの原因を分析し、SPI Japan 2009、SES 2009のワークショップで報告 | |
要求の開発と管理の手法の紹介 | Ellen Gottesdienerさんの要求の開発と管理に関する著書である"The Software Requirements-Memory Jogger (GOAL/QPC, 2005) "を翻訳し、『実践ソフトウェア要求ハンドブック, (翔泳社, 2009)』として刊行 | |
2008年度 | アジャイル開発 |
米国で開催された第4回World Congress for Software Qualityでアジャイル開発における設計品質について発表し、ベストペーパー賞を受賞
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プロジェクトの測定/分析 | COSMICにより進行中のプロジェクトの測定を行い、SPI Japan 2008等で報告 | |
機能規模測定手法COSMIC法のガイドラインの翻訳 |
機能規模測定手法COSMIC法 ver2.2を用いたビジネスアプリの規模測定のガイドラインである"GUIDELINE FOR SIZING BUSINESS APPLICATION SOFTWARE USING COSMIC-FFP"を翻訳した
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2007年度 | 責務駆動設計の紹介 | オージス総研の若手技術者たちとともに、責務駆動設計の提案者であるRebecca Wirfs-Brockさんらの著書"Object Design - Roles, Responsibilities and Collaborations (Addison-Wesley, 2002)を翻訳し、『オブジェクトデザイン - ロール, 責務, コラボレーションによる設計技法( 翔泳社, 2007)』として刊行 |
アジャイル開発の解説を執筆 | ソフトウェアエンジニアリング講座1ソフトウェア工学の基礎(日経BP、2007)の「開発プロセス」の章を執筆 | |
2006年度 | エンタープライズ統一プロセスの紹介 | ITライフサイクルをカバーするように統一プロセスを拡張したエンタープライズ統一プロセスを説明するScott Amblerさんらの著書"The Enterprise Unified Process - Extending Rational Unified Process (Prentice Hall, 2005)"を翻訳し、『エンタープライズ統一プロセス - IT業務の全体最適化のためのプロセスフレームワーク( 翔泳社, 2006)』として刊行 |
補足
- 機能規模測定手法COSMIC法
- ISOおよびJIS標準である機能規模測定手法の1つ。システムの境界と永続記憶との間でやりとりされるデータの種類を数えることで機能規模を測定する手法。測定マニュアルやガイドラインが無償で提供されています。
