APIがテクノロジー企業だけのものではない理由(後編)
どのようにAnypoint PlatformはビジネスをAPI主導に変えるのか
ほとんどの企業にとって、API主導な企業となるのは不可能ではないにしても困難なことだと思われています。ほとんどの人は、この戦略で成果を上げるにはフルタイムの開発者部隊が必要だと考えています。幸いにも、それは真実ではありません。MuleSoftのAnypoint Platformを活用すれば、開発者部隊は必要なく、また企業の規模にも関係なく、迅速に実現できます。
Anypoint Platformを使用すれば、どのデータが必要かについて会話をするだけで、公開可能なデータを判断できます。
一例として: MuleSoftのある事業部門長が、WorkdayとSalesforceという2つの主要なシステムで迅速かつ簡単にデータを利用できる方法を必要としていました。両方のシステムからデータを抽出し、最終的な結果をなんとかまとめようとしていましたが、時間がかかっていました。 私のチームは、彼およびそのチームと話し合い、 Anypoint Platformを使用し、必要なデータのモデルとして作業していたスプレッドシートを使い、数時間でAPI仕様を作成しました。それから、私のチームはAnypoint Studioを使用して、同僚が必要としていたデータをシステム内に戻すことができるAPIを開発しました。この「コンシューマーファースト」のアプローチ(つまり、特定のビジネスニーズに合わせてAPIを設計すること)でAPIを作成することによって、必要とする最終的な形式で最初から提供することができました。
データの組み立てに何日もかける代わりに、データをオンデマンドに取得し、必要とする構造に合わせて調整できます。Anypoint Platformの開発者機能と運用機能を使用すれば、ビジネスニーズに対応するAPIの構築と利用を非常に小さな開発者チームで実行できます。
Anypoint Platformのもう一つの優れた面は、単一のプラットフォームであることです。すべてのツールが揃っているため、この作業は驚くほど容易でした。さらにすばらしいのは、このAPIはビジネス向けに作成してあるため、バックエンドシステムが変更された場合でもAPIを適応させることができます。これは、バックエンドのシステムを抽象化し、最終的な成果物、つまりAPI利用者が必要とするデータ、に焦点を当てることができたからです。
これは、ビジネスを実行するシステム全体で必要なデータの検索、抽出、活用を事業部門に要求するよりもずっと優れています。その代わりに、特定のニーズに合わせたサービスとして事業部門データを提供します。Anypoint Platformでは、組み込みのアクセス制御を利用することによって、誰がデータを使用しているかを確認することもできます。
APIがソフトウェアの差別化要因であり、Amazon社の成功の一部がAPIでのビジネスによるものであると考えられる場合、APIの価値は明確です。ほとんどの企業が持っている最も厄介な考えとは、実装、運用、メンテナンスが不可能なようだという認識に基づいて、APIでビジネスを実行できるかどうかを自問することだと思います。
MuleSoftのAnypoint Platformは、これらのコンポーネントを簡素化し、ビジネスが実装の懸念よりも機能とアジリティについてより多く気を配ることを可能にします。開発者にツールとサービスを提供するプラットフォームを用意することで、少ない人数で、より自然に再利用可能で柔軟性のある方法で、作業を迅速に行うことができます。
APIを社外からのデータアクセスにのみ使用するというのは安易な考えです。実際は、APIは社内のデータへのアクセスにも大いに役立ちます。Anypoint Platformは、データを使いやすくします。
Anypoint Platformについてもっと詳しく知るには?
Anypoint Platformの詳細情報についてはオージス総研にお問い合わせください。
本記事はMuleSoftのMike Hamilton氏が執筆したblogをオージス総研が抄訳したもの(後編)です。
※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は公開当時のものです。予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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