「今すぐAPIを公開したい」と言われたシステム担当者が取り組むべき三つのこと(第5章)

第5章 デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を支えるAPI

最新のICTを活用し、ビジネスモデルの変革や新しいビジネスを生み出す活動であるデジタルトランスフォーメーション(DX)。そのDXを実践するに当たり、重要となるのが本連載のテーマである「API」です。特にシステムプラットフォームの接続技術として「APIを中心に据える」ことが不可欠です。今回は、その理由をDXの背景とともにご紹介します。

全5回シリーズ
「今すぐAPIを公開したい」と言われたシステム担当者が取り組むべき三つのこと

これまでの連載と当社が提供するソリューション

これまで4回にわたり、「今すぐAPIを公開したい」と言われたシステム担当者が取り組むべき三つのことを取り上げてきました。なぜ今、APIなのか?に始まり、「ビジネスモデルを検討する」「API公開におけるライフサイクル管理の重要性」「APIを安全に公開し、活用してもらうためのAPI連携認証システム」について、それぞれ解説しました。

オージス総研では、お客様のAPI取組状況に応じて、各段階における課題を解決するための最適なソリューションを用意しています。ビジネスモデルの検討段階では「API導入コンサルティング」を、API公開におけるライフサイクル管理では「API公開支援ソリューション」を、API連携認証システムについては統合認証パッケージ「ThemiStruct Identity Platform」をラインアップし、お客様のAPI公開に向けた取り組みをしっかりサポートいたします。ぜひ、ご利用ください。

お客様API取組状況、課題、当社ソリューション

DXの実現を支えるAPI

DXは今や、IT分野を超えて盛んに取り上げられるようになりました。DXとは、最新のICTを活用して、ビジネスモデルの変革や新しいビジネスを生み出す活動を示しています。企業が生き残っていくために欠かせない取り組みだと考えられています。

本連載では、これまでAPIの「公開」に焦点を当てて説明してきました。しかし、企業がDXを推進するためには、API公開だけでは十分とはいえません。市場やテクノロジーの変化は、今も常に加速しています。DXの推進には、変化に素早く対応できるITインフラを整備することが重要となります。

このような課題の解決策として、APIを中核としたプラットフォームを構築する必要があります。このプラットフォームはAPIによるデータへの接続性、それらデータの再利用性を向上させ、企業のITインフラに機敏性、スピード、生産性をもたらします。

APIによるデータへの接続性は、一つのシステムに閉じているデータ・機能をより使いやすく汎用的な形にすることを意味します。これにより、社内外のさまざまなシステムとの連携が容易になります。

ITインフラの俊敏性、スピード、生産性のためにはAPIを資産として活用、再利用することを前提としたアプリケーション開発の仕組みも重要です。APIを開発者が簡単に発見し、利用を可能にする仕組みが求められます。これにより、単一のプロジェクトを迅速に進めるだけでなく、再利用可能な資産として発見、利用できるようになったAPIは後続のプロジェクトのスピードを加速します。

APIの資産化、フィードバック


こうしたAPIを軸とした「API-led Connectivity」と呼ばれるアプローチは、新たなサービスの開発を迅速に行うことができるようになります。

MuleSoft社のAnypoint Platformは、APIにより、アプリケーション、データ、デバイスの連携を簡単、迅速に構築できるプラットフォームです。クラウドとオンプレミスの連携、各種SaaSの活用、APIの公開と、3つのインテグレーションすべてを単一のプラットフォーム上で実現でき、ITインフラを変革し、ビジネスに競争力をもたらす俊敏性を作り出すことが可能になります。

「API-led Connectivity」によるDXの推進に向け、当社では「MuleSoft社のAnypoint Platform」の活用を支援しています。


API主導のアプリケーション開発の必要性と効果について
https://www.ogis-ri.co.jp/pickup/renkei/what-is-api-led-connectivity_1st.html

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「今すぐAPIを公開したい」と言われたシステム担当者が取り組むべき三つのこと

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