オブジェクトの広場はオージス総研グループのエンジニアによる技術発表サイトです

レポート

入れ替えスイッチソフトウェアコンテスト本選レポート

本選の模様と受賞作品のご紹介
株式会社オージス総研 OSCA事務局 木村 めぐみ
2018年11月28日

今年で9回目を迎えるオージス総研主催のソフトウェアアイデアコンテストOGIS-RI Software Challenge Award 「入れ替えスイッチソフトウェアコンテスト」の本選と最終審査を2018年11月13日(火)にオージス総研東京本社で開催しました。本レポートでは受賞した全6作品を中心に本選の様子をご紹介します。

OGIS-RI Software Challenge Award「入れ替えスイッチソフトウェアコンテスト」とは

osca

OGIS-RI Software Challenge Award(OSCA)は今年で9回目を迎えるオージス総研が主催するソフトウェアアイデアコンテストです。毎回異なるテーマを設定し、そのテーマと関連するソフトウェアのアイデアを募集しています。今年のテーマは「入れ替えスイッチ」。テーマを決定したときから一体どんなアイデアを応募いただけるのか、関係者一同、楽しみにしていました。

今年の応募総数は54作品。すべての応募作品は、まず、書類による一次審査を行いました。一次審査では54作品中23作品が通過。通過した23作品は書類による二次審査を経て、最終的に6作品が見事、本選に出場しました。

本選はプレゼンによる審査です。各チームが持ち時間20分の中で自分たちのアイデアをアピール。審査員はプレゼンの評価に基づいて最終審査を行い受賞作品を決定しました。

本レポートでは本選の様子と全受賞作品をご紹介します。

本選の一日

本選は2018年11月13日(火)オージス総研東京本社で開催しました。ゲスト審査員にはコクヨ株式会社 事業開発センター シニアスペシャリスト 山崎 篤様をお招きし、当社審査員6名を加えて全7名で審査を行いました。

山崎様
(手前右)コクヨ株式会社 事業開発センター シニアスペシャリスト 山崎 篤様


ゲスト審査員の山崎様は、コクヨ株式会社で、社内では全くノウハウがないネットワークソリューション分野で新規事業@Tovas(企業間の業務を連携するインターネットサービス)を立ち上げるなど、長年、新規事業の立ち上げ、推進に従事されてきました。本選冒頭では、本選で発表されるアイデアを新規事業開発のために社内の上層部に予算をもらいにいけるかという視点で審査する、とご挨拶をいただきました。本選出場者にとって、自分たちのアイデアが実践的な視点で評価されるのはうれしいことだろうと想像しました。

本選は、各チーム25分(発表20分、質疑5分)の持ち時間でプレゼンを行いました。全チームの発表終了後、全審査員は別室で審査に入ります。審査時間中は本選出場メンバと当社若手社員と懇談の時間を持ちました。

約1時間の審査時間を経て最終審査が決定。審査結果は表彰式で発表します。審査員長より受賞作品が1チームずつ発表され、当社社長、ゲスト審査員より受賞チームに表彰状、トロフィー、目録が授与されました。

トロフィー
上位入賞者に贈られるトロフィー


表彰式の後は、懇親会で交流の場を持ちました。懇親会では短い質疑の時間では説明しきれなかったアイデアに対する思いをチームが話すと、審査員からチームへのフィードバックが熱く語られたり、一角では作品のデモを動かして盛り上がったり、チーム間での交流も活発で、短い時間でしたが密度の濃い交流となったのではないかと思います。

懇親会の様子
懇親会の様子


コンテスト本選出場者の皆さんにとって、本選の一日が、少しでも今後のご活躍の糧になれば幸いです。

受賞作品のご紹介

ここからは本選の発表内容をもとに、受賞した全6作品をご紹介します。各作品の詳しい内容については、受賞チームの方々のご了承を得て「アイデアを説明する文書」を掲載していますのでご覧ください。(お名前に○を付けた方はチーム代表者です。)

優勝

優勝

チーム「ラピュタ」
タイトル「半透明パーティションを用いた環境切り替えシステム」
関西大学 ○辻ノ 翔子さん 佐々木 志織さん 何 一澎さん 上野 楓さん 北岸 佑樹さん

ラピュタチーム

どんな空間へも移動できる「どこでもデスク」

「みなさんは、お仕事をしているときに気分の切り替えしたいと思いませんか?」という呼びかけで始まったプレゼン。いつも一人で作業して集中力が切れてしまうけど、気分の切り替えができたらいいなぁ・・・、という人に向けて、どんな空間へも移動できる「どこでもデスク」を提案してくれました。

ラピュタプレゼン

どんな空間へでも移動できるデスクとはどのようなものでしょう。それは、自分の机にいながら、まるでカフェや温泉、プラネタリウムにいるような環境を作ってくれるデスクだそうです。

周りの環境が気分や成績に影響を与えることは既に研究されており、実際に、最近のオフィスではカフェを始め、オープンでリラックスできるコミュニケーション空間やプレイルームを持つ所まであります。しかしこのような環境は、多くのスペースやコストが必要という点では個人が取り入れるには難しいでしょう。

これに対して「どこでもデスク」はスペースやコストの負担をかけずに自分の机の環境を作業や気分に応じて切り替えることができるシステムです。既存のシステムで個人のデスクを対象にしたものはなく、これまでにないシステムと言えます。

個人デスク環境の切り替えと遠隔対話コミュニケーション機能

どこでもデスクの機能は大きく二つあります。一つは個人が作業する際のデスク環境の切り替えです。机の環境を作業や気分に応じて切り替えて作業効率を上げたり気分転換が図れます。デスク環境の切り替えはボタン入力以外にも、作業中に伸びをするジェスチャを認識して仕事環境からリラックス環境に切り替える、カップを手に取るなどオブジェクトに触れることでそのオブジェクトに関連するカフェ空間に切り替える、といったことも可能です。

ラピュタプレゼン
リラックス環境に切り替わった様子(プレゼンで紹介された動画より)

もう一つの機能は遠隔対話コミュニケーションです。どこでもデスクを持った遠隔地にいる相手と会話することができます。会話相手を実写することもエージェントに置き換えて匿名性を確保することも可能。また、双方のデスク環境を切り替えて同じ空間にいる感覚にすることもできます。

実現手段はコストも抑えて

ラピュタプレゼン

どこでもデスクの環境切り替えはデスクの周りに立てた半透明パーティションにプロジェクタから照射して実現。この半透明パーティションは農業用ビニールシートを用いており幅1mが約60円と安価、机に設置する際に必要な筒と合わせても低コストで実現できます。


「どこでもデスクの提供者」vs「デスク環境へのニーズを持つユーザー」という設定でプレゼンター二人の掛け合いで進んだプレゼンは、テンポがよく分かりやすく、本選最初の発表としてスタートを盛り上げてくれました。私は在宅勤務をすることがありますが、そんな人にもぴったりの提案だと思いました。

アイデアを説明する文書

アイデアの詳細は応募の際に提出いただいた以下の文書をご覧ください。
アイデアを説明する文書「【46】半透明パーティションを用いた環境切り替えシステム」 (PDF: 約 0.9MB)

ゲスト審査員賞

ゲスト審査員賞

チーム「ポリクチ」
タイトル「Bottle Switch」
香川大学大学院 ○石井 怜央さん 植 勇希さん

ポリクチチーム

SNSで本当の自分を表現できなくなったあなたに・・・

SNSの普及によって人と人のつながりが増えている現在、コミュニケーションする前にSNSでその人の情報を得られるなど便利な面もある一方、自分が興味のある人とだけしかつながらなくなったり、SNS上での人目を気にして上辺だけの付き合いになるなど、便利になったはずの人と人のつながりが限定されたものになりつつあります。でもそれは理想とする人と人とのつながりでしょうか。本当のあなたはそこにいますか。

そんな問いかけに対する答えを、ボトルメールから着想を得たBottle Switchというシステムで実現します。

ポリクチプレゼン

ランダムに人とつながり、悪い影響を残さないBottle Switch

いわゆるボトルメールとは、瓶に詰めた手紙を海に流して誰かに読まれるのを待つという、昔から存在するメッセージの伝達方法です。誰かに読まれる前に海に沈んでしまったり手紙が届くのに何十年もかかることもあります。

ポリクチプレゼン

今回提案するBottle Switchはボトルメールの利点を保持しながら欠点を補うアプリケーションです。アプリ内の仮想的なボトルメールとして実現するものなので、海や水辺以外の場所に流すことができ、ボトルが拾われる機会を増やしました。また、アプリ内でボトルメールを拾ったあとのやり取りを匿名で行うことができ、人間関係に悪い影響を残しません。

ボトルに詰めたスイッチを入れ替えて生まれる人との出会い

ポリクチプレゼン

Bottle Switchアプリでメッセージを記入して送信すると、サーバがランダムに選んだポイントにボトルを設置します。その近くを通ったユーザはアプリ上でボトルを拾います。拾ったボトルのメッセージが気になったらスイッチを取り出し、ボトルを設置したユーザとチャットすることができます。そのあと、拾ったスイッチを再びボトルに詰めて送信することが可能。Bottle Switchは入れ替えた数だけ出会いの機会が増えるというものです。

Bottle Switchが入れ替えられなくなったとき、それはそのスイッチを持つ人とのつながりを終わらせたくないとき、つまり、気の合う人との出会い、運命の出会いなのかもしれません。


プレゼン冒頭のプロフィール紹介ではEmacs派かVim派か、という話題を振り技術屋の関心も引きながらシステムの技術面をしっかりアピール。それでいてボトルメール本来のロマンチックな側面のアピールも忘れない、硬軟織り交ぜた興味深いプレゼンでした。

アイデアを説明する文書

アイデアの詳細は応募の際に提出いただいた以下の文書をご覧ください。
アイデアを説明する文書「【2】Bottle Switch」 (PDF: 約 0.6MB)

準優勝

準優勝

チーム「kbylab2018」
タイトル「switcheers ~一口ちょうだいから始まるインタラクション~」
信州大学大学院 ○下林 史弥さん 長沼 一平さん
信州大学 高井 亮磨さん 田中 和弘さん 本戸 丈裕さん 松澤 涼平さん

kbylab2018チーム

乾杯すると味が入れ替わる?!

結婚式の二次会など知らない人との交流の場で話しかけにくい、相手のことを覚えられない、ということはありませんか?そんな人に、乾杯することでお互いの味が入れ替わるスイッチをご紹介します。

Switcheersのグラスを持った人同士が乾杯すると、それがスイッチとなって瞬時に飲み物の味、色、香りが入れ替わるというシステム。乾杯でグラスの飲み物の色が入れ替わる、なんてマジックのようでもあり、その場が盛り上がること間違いなし。記憶と五感を関連付けることで、乾杯した相手のことを記憶しやすくなります。

kbylab2018プレゼン

安全な電気味覚、香り、LEDで乾杯グラスを実現

グラスの上部には電気味覚、香りユニット、LEDを設置。香りユニットには香料を格納し、後ろに取り付けたファンを回して香りを送ります。この上部ユニットは3Dプリンタで造形しました。ねじ部分もしっかり閉まるよう設計、造形されています。

kbylab2018プレゼン

グラス下部に設置した加速度センサが乾杯を検知すると、システムは飲み物情報をサーバに問い合わせ、検索した飲み物情報の命令をグラスに送信します。すると、自分のグラスに乾杯した相手の飲み物の味、色、香りが反映されます。

電気味覚とは電気刺激によって感じる味覚のこと。Switcheersで使う電気味覚の電流値は最大180μAですが、ピリピリ感じる程度で人に危険はなく、安全な範囲とのことでした。

飲み物の情報は事前にユーザがアプリケーションを通して設定しておきます。また、乾杯時に使うだけでなく、後で乾杯した相手を思い出すために、ユーザに紐付いた飲み物情報をグラスに再現して乾杯したときのことを思い出すという使い方もあるそうです。

見ている人を魅了した乾杯のデモ

kbylab2018プレゼン

本選では乾杯のデモも。照明を落とした会場でプレゼンターと審査員が手に持つグラスで乾杯するとピンクとブルーの飲み物が入れ替わり、会場がおぉー!とどよめきました。色もきれいで、思わず写真を撮る審査員も。

独創的なオリジナルのガジェットはコンテスト会場だけでなく、パーティ会場でも話題になりそうです。初めての相手に話かけるのが苦手な人は多いと思います。とりあえず、乾杯!で会話のきっかけを作るだけなら誰にでもできそうな気がします。

アイデアを説明する文書

アイデアの詳細は応募の際に提出いただいた以下の文書をご覧ください。
アイデアを説明する文書「【33】switcheers」 (PDF: 約 0.6MB)

審査員特別賞

審査員特別賞

チーム「!kie」
タイトル「NO=EE」
公立はこだて未来大学大学院 ○山川 拓也さん 岩見 建汰さん 熊谷 優斗さん 川島 奨大さん 中 進吾さん

!kie

不快なものを愉快で待ち望むものに入れ替え

皆さんの住居環境はどのようなものでしょうか。特に集合住宅では隣人の生活音や話し声が騒音となり不快感やストレスを与えることがあります。騒音被害の件数は毎年1万件を超えるというデータもあり、騒音は身近で一般的な問題と言えます。

チームの調べによると、騒音被害を受けたとき、壁ドンで応酬する学生がちらほらいるとのこと。このような不快で望まないものを愉快で待ち望むものに入れ替えようというのが本アイデア。騒音のイライラを視覚のワクワクに入れ替えます。

!kieプレゼン

壁ドンで壁に「ドン!」

デモでは本選会場の壁にセンサー(iPhone)を設置、壁をドンとたたくと、壁に「ドン!」という文字が表示されました。

!kieプレゼン

iPhoneのジャイロセンサとマイクで騒音を検知し、センサー情報をエフェクト投影部に送信。騒音位置を推定して波紋やオノマトペによるエフェクトを壁に表示します。

よりワクワクさせるために

プロトタイプを集合住宅に住む学生に試してもらったところ、アンケートの評価では、期待したほどストレスを軽減できそうという意見が出ませんでした。しかし、波紋が表示されること自体にはワクワクしたという感想があったため、投影するエフェクトの完成度を高めればワクワクさせる効果が期待できると考えているそうです。

たとえば、騒音に合ったエフェクトで足音に足跡を表示したり、騒音に驚いて逃げる魚を表示することで、騒音にワクワクできるのでは、と今後の展望を検討されていました。

!kieプレゼン

発表後の拍手の「パチパチ」も壁に投影され、見せ方を工夫したプレゼンは楽しかったです。騒音というものは単なる音の大きさではなく心情によるものが大きいと思います。壁に表示されるエフェクトがストレスを軽減できれば、これを欲しい人は世の中にたくさんいるのではないでしょうか。

アイデアを説明する文書

アイデアの詳細は応募の際に提出いただいた以下の文書をご覧ください。
アイデアを説明する文書「【4】NO=EE」 (PDF: 約 0.5MB)

審査員特別賞

審査員特別賞

チーム「change」
タイトル「こころあくしょん」
武庫川女子大学 ○藤原 円香さん 吉川 以紗さん

changeチーム

体調周期を計測して気分転換を促す

こころあくしょんはスマートウォッチFitbitの利用により手軽にバイタルデータを取得し、体調周期を予測して、不安定な精神状態になる前に気分を変える行動を提案してくれるアプリケーションです。

changeプレゼン

既存のサービスでもヘルスケアのアプリケーションがありますが、自主的に心拍を計測したりアンケートの入力が必要だったり、継続が難しい面があります。これに対して本アイデアはFitbitを使うため定量的なバイタルデータが簡単に取得でき継続しやすい仕組みとなっています。さらにこのデータから体調を推測し、体調が不調となる前に気分転換を促します。

繰り返し利用することで体調にあった行動を提案できる

changeプレゼン

Fitbitは腕時計のように装着するだけで心拍数、睡眠の質などバイタルデータを24時間記録し続けます。加えて、アンケートで気分を入力します。これらの情報をもとに体調周期を推定、体調が不安定なときに気分転換の行動を提案し、アンケートによってその提案を実行したかも確認します。提案した行動を実行した場合としなかった場合の体調の変化を解析することを繰り返し、体調にあった提案を可能にします。

体調の周期はグラフで可視化し、自ら体調の変化に備えることを期待します。

changeプレゼン

最後に今後の展望として、取得した体調周期のデータがうつ病や気分障害の簡易診断ツールとして拡張できると提案されていました。これによってこれまで受診率の低かったケースでも診察を受けやすくなるという効果につながります。

このアイデアの背景にあるうつ病患者の増加と若者の自殺の増加の原因となるストレスをどうにか軽減させたいという発表者の強い思いを感じました。私も実感していますが、自分の体調を事前に知っておくという備えがあるだけでもかなり楽になるのではないでしょうか。

アイデアを説明する文書

アイデアの詳細は応募の際に提出いただいた以下の文書をご覧ください。
アイデアを説明する文書「【6】こころあくしょん」 (PDF: 約 0.4MB)

審査員特別賞

審査員特別賞

チーム「uRL」
タイトル「TASKeai」
大阪工業大学大学院 平田 将人さん 西村 一輝さん
大阪工業大学 ○鈴木 悠太さん 伊谷 昂二さん 大戸 彰馬さん 信川 祐人さん 村田 哲平さん 山中 晶絵さん

uRL

やる気がでない時に気持ちを入れ替えるスイッチ

やらなきゃいけないと分かっていてもやる気が出ないときって誰にでもありますよね。そんなときに気持ちを入れ替えるきっかけとなるスイッチが本アイデアTASKeaiです。

uRLプレゼン

TASKeaiは部屋に入るときに必ず触れる照明用スイッチにタスク管理機能を付けたもの。部屋に出入りするたびにタスクの一覧や達成度を見ることができ、気持ちの入れ替えを促します。

勉強の管理から家事分担の見える化まで

活用方法がいくつか紹介されました。たとえば、自分の部屋に設置すれば学業に関するタスクを管理することができます。登録しておいた仲間のタスク達成度も表示できるので、それを見てやる気が出るという効果が期待できます。

uRLプレゼン

他には、リビングに設置して家事をタスク化する使い方も考えられます。家事の達成度や誰が家事をしているのか負担割合を見える化することで、やる気が出なくても誰かがしないといけない家事を、家族みんなで分担しようと考えるきっかけになります。

uRLプレゼン

実際にTASKeaiで家事をタスク化すると母親の家事分担が多いと感じたという発表者の声もありました。このあたりをアピールすれば、いまだに女性に家事が偏りがちな現状を変えるきっかけになるのでは、と個人的にも期待しています。見える化は大事ですね。

アイデアを説明する文書

アイデアの詳細は応募の際に提出いただいた以下の文書をご覧ください。
アイデアを説明する文書「【27-1】TASKeai」 (PDF: 約 0.5MB)

おわりに

本レポートでは2018年度に開催したソフトウェアアイデアコンテスト OGIS-RI Software Challenge Award の本選の模様と受賞作品をご紹介しました。

毎年コンテストのテーマは社員がアイデアを出し合って決めています。テーマを出すとき優勝に匹敵するアイデアが社員にある訳ではもちろんなく、応募書類が届くまでどのようなコンテストになるのか本当に分からないのがこのコンテストです。今年も多くのアイデアを応募していただいてコンテストが成立しました。応募してくださったすべてのチームの皆さんに、あらためて心から感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

集合写真
表彰式後の集合写真(最前列中央はオージス総研代表取締役社長 西岡信也、最後列中央はゲスト審査員 コクヨ株式会社 山崎篤様)