ユーザーに聞いても、本当のニーズはわからない?
アンケート結果をもとに開発したアプリも
あまり使われていない...
我々の製品を使う楽しみを広げようと、ユーザー登録してくれた購入者にいろいろなアプリを提供している。ところが、なかなかダウンロード数が伸びないものもあれば、ダウンロードされてもまもなくアンインストールされてしまうものも少なくない。何がいけないんだろう?
せっかくアプリをダウンロードしていただいたのですから、まずは離脱者を減らしたいところですね。なぜ使ってもらえないのか、その理由を把握していますか?
それがよくわからない。たびたびアンケートを行って、ユーザーがほしいと思うアプリを作っているつもりなんだけどね。ところが、アクセスログを見ると、ダウンロードしたアプリを最初は使ってくれるのにだんだん使わなくなるユーザーがいるんだ
アンケートの結果を反映させているのにも関わらず、アプリが使われていないとしたら何か理由があるはずです。ユーザー自身も意識していないところに本当のニーズがあるのかもしれません。アンケートでわかる「ユーザー自身が意識しているニーズ」は氷山で言えば頭の部分だけなのです。
ユーザーのニーズに応えるサービスを
よりスムーズに開発する方法はないかな?
その対応は頼もしいけど、そうスムーズにいくもの?ステップが多くてサービスのリリースまでかなりの時間と労力がかかりそう。
そうしたご心配はごもっともです。そこで当社では、短いサイクルで企画から開発、検証までを繰り返す「アジャイル開発」によって、本当に価値のあるものを早く見つけ、ユーザーに早く届けることを図ります。
短いサイクルと言っても企画・開発・検証を何度も繰り返したら余計に時間がかかるのでは?
すべてのアイデアをカタチにするのではなく、優先順位が高いものを選び、最小限のプロダクトを素早く作ってその価値を検証し、方向性を修正しながら進めるのです。それにより短期間で高価値なサービスをリリースすることも可能になります。
検証のフェーズでは、実際にユーザーにサービスを使ってもらい、フィードバックを受けては企画フェーズに戻って考え直すということを繰り返します。実ユーザーに体験してもらうことで、本当に喜んでもらえるものを見つけ、サービス化するのです。
それならユーザーのニーズを満たせるものがスムーズに作れそうだ。
オージス総研では、アジャイルのコンサルチームがお客様のチームの一員として、企画→開発→検証→改善というサイクルを早く回すご支援を行います。お客様側も様々なセクションの方々でチームを構成されると思いますが、そのチームビルディングもご支援します。
いいね。すべてのプロセスを一緒に進めてくれるんだ。例えば、ユーザーがデジタルサービスをどのように使っているのか、プログラムで自動的にログを集計し、AIで解析して仮説を立てるといったこともできるんだよね?そうなると人の出る幕はないな。
いいえ、ITを活用して取れるのはログでしかなく、改善サイクルを回す時にはリアルなユーザーの声が必要になります。むしろ、ユーザーの声を取得する手段の一つであるインタビューにご協力いただく方を見つけるためにアクセスログを使うという方法があります。
また、AIを駆使する際にも外部情報は必要です。具体的には、例えば「業務知識をベースとした見込み」です。というのも、世の中のトレンドなどでユーザーの志向はどんどん変化していくので、ログはもちろん行動観察でも読みきれないものはたくさんあります。そこで威力を発揮するのは、経験豊かな業務担当者による「次に来るのはこれ」という勘です。業務知識をベースとした見込みが入ることで、ユーザーの志向が変化するタイミングと、AIによる解析で最適解を導き出すタイミングがより近くなります。業務担当者の経験や勘は、その会社の財産です。
つまり、「ログなどのデータ」「フォーカスインタビューや行動観察の結果」、そして「業務担当者の知見」。この3つを合わせることで、ユーザーにとってなくてはならない価値あるサービスが生まれるはずです。
自分たちの経験や知識も財産かぁ。やる気がわいてきた!
デジタルでつながることで、今や生活者一人ひとりの志向が見えるようになりました。画一的なサービスを提供していればよかった時代とは違い、価値観の異なるユーザーそれぞれに合ったサービスを提供する「ワン・トゥ・ワン・マーケティング」が必要です。それを実践することで、「この会社は自分のことをわかってくれている」とユーザーが無意識に思うようになり、囲い込みが実現するというわけです。ぜひオージス総研をパートナーにしていただいて、継続的なデジタル価値を一緒に創っていきましょう!