【セミナー開催レポート】「顧客理解とアイデア発想の有機的なつながりが産む新しい価値づくり~誰もが実践できるようにするための生成AI活用法~」
開催概要
2025年6月26日、シナジーマーケティング社20周年記念カンファレンス「Marketing Solution Days〜マーケティング現場が動き出す〜」にご招待いただき、弊社コンサルタントの海老原が登壇しました。
テーマは「顧客理解とアイデア発想の有機的なつながり~誰もが簡単に顧客理解を深められる生成AI活用法~」。
同社の阪口氏と対談形式で講演を行いました。
当日は約400名の方にご視聴いただき、
「顧客調査の見立てや着眼点がクリアになった」「生成AIの活用方法が、インサイト抽出や商品アイデアの参考になった」
など、実務に直結する学びが得られたという声が数多く寄せられました。
人気セッションとして大きな盛り上がりを見せた様子をお届けします。

(左)シナジーマーケティング社 阪口氏
(右)弊社コンサルタント 海老原
当日の対談の様子
顧客理解を深めるための視点
本セッションでは、弊社がパイオニアとして長年培ってきた「行動観察」のアプローチをもとに、顧客理解を深めるための方法や重要なポイントについて解説しました。
商品開発などでよく実施されるアンケート調査は、ざっくり全体像を把握することはできても、潜在ニーズの掘り起こしには適していません。人は、自分の考えや感じていることを、必ずしも的確に言葉で表現できず、また、自覚できていないことも多いからです。
そこで重要となるのが、顧客に直接答えを求めるのではなく、「行動としての事実」と、その行動を起こした際の「状況・思考・感情」を捉えることです。
そして、捉えたものを、"ありのまま"に叙述し、情報の解像度を高めることで、顧客の感情の揺らぎがどこにあるのかが明らかになり、「何をどう変えれば、顧客はより幸せになるのか」を発見する手がかりが得られます。
こうした顧客理解の深化が、新たな価値づくりへとつながることを、具体事例と共に紹介しました。
生成AIの活用
この"叙述"には一定のスキルが求められますが、近年注目を集める生成AIは、この分野で優れた特性を発揮します。
生成AIの得意とする、豊かな言語表現力を生かした叙述を引き出すために、どのようにプロンプトを組み立てるのか。また、結果として生成されたデータのどこに注目して読み解くべきか、リサーチャーの視点から実践例を交えて解説しました。
誰もがすぐに取り入れられるノウハウとして提示し、参加者の大きな関心を集めました。
セッションの3つのポイント
●顧客理解を深めるためには、「行動の事実とその際の状況、思考や感情を重視する」こと
●新しいアイデア想起には、「顧客の感情(気持ち)の揺らぎに着目し、読み解く」こと
●生成AIの実践的活用には、「リアルで豊かなデータ生成と、そのデータを読み解く力」が不可欠
詳細レポート
このセッションの詳細は、シナジーマーケティング社のカンファレンスレポートにて公開しておりますので、ぜひご覧ください。(外部サイトに遷移します)
「生成AIを活用して顧客理解から新たな価値を創造するためのポイント | Synergy!20周年カンファレンスレポート2 | ストーリー | シナジーマーケティング株式会社 公式企業サイト」
また、弊社の考え方や取り組みについてより詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。
イベント開催概要
名称:「Marketing Solution Days~マーケティング現場が動き出す~」
日時: 2025年6月26日(木)11時10分~11時50分
主催: シナジーマーケティング株式会社
形式: オンライン(Zoomでの配信)
登壇者情報

2025年9月2日公開
2025年9月24日更新
※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は公開当時のものです。予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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