第7話 はじまるくんキョウへ向かう
いよいよ、はじまるくんはキョウへ向かうことになりました。
はじまるくんが地球に来て、今までにない人ごみを行くのですから、最初は時間をかけていくことにします。
はじまるくんが山をはなれると、どんどん空気がおいしくなくなってくるのに気がつきました。そして、はじまるくんの星である、なにかが星は、エネルギーとしては電気と水素の文化なので、はじめて地球の車を見たときに、後ろから煙のような気体を吐き出しているのに、びっくりしたのです。
そう、なにかが星の車は、電気で動いているのです。
また、なにかが星は、材料としては木がメインの文化なので、大部分が金属でできている車をみても、びっくりしたようです。
どうやらキョウは京都と呼ばれているようです。
ビルは、なにかが星では鉄骨は一部使われていますが、やはり強化木材が主流なので、東大寺の大仏殿の倍くらいの大きさの建物になります。
京都に行く途中では、あまり高層ビルがないので、その大きさには違和感がないのですが、コンクリートという無機質的な感じの外観には、ちょっと違和感を持ったようです。
人ごみ交通量の多さにもなれ、かなり京都に近づき、清水寺に入りました。
はじまるくんは、ここを中心に京都を探索してみようと思いました。
どうも、こういった感じの寺院が、なにかが星にもあり、木造建築物ばかりの環境に、安らぎをおぼえたのでした。