運用自動化プラットフォームKompiraとは?特長と導入メリット、事例について

Kompiraとは

運用自動化プラットフォームKompiraとは?

 Kompiraとは、既存の運用フローをそのまま自動化でき、手作業で行っていたさまざまなITシステムとの連携が可能な自動化連携処理基盤です。
 昨今、クラウド利用やDX推進などで各企業のシステム数は増大し、アラート監視や障害対応、定期的に行う定常作業など、システム運用業務は多岐にわたり、運用担当者の負荷は増えるばかりですし課題も次々出てきます。こういった状況を改善するには「運用の仕組みを変える」必要があります。

 Kompiraは「AlertHub」「Pigeon」「Sonar」「Greac」をはじめとする業務ごとの自動化サービス(Kompira Cloud)を始め、システム全体の運用自動化を実現する「Enterprise」をシリーズとして提供しており、これらのサービスを単体、または連携させた自動化ソリューションで、「運用の仕組みを変える」を実現できます。

運用自動化の推進やKompiraの導入・活用に役立つPDF資料

運用自動化の推進やKompiraの導入に役立つ、下記のようなPDF資料がダウンロードできます。貴社の運用自動化を推進させるヒントにご活用ください。

運用自動化を成功させる3つのステップ

6450_three_step.jpg運用自動化が進まない理由と「運用自動化の進め方」を解説した資料
運用自動化の6つの社内障壁とその突破方法

6450_six_barrier.jpg運用自動化を進めるときに発生する社内障壁とその突破方法を解説した資料
Cloud ArchのAI分析を活用した2つのAIOps事例
6450_aiops_twocase.jpgサーバーの障害予兆検知などのAIOpsの事例をご紹介した資料

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Kompiraシリーズの概要

Kompira AlertHub : アラート自動判断

 AlertHubは、オペレータに頼っていたさまざまな監視アラートの判断業務を、丸ごと自動化。エンジニアで行っていた自動化を、誰でも簡単に、クラウド、データセンター、オフィスネットワークからの監視アラート判断業務を自動化できます。

Kompira Pigeon : エスカレーション自動架電

 Pigeonは、簡単設定でエスカレーション電話を自動化し、システム担当者が気付けないリスクを軽減します。重大なアラートを確実に担当者に届ける自動電話を導入することで、運用担当者の課題も解決し、かつ、24時間稼働するサービスを安全に守ります。

Kompira Sonar : 構成管理自動化

 Sonarは、構成管理をエージェントレスで自動化。どこに何があるか分からない?を、『見える化』します。 オンプレ環境でもクラウド環境でも構成情報の収集が可能で、今までは難しかったオンプレとクラウド両方の構成情報を一元管理できます。また、セグメントを分けてのサービス単位での管理もできます。

Kompira Greac : セキュアなリモートアクセス

 Greacは、システム運用の対象となるセキュアな環境に対して安心安全なリモートアクセスを実現します。システム運用のリモート作業に必要となる、証跡管理や、アクセス権限の管理がオールインワン。複数の担当者が同一画面を同時に操作可能であり、操作ログも画面録画にて保管できます

Kompira Enterprise : 運用業務フロー自動化

 Enterpriseは、運用自動化連携処理基盤としてこれまで人手で行ってきたさまざまな運用業務を、現状のフローを変えることなくさまざまなシステムに連携する役割を担い、運用業務を自動化ができます。

Kompira Enterprise

※Kompira Enterpriseは、これまで人手で行ってきたさまざまなシステムに連携する役割を担います。

Kompiraの特長

 これまで人手で行っていた定常作業をはじめとする、システム障害対応やネットワーク機器設定変更などのさまざまなITシステム運用業務を手順や業務フローを変えることなくそのまま自動化できます。また、さまざまなツールとの連携ができるので既存ツールを変えることなくスムーズに自動化へ移行できますので、既存ツールの有効活用ができます。
 ジョブフローを作成することで複雑な手順や業務フローにも対応できるので、自動化開始後の仕様追加・変更にも柔軟に対応することができます。

Kompira Enterpriseの連携実績(一部)

Kompira Enterpriseの連携実績(一部)

運用自動化の推進やKompiraの導入・活用に役立つPDF資料

運用自動化の推進やKompiraの導入に役立つ、下記のようなPDF資料がダウンロードできます。貴社の運用自動化を推進させるヒントにご活用ください。

運用自動化を成功させる3つのステップ

6450_three_step.jpg運用自動化が進まない理由と「運用自動化の進め方」を解説した資料
運用自動化の6つの社内障壁とその突破方法

6450_six_barrier.jpg運用自動化を進めるときに発生する社内障壁とその突破方法を解説した資料
Cloud ArchのAI分析を活用した2つのAIOps事例
6450_aiops_twocase.jpgサーバーの障害予兆検知などのAIOpsの事例をご紹介した資料

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Kompiraの導入メリット

 日々増加する運用業務にKompiraを導入することで得られるメリットについてご紹介します。

属人化を防ぐことができる

 これまで人手で行ってきたさまざまなシステムを連携する役割を、Kompiraが代わりに担いますので、担当者が異動や辞めてしまってもこれまでと変わらず業務が行え、属人化が解消されます。

人為ミスを防ぐことができる

 定期的な作業やアラート監視やディスパッチなど、単純ではあるが日々繰り返し行う業務やシステムの増加・複雑化にともなう運用業務の負荷増加で作業が形骸化し、人為ミスが起こりやすくなりますが、Kompiraで自動化することで、人手での作業を減らし人的対応による不確実性を防ぐことができます。

運用の人手不足を解消できる

 運用現場の課題として多く言われるのが人手不足です。前項でも言いましたが、システムの増加・複雑化により、運用リソースは逼迫していることでしょう。人手の作業をKompiraに任せることで、エンジニアやオペレータの負荷は大幅に軽減し、人手不足を解消することができます。
 また、その空いた時間を使って、新たな業務を行うなり、スキルアップやスキルチェンジのために有効活用するなど副次効果も得られます。この副次効果が、自動化を行うことでの最大のメリットだとも言えます。

Kompiraの活用事例

 前述してきた通り、Kompiraはさまざまなケースで自動化が可能となります。

    <一例>
  • システム障害対応自動化
  • セキュリティアラート対応自動化
  • NW機器設定変更自動化
  • SSL証明書管理自動化
  • アカウント発行業務自動化

以下に、一部の活用事例を具体的に紹介します。

システム障害対応自動化

 障害対応は24時間待機しているオペレータに負荷がかかるだけでなく、夜間休日もエスカレーションされるエンジニアやその家族にも大きな負荷をかけます。Kompira Enterpriseで障害対応を自動化すると、オペレータが行うアラート受け、フォルスアラート確認だけでなく、エンジニアが行う深い情報取得やサービスの正常性確認、障害対応までノンストップでの自動化できますので、オペレータ・エンジニア両方の負荷を軽減できるうえにサービス品質も向上させられます。
 また、対象システムが増加しても増員する必要がなくなりますのでコスト削減にもつながります。

<自動化の概要>

自動化の概要

 システム障害発生を監視サーバーが検知し、Kompira Enterpriseに通知。Kompira Enterpriseが通知内容を解析し、アラートを分類します。アラートの内容ごとにアクションを設定できますので、システム担当者へのエスカレーション電話が必要なアラートなら「Kompira Pigeon」で自動電話を、直接再起動などの処理を実行する場合は監視対象システムにてコマンドを実行します。

セキュリティアラート対応自動化

 セキュリティ監視では、大量の攻撃検知ログが発生します。検知された攻撃は多くの場合Redmineなどのチケット管理ツールで管理されていますが、攻撃検知のログはセキュリティエンジニアが目視で確認する必要があります。 しかし、セキュリティデバイスが発報する攻撃アラートの中には誤検知や過検知も大量に含まれており、目視での確認には限界があります。
 Kompira Enterpriseを導入すれば、誤検知と過検知のチケットを自動的にクローズできますので、運用オペレータの工数を削減するとともに、セキュリティエンジニアを分析業務に集中させることが可能です。

<自動化の概要>

<自動化の概要>

 セキュリティデバイスが発報する攻撃アラートに含まれる誤検知、過検知を自動的にクローズ。定型業務である作業報告のレポート作成を自動化することで、オペレータやエンジニアは本当に対応が必要な対応に専念する時間を確保することができます。

Kompira(自動化)を導入するうえで

 多くの運用の現場では、人手不足による属人化やブラックボックス化、繰り返し作業による人為ミスなどの課題が問題となっており、解決策として自動化を検討される企業も多いことでしょう。とは言え、運用自動化を導入するにあたり重要なことは、まず対象となる業務の洗い出しを行い可視化することです。単に自動化を導入してしまうと、担当者が異動になったり、辞めてしまったりすれば、更にブラックボックス化してしまいますので、注意も必要です。

運用自動化の推進やKompiraの導入・活用に役立つPDF資料

運用自動化の推進やKompiraの導入に役立つ、下記のようなPDF資料がダウンロードできます。貴社の運用自動化を推進させるヒントにご活用ください。

運用自動化を成功させる3つのステップ

6450_three_step.jpg運用自動化が進まない理由と「運用自動化の進め方」を解説した資料
運用自動化の6つの社内障壁とその突破方法

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Cloud ArchのAI分析を活用した2つのAIOps事例
6450_aiops_twocase.jpgサーバーの障害予兆検知などのAIOpsの事例をご紹介した資料

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Kompiraを使った『Cloud Arch』のご紹介

 ここまでは、Kompiraについてご紹介させていただきましたが、ここからはKompiraを自動化エンジンのベースとして採用し提供させていただいております、オージス総研の運用自動化ソリューション「Cloud Arch」について簡単にご紹介していきます。
 Cloud Archは、数多くの自動化テンプレートを用意していますので、これまでの運用を変えることなく容易に自動化へ移行することができますし、業務にあったテンプレートを利用することで、業務の可視化も合わせて行えます。

運用自動化ソリューション『Cloud Arch』 (Powered by Kompira)

 運用自動化ソリューション『Cloud Arch』とは、我々オージス総研がこれまで培ってきましたノウハウをもとに、人ありきのレガシーなシステム運用や、クラウド利用により複雑化したシステム運用に対し、事象の把握(モニタリング)、操作・対応(自動実行)、判断(AI分析)の3つの機能から運用の自動化、高度化を行い、エンジニアやオペレータを運用から開放するためのソリューションとなります。

3つの機能

1. モニタリング
 クラウドネイティブ環境と従来のオンプレ環境とを合わせて、さまざまな監視と連携したダッシュボードを提供し、ITシステムを一元的に監視することが可能です。また、新たな監視システムの構築・実装まで支援もできます。

2. 自動実行
 ハイブリッドクラウド環境の維持運用を自動実行することで、エンジニアやオペレータを維持運用から解放し、IT人材を有効活用できます。また、自動化の事前アセスメントや業務可視化から実装・運用まで一貫しての支援ができます。

3. AI分析
 モニタリングログからシステムの動きを分析し、リソース・コストの最適化や通常外の不自然動作検出および改善策までをベストプラクティスに基づいてご提示します。

最後に

 オージス総研では、Kompiraを導入し数多くの自動化に取り組み、3年間で7,500時間以上の運用工数削減を達成しています。この実績をもとに生まれたのが、運用自動化ソリューション「Cloud Arch」です。これまで培ってきました運用実績から、豊富な自動化メニュー(テンプレート)を取り揃えていることに加え、有資格エンジニアがお客様環境に合わせてカスタマイズすることも可能です。また、無料で自動化を試行いただける環境(障害アラート自動コール試行版)もご用意しておりますので、ご興味のある方は是非ともお問い合わせください。

※Kompiraは、(株)フィックスポイントの商標登録となります。
※(株)オージス総研はKompiraの正規販売パートナーです。

運用自動化ソリューション「Cloud Arch」概要資料

ハイブリッドクラウドの運用自動化ソリューション「Cloud Arch」のできることなどを解説した概要資料です。クラウド運用の「Before/After」、人手不足解消の「Before/After」、インシデント対応の「Before/After」など、導入後のイメージについてご紹介しています。

資料の内容・目次を確認する

※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は公開当時のものです。予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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