複雑でバリエーションの多い「カード入会審査」
その審査条件の明確化と審査業務の効率化と透明化を実現するBRMS
カード入会審査の問題点
カード入会審査は提供サービスを決定するための極めて重要なプロセスです。しかし審査システムとその処理にはいくつかの課題がありました。特に、審査条件が複雑化しており、どのように判断されているのかは担当者以外にとってブラックボックスのようなものでした。そのため、法改正や不正入会防止策に伴う審査条件の変更には、関係者への説明と合意形成に多くの時間とコストがかかっていました。また、実際の作業では目視によるチェックが多く、審査に時間がかかるという問題もありました。
BRMS(ビジネスルール管理システム)導入による変革
これらの課題を解決するために、BRMS(ビジネスルール管理システム)が導入されました。BRMSはビジネスロジックをプログラム言語の形式ではなく、複数の表の形式で管理し、表に記載されたルールに基づいて判定処理を行います。複雑な審査条件が表形式で整理されるので、誰でも理解できる形で可視化が可能となります。
BRMS(ビジネスルール管理システム)採用によるメリット
BRMSの採用により、審査業務の見える化が実現し、審査の過程が明確になりました。具体的には、審査合否や与信枠の根拠がはっきりし、誰でも理解できる仕組みとなりました。また、審査条件の変更も簡単に行えるようになりました。システムの開発作業においては、従来は改修業務に1~2ヶ月かかっていましたが、BRMS導入後にはわずか0.5ヶ月で完了するようになり、コストも1/2から1/4に削減されました。
自動化により審査業務を効率化
今までは目視によるチェックが不可欠でしたが、この作業が自動化されることで、審査担当者の業務時間が大幅に短縮されました。その結果担当者の負担が軽減され、より多くの案件を処理できるようになりました。顧客はより早くカードを受け取ることができ、顧客満足度の向上にもつながりました。
<詳しい資料がご覧になれます>
BRMSを活用したルールベースの審査システムの活用は審査の公平性を保証し、顧客に対しても信頼性の高いサービスが提供できるようになります。
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2025年7月10日公開
※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は公開当時のものです。予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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