モダナイゼーション ~業務の可視化~

企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることで、未来のビジネス環境に適応していくことが可能になります。モダナイゼーションはDXを実現するための基盤ともいえます。モダナイゼーションによる期待効果として、業務の効率化、生産性の向上、コスト削減、業務プロセスの最適化等がございます。前回は、モダナイゼーションによる業務効率化の具体例をご紹介いたしました。 今回は、モダナイゼーションを進める上での第一歩である業務の可視化についてお伝えいたします。

業務可視化の必要性

業務可視化は、現行のプロセスや業務フローを把握し、改善に向けた道筋を描くための重要なステップです。情報の整理に留まらず、既存の業務課題を把握し、解決する機会でもあります。

  • 現状把握と課題特定: 無駄や非効率を見つけ、改善点を明確化
  • 透明性と共通理解: 全関係者が同じ情報を持つことで、スムーズな合意形成
  • リスク管理: 事前にリスク要因やボトルネックを把握することで、問題の拡大を防止

業務可視化の進め方

暗黙知を含めて形式知化することが業務可視化の鍵となります。従業員個々の経験や勘に基づく知識を文書化し、標準化することで、組織全体の知識共有が進み、業務の効率化が実現されます。社員が感じ取れていない暗黙知、属人化業務における暗黙知の可視化には、外部の専門家による本音の引き出しにより、真の課題を浮き彫りにする方法もあります。

  • 形式知の整理: 現在の業務に関する文書や手順を整理
  • 暗黙知の形式知化: 従業員の経験や勘、属人化業務内容を文書化
  • 形式知の再整理: 形式知の再整理: 整理された情報を統合、業務プロセスを可視化

可視化のイメージ

業務の可視化(イメージ図、事例)

業務の可視化(イメージ図、事例)

弊社ツール(無料ダウンロード)を用いて作成したフロー図です。
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暗黙知の可視化(イメージ図)

暗黙知の可視化(イメージ図)

行動観察とは・・・
「人」と「場」から得られた事実を、俯瞰・洞察・構造的に解釈することで、可視化されていない潜在的なノウハウやスキル、コツ等を見出す、課題解決を実現していく一連の手法です。

※ご参考資料:暗黙知の形式知化(目次を見る資料請求する

様々な"場"において"人"がどのような行動をしているかを観察し、得られた暗黙知を加えた現状(As-Is) から、あるべき姿(To-Be)を検討する際に、生成AIを活用することも可能と考えております。

※ご参考資料:生成AIのご活用(目次を見る資料請求する

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2025年8月25日公開

※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は公開当時のものです。予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

関連サービス

  • 業務可視化(業務フロー)をベースにした業務改善コンサルティング

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