レジリエンス工学に基づく安全の取り組み Safety-Ⅱ 実践のご支援

企業の「安全」の取り組みにおける課題・背景

安全の取り組みにおいて、以下のような課題はございませんでしょうか。

・安全に対する活動、取り組みのモチベーション、活動レベルの低下
 - 事故や事象が発生するたびに、原因究明と改善を行っているが、個人に原因を帰結させてしまう傾向がある
 - 改善のたびに、現場でやることや規則が増えてしまう

・事故や事象が少なくなってきている反面、失敗から学ぶ機会が減少している

・ルールの遵守を周知するだけでは事故、事象が減っていかない

これらの課題に対しては、これまでの「事故・事象の原因を究明し、そこから学ぶ」アプローチだけでは閉塞感があり、別のベクトルでの安全に対する取り組みも必要となってきます。

Safety-ⅠとSafety-Ⅱ

企業の「安全」の取り組みにおいて、従来の「事故・事象の原因を究明し、そこから学ぶ」アプローチ(Safety-Ⅰ)だけでは閉塞感があるなかで、レジリエンス工学に基づく「Safety-Ⅱ」の、『成功から学ぶ、成功を増やす』考え方が注目を集めています。

■Safety-Ⅰ:失敗から学ぶ、ミスを減らす
 -従来の安全に対するアプローチ、過去にベクトルを向ける取り組み
 -0.1%の「事故が起きたとき」の対応事例を対象にする
 -人を「失敗の責任要因」の1つとみる
  (失敗原因や失敗につながるリスク要因を探り、個人の性格や資質に行きついてしまう)
 -失敗を実践教育する機会がない、モチベーションDownの弊害

■Safety-Ⅱ:レジリエンス工学に基づく考え方、成功から学ぶ、成功を増やす
 -99.9%の「日常のうまくいっている」事象を対象にする、今を起点に未来の対策にベクトルを向ける取り組み
 -人を「うまくいくための制御要因」とみる。人が予兆・違和感を察知し、未然に防ぐ手を打つことでうまくいっている状態をつくっている
 -事例や実践教育機会が豊富、日常的な行動をほめることでモチベーションUpの副次効果

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Safety-Ⅱ実践のハードルとアプローチ

Safety-Ⅱ実践にむけたハードルとして、以下のようなことが考えられます。

<Safety-Ⅱ実践のハードル>
 ・従来とは異なる安全に対するとらえ方なので、概念やとらえ方を理解する必要がある
 ・概念が理解できても、現場の活動や取り組みとして具体的に何をすればよいかわからない
 ・日常のうまくいっている状態≒何事も起きていない状態を起点とするため、何に着目すればよいかわからない

これらのハードルを踏まえてアプローチを設計していく必要があります。Safety-Ⅱの実践にあたって重要な要素として、予測、モニタリング、対処、学習の4つがあります。オージス総研では「現場事実」を起点に、『可視化』『開発』『展開』の3Stepでご支援します。

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<Step.1>可視化フェイズ
現場の「日常の状態」を生み出している属人的なノウハウや熟練者の「何気ない行動」「当たり前の行動」から、日常の状態をつくっているノウハウや工夫を可視化します。

<Step.2>展開ツール開発フェイズ
何を予測し、何をモニタリングし、どんな対処をしているか、それは何から学習したのか。何事も起きない状態にするためのノウハウや工夫を展開、定着させる教育アプローチと、自らが積極的にノウハウや工夫を生み出す動機づけのアプローチの両面から取り組みます。

<Step.3>展開フェイズ
社内で水平展開・自走を可能にするための取り組みを支援します。

可視化における行動観察の適用

抽出が難しいとされる、「日常の何事もない状態」をつくっている「何気ない行動」「当たり前の行動」について、オージス総研が長年提供する『行動観察』を適用。科学的な知見の観点から、現場の日常にある「事実」に「気づき」、行動の背景にある潜在的理由や意味づけを含む分析により、ノウハウや工夫の可視化が可能となります。

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安全の取り組みの高度化・Safety-Ⅱ 実践のご支援についてご興味のある方、詳細について知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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「行動観察」を活用したコンサルティング

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